理工・生命科学部教養科目KLAC Course
BSP100LC(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)物理学基礎IBasic Physics I
赤松 茂Shigeru AKAMATSU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工・生命科学部教養科目KLAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H3313 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工・生命科学部教養科目>Category | 理系教養科目(理科系) |
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Outline (in English)
Introduction to classical dynamics (1) which includes; vector representation of motion of mass point, Newton’s laws of motion and their application to motion prediction for a particle, work and energy, conservative force and potential energy, and conservation of energy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
質点のさまざまな運動を運動方程式によって求める古典力学の基本概念を学ぶ.
到達目標Goal
自然科学,工学全体の基礎となる線形代数や微積分などの基礎数学を,力学という具体的な課題への応用を通じて身につける。
本科目で例題として取り組む課題は,一見すると高校で学んだ物理の問題と似かよって感じられるかもしれないが,物体の位置を位置ベクトルを用いて表現し,その運動を規定する運動方程式をたて、これを微積分を駆使して解くことによって、運動を具体的に記述するという点では,解法のアプローチはまったく異なっている。具体的には,運動の記述法,運動の3法則,さまざまな力の作用による質点の運動を運動方程式から導くケーススタディ,運動量,運動エネルギー,仕事とポテンシャル,力学的エネルギー保存則などを学ぶ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回の講義内容を要約したレジメならびに毎回の履修内容についての理解を深めるために宿題として課される演習問題の受領、宿題とされた演習課題答案の提出、そして次回の授業時に自身の到達度を確認するフィードバックとしての正解表の受領など、これらすべての情報の授受は「学習支援システム」Hoppiiを通じて行う予定です。
また、新型コロナの感染状況によっては、本科目の授業は教室における対面形式ではなく、遠隔会議システムを利用したオンライン授業となる可能性がありますが、Zoomを介しての板書・スライド投影による解説とHoppiiを介しての事前・事後の資料授受による情報共有によって、対面授業とほぼ同等の内容を提供できる見込みです。
オンラインでの開講となった場合の、オンライン授業の方法や各回の授業計画の変更、成績評価方法の変更などについては、学習支援システムでその都度提示する。春学期の授業は,原則としてオンラインで行う。 詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:運動の表し方(1)
位置と座標系、ベクトルとスカラー、位置ベクトルと変位ベクトル、ベクトルの基本的性質
2:運動の表し方(2)
速度、加速度、位置の微分によって速度、加速度を求める、微分法の復習
3:運動の表し方(3)
加速度の積分によって速度、位置を求める、積分法の復習、等加速度運動、等速円運動
4:力と運動(1)
慣性座標系、運動の3法則、運動方程式
5:力と運動(2)
作用反作用の法則、いろいろな力(摩擦力、張力)
6:いろいろな運動(1)
運動方程式を解く、一様な重力による運動、平面内の放物運動
7:いろいろな運動(2)
束縛された質点の運動(連結された質点の運動、斜面や軌道上の運動)
8:いろいろな運動(3)
摩擦や空気抵抗のある運動、単振動
9:質点の運動の様子
運動量、運動量の保存則、質点の運動エネルギー
10:仕事
一定の力がする仕事、仕事の一般的定義、仕事率
11:保存力とポテンシャル(1)
保存力とは、保存力のポテンシャルを求める
12:保存力とポテンシャル(2)
保存力場のポテンシャルから働く力を求める、保存力場の判定
13:力学的エネルギー(1)
力学的エネルギー保存則に基づく運動解析(斜面上の運動)
14:力学的エネルギー(2)
力学的エネルギー保存則に基づく運動解析(単振動)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
本科目では、高校で学んだ数学のうち、ベクトル、行列、数学Ⅲの微分積分を一通りは理解しているという前提で授業を進める。これらの理解が不十分な場合には、並行して、高校数学について復習あるいは独習を行ってほしい。
また、毎回の授業で宿題として課される演習問題に取り組むことで、授業で学んだ知識の定着をはかってほしい。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は特に定めない。必要に応じて、プリントを配布する。
参考書References
基礎物理学 上 (有馬 朗人 編 学術図書出版社)
その他、必要に応じて講義中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は学期末の定期試験を主とする(70%)が、原則として毎回宿題として課する演習課題の提出状況とその結果も加味して(30%)、総合的に評価する。合否判定は、期末試験の得点と宿題の得点とを重み付け合算して、その60点以上を合格とする。合格者に対するS~Cの4段階評価は、原則として、期末試験の得点に対する相対評価で判定する。
オンラインでの開講となった場合、成績評価の方法と基準も変更する場合がある。
その場合の具体的な方法と基準は、担当教員が学習支援システムで提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の授業内容に対応した演習問題を課題とすることで、講義内容の定着を図るようにした。また、演習課題の提出回数が少ない者、その達成度(正解率)が低い者に対しては、ラーニングサポーターによる支援を活用するように勧めている。
その他の重要事項Others
担当教員から、学習支援システムを通じた連絡がないか、日ごろから確認をよくするようにしてください。