人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J3(社会福祉学 / Social Welfare 500)福祉臨床系特殊講義ⅡAdvanced Study on Social Work II
佐藤 繭美Mayumi SATO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S2042 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~3 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory |
人間福祉専攻 選択・必修科目 |
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Outline (in English)
This course introduces the bereavement care in social work practices to students taking this course.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ソーシャルワークにおける死別ケアに関する研究を理解する
到達目標Goal
本講義では、ソーシャルワークにおける援助関係を理解した上で、人が生きるということの線上にある「死」について、専門職としてのアプローチの仕方について理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
死生にかかわるテーマを設定し、受講者の関心と合わせながら、輪読・議論を行っていく。具体的には、担当教員の専門領域やこれまでの研究から導出されたことを明らかにし、本講義の基盤を形成して行く。その上で、受講者の関心に合わせたテーマを定め、関連する文献等を収集し、報告を行っていく。報告された内容・文献について、提起された課題について議論して行く。フィードバックの方法として、リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。授業計画の変更がある場合には、学習支援システムでその都度提示する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業の進め方、文献紹介
第2回:ソーシャルワークにおける死別とケアの実際①
死別に関する研究
第3回:ソーシャルワークにおける死別とケアの実際②
悲嘆に関する研究
第4回:ソーシャルワークにおける死別とケアの実際③
グリーフケアに関する研究
第5回:成年後見と尊厳死①
ドイツにおける事前指示書の概要
第6回:成年後見と尊厳死②
事前指示書の法的概要
第7回:意思決定支援と尊厳死①
意思決定支援の方法
第8回:意思決定支援と尊厳死②
意思決定支援の課題
第9回:死生をめぐるソーシャルワーク研究①
文献読み込み
第10回:死生をめぐるソーシャルワーク研究②
課題検討
第11回:死生をめぐるソーシャルワーク研究③
ディスカッション
第12回:死生をめぐるソーシャルワーク研究④
死生をめぐる感情とケア
第13回:死生をめぐるソーシャルワーク研究⑤
専門職の死生観
第14回:研究の動向についてのまとめと議論
秋学期を通して学んだことを議論しまとめとする
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業前に提示された文献を通読した上で、論点を洗い出しておくこと。また、報告を求める場合は、単なる発表にならないよう、議論をする準備をしておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
あらかじめ指定しない。授業の中で話し合い、決定する。
参考書References
清水哲郎・島薗進(2010)『ケア従事者のための死生学』
成績評価の方法と基準Grading criteria
・授業内報告 50%
・課題提出 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生とコミュニケーションをとることが評価されているので、その点を意識して取り組みたい。
その他の重要事項Others
社会福祉士として社会福祉協議会に勤務した経験をもとに、実践と理論の融合について教示していく。
担当教員の専門分野
<専門領域>ソーシャルワーク論、死別ケア
<研究テーマ>
・ソーシャルワークにおける死別ケアとACP
・セルフヘルプ・グループ論(特に自閉症者と家族)
<主要研究業績>
①自閉症の人の死別経験とソーシャルワーク.明石書店 2011年
②医療ソーシャルワーカーと精神保健福祉士のグリーフとその対応 : 共通性と相違性.ホスピスケアと在宅ケア 25(1)2017.
③アドバンス・ケア・プランニング先進国の状況とわが国における課題.医療ソーシャルワーク67号.2019