人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY600J2(心理学 / Psychology 600)論文研究指導Master's Thesis Research
望月 聡Satoshi MOCHIZUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 研究指導科目 |
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Outline (in English)
This course guides students in their conducting research and writing master's thesis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
修士論文に関わる研究遂行や論文執筆に関する指導を行います。
完成度の高い修士論文を作成することを目的とします。
到達目標Goal
研究テーマに関わる専門的な知見や手法を学ぶことができます。
実際に研究を遂行する経験によって、研究デザインや研究法、統計的分析などの技能を深く身につけることができます。
修士論文の執筆を経験することにより、研究論文執筆の技能を身につけることができます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP3」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
演習形式です。修士論文にかかる研究指導のための科目ですから、基本的には受講生が能動的に学修を進めていくスタイルになります。
受講生各自により研究は進められ、その進捗状況に応じて指導・助言を行います。授業計画に記載された各回の進度は受講生それぞれに変わることがあります。
対面時に直接もしくはメールにより、随時フィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション
修士論文作成のプロセスについて。
第2回:研究のかたちをつくる(1-1) リサーチクエスチョンの設定
研究のアイデアから、関連する研究論文を検索・調査し、読んでみる。
第3回:研究のかたちをつくる(1-2) リサーチクエスチョンの設定
自分の経験から生じた疑問や関心をリサーチクエスチョンの形に構造化する。
第4回:研究のかたちをつくる(1-3) リサーチクエスチョンの設定
臨床心理学研究における典型的な問いの形、研究デザインや統計的手法のバリエーションの観点から、自らのリサーチクエスチョンを洗練させる。
第5回:研究のかたちをつくる(1-4) リサーチクエスチョンの設定
優れたリサーチクエスチョンが備えるべき5つの条件に照らして吟味し、リサーチクエスチョンを確定させる。
第6回:研究のかたちをつくる(2-1) 仮説の導出
仮説検証型研究となるのか、仮説生成型研究になるのかを吟味する。
第7回:研究のかたちをつくる(2-2) 仮説の導出
データの分析枠組み、研究者と対象との関係性などについて検討し、仮説を設定する(仮説検証型研究の場合)。
第8回:研究のかたちをつくる(3-1) 研究デザインの立案
量的研究を行う場合、質的研究を行う場合の研究デザインについて検討し、研究計画の原案を作成する。
第9回:研究のかたちをつくる(3-2) 研究デザインの立案
研究法(実験法・調査法・観察法・面接法・検査法)について検討する。
第10回:研究のかたちをつくる(3-3) 研究デザインの立案
研究デザイン(仮説検証型/仮説生成型、量的研究/質的研究)の観点、および研究法の観点から総合的に吟味し、研究計画を決定する。
第11回:研究を遂行する(1-1)データの収集
研究計画に沿ってデータ収集を進める。(1)
第12回:研究を遂行する(1-2)データの収集
研究計画に沿ってデータ収集を進める。(2)
第13回:研究を遂行する(1-3)データの収集
研究計画に沿ってデータ収集を進める。(3)
第14回:中間まとめ
現在までの進捗状況を確認し、第15回以降の予定を確認します。
第15回:研究を遂行する(2-1)データの分析
収集されたデータに対して、分析計画に沿って分析を行う。(1)
第16回:研究を遂行する(2-2)データの分析
収集されたデータに対して、分析計画に沿って分析を行う。(2)
第17回:研究を遂行する(2-3)データの分析
収集されたデータに対して、分析計画に沿って分析を行う。(3)
第18回:研究を遂行する(3-1)結論の導出
分析結果をもとに、研究成果について考察を行い、結論を導く。(1)
第19回:研究を遂行する(3-2)結論の導出
分析結果をもとに、研究成果について考察を行い、結論を導く。(2)
第20回:研究を遂行する(3-3)結論の導出
分析結果をもとに、研究成果について考察を行い、結論を導く。(3)
第21回:論文を執筆する(1)
論文の「方法」セクションの執筆完了を目指す。
第22回:論文を執筆する(2)
論文の「結果」セクションの執筆完了を目指す。
第23回:論文を執筆する(3)
論文の「問題と目的」セクションの執筆完了を目指す。
第24回:論文を執筆する(4)
論文の「考察」セクションの執筆完了を目指す。
第25回:論文を執筆する(5)
論文のその他のセクション(「引用文献」「目次」等)の執筆完了を目指し、論文全体の完成に近づける。
第26回:論文を完成させる
論文全体を通して推敲し、修士論文を完成させる。
第27回:発表準備
口頭試問や修士論文発表会に向けてプレゼンテーションを作成する。
第28回:まとめ
口頭試問、修士論文発表会
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
修士論文作成に係る指導を受ける科目であるため、主体的に取り組み、研究を進めていく必要があります。したがって、授業時間外の学習に多くの時間を必要とします。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しません。
参考書References
日本心理学会(2015).執筆・投稿の手びき https://psych.or.jp/manual
『臨床心理学研究法特論』 小川俊樹・望月聡(編著) 放送大学教育振興会
『心理学の実践的研究法を学ぶ(臨床心理学研究法1)』 下山晴彦・能智正博(編) 新曜社
『アナログ研究の方法(臨床心理学研究法4)』 杉浦義典 新曜社
『量的研究法(臨床心理学をまなぶ7)』 南風原朝和 東京大学出版会
『質的研究法(臨床心理学をまなぶ6)』 能智正博 東京大学出版会
成績評価の方法と基準Grading criteria
修士論文の完成度(50%)、研究への取り組み(50%)として総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
神経心理学、認知行動病理学