人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2(心理学 / Psychology 500)臨床心理学研究法特論Research Methodology in Clinical Psychology
長山 恵一Keiichi NAGAYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S1053 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門展開科目(研究法科目) |
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Outline (in English)
In this course, students will gain clinical psychological interview knowledge and techniques that are applicable in clinical practice.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
臨床心理学研究法の重要な方法論の一つである面接技法の基本について学ぶことが授業のテーマである。
到達目標Goal
インテーク面接やカウンセリング面接の基本的な技法や面接者の態度を実際の臨床場面でも応用・実施できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
2冊の教科書に沿いながら、なるべく実践的な問題に焦点をあてて授業をすすめていく。ロールプレイや視聴覚教材を使用しつつ、実践に役立つような技法的なポイントや面接者の態度などについて理解が深められるよう授業を進める。オンラインの開講となった場合、それに伴う各回の授業計画の変更等については、学習支援システムでその都度お知らせします。
課題等のフィードバックは必要に応じて授業支援システムを通して行う予定です.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業の進め方
授業の進め方の具体的説明
第2回:面接技法の基本的な諸問題の学習(1)
『対話精神療法の初心者への手引き』の第1~3章に沿って心理面接の基本を講義していく
第3回:面接技法の基本的な諸問題の学習(2)
『対話精神療法の初心者への手引き』の第4~6章に沿って心理面接の基本を講義していく
第4回:面接技法の基本的な諸問題の学習(3)
『対話精神療法の初心者への手引き』の第7~8章に沿って心理面接の基本を講義していく
第5回:インテーク面接の基本的知識と技術・態度
インテーク面接の基本的知識や技術・態度を具体的な事例をもとに講義する
第6回:インテーク面接のロールプレイ(1例目)
学生が面接者役となり、クライエント役を教員が行い、実際のインテーク面接場面をロールプレイで行う。次回までに各自インテークをレポートにして提出。
第7回:1例目のインテーク面接の振り返り学習
提出されたインテーク・レポートをその場で講評し、前回のインテークを振り帰り、インテークのポイントを理解していく。
第8回:インテーク面接のロールプレイ(2例目)
2例目のインテークのロールプレイを行う。1回目と同様にインテークのまとめをレポートで提出。
第9回:2例目のインテーク面接の振り返り学習
2例目のインテークレポートの提出と講評。インテークを振り帰り、インテークのポイントをさらに深く理解していく。
第10回:「グロリアと3人のセラピストたち(視聴覚教材)」を見る。
「グロリアと3人のセラピストたち(視聴覚教材)」を視聴し、ポイントを解説し、議論をする。
第11回:カウンセリング面接技法の基本と面接者の態度について学ぶ(1)
東豊氏の心理面接の視聴覚教材(DVD)を活用し、面接のポイントを理解していく(心理面接の導入)。
第12回:カウンセリング面接技法の基本と面接者の態度について学ぶ(2)
東豊氏の心理面接の視聴覚教材(DVD)を活用し、面接のポイントを理解していく(心理面接の展開)。
第13回:カウンセリング面接技法の基本と面接者の態度について学ぶ(3)
東豊氏の心理面接の視聴覚教材(DVD)を活用し、面接のポイントを理解していく(心理面接の終結の仕方)。
第14回:実際のカウンセリング事例の提示
実際のカウンセリング事例を提示し、それについて議論しレポートを提出させる
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書については次回講義予定の部分は精読しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
(1)『対話精神療法の初心者への手引き』平成9年刊、神田橋條治著、花クリニック神田橋研究会 電話0492-46-1065 FAX03-3375-6035で購入してください(500円程度)
(2)『内省心理療法入門』光元和憲著、山王出版、1997 2700円程度
参考書References
その都度、必要に応じて適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点と日頃の授業態度を総合して成績を評価する(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度の授業改善アンケートは現在集計中につき、結果が出次第それを授業に生かしたい。
その他の重要事項Others
授業の展開によって、上記の授業計画は若干の変更があり得ます。
担当教員の専門分野
比較精神療法、精神医学