人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
PSY500J2(心理学 / Psychology 500)臨床心理学特論Clinical Psychology
金築 優Masaru KANETUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | S1002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
臨床心理学専攻 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
This course provides an overview of the field of clinical psychology. Major topics include history and current controversies, professional activities of clinical psychologists, psychological assessment methods, and psychotherapy approaches.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
臨床心理学の基礎を学ぶために、臨床心理面接、臨床心理査定、臨床心理地域援助、臨床心理学研究法の4つの柱について、それらの意義や課題等について考えていきます。
到達目標Goal
将来心理専門職として活動していく上で、臨床心理学の全体像を把握し、今後何を学び身に付けていく必要があるかを理解し、自らの学びのテーマを深めることが、この授業の到達目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP3」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期は、臨床心理学に関する文献を用いて、講義、グループ発表、ディスカッションを行います。秋学期は、各受講生に修士論文のテーマについて個人発表をしてもらい、臨床心理学の理論や研究法を学んでいきます。課題等の提出・フィードバックは、授業内及び学習支援システムを通じて行う予定です。なお、授業の展開によって、授業計画には若干の変更があり得ます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
自己紹介、授業の目的と進め方、成績の評価法を示します。
第2回:臨床心理学の歴史
臨床心理学の歴史を概説し、ディスカッションします。
第3回:臨床心理学の現状
臨床心理学の現状を概説し、ディスカッションします。
第4回:臨床心理面接にまつわる領域の検討とディスカッション1
臨床心理面接の概論に関する文献を配布し、それを用いて、講義、ディスカッションを行います。
第5回:臨床心理面接にまつわる領域の検討とディスカッション2
臨床心理面接の概論に関する文献を随時配布し、それを用いて、グループ発表、ディスカッションを行います。
第6回:臨床心理面接にまつわる領域の検討とディスカッション3
臨床心理面接の概論に関する文献を随時配布し、それを用いて、解説、グループ発表、ディスカッションを行います。
第7回:臨床心理査定にまつわる領域の検討とディスカッション1
臨床心理査定の概論に関する文献を随時配布し、それを用いて、講義、ディスカッションを行います。
第8回:臨床心理査定にまつわる領域の検討とディスカッション2
臨床心理査定の概論に関する文献を随時配布し、グループ発表、ディスカッションを行います。
第9回:臨床心理査定にまつわる領域の検討とディスカッション3
臨床心理査定の概論に関する文献を随時配布し、解説、グループ発表、ディスカッションを行います。
第10回:臨床心理地域援助等にまつわる領域の検討とディスカッション1
臨床心理地域援助等に関する文献を随時配布し、それを用いて、講義、ディスカッションを行います。
第11回:臨床心理地域援助等にまつわる領域の検討とディスカッション2
臨床心理地域援助等に関する文献を配布し、それを用いて、グループ発表、ディスカッションを行います。
第12回:臨床心理地域援助等にまつわる領域の検討とディスカッション3
臨床心理地域援助等に関する文献を随時配布し、それを用いて、解説、グループ発表、ディスカッションを行います。
第13回:臨床心理地域援助等にまつわる領域の検討とディスカッション4
臨床心理地域援助等に関する文献を随時配布し、それを用いて、グループ発表、今後の課題について議論します。
第14回:春学期のまとめ
春学期のまとめをします。
第15回:秋学期のオリエンテーション
秋学期の授業の進め方を示します。
第16回:臨床心理学におけるエビデンス
臨床心理学におけるエビデンスの重要性について考えます。
第17回:臨床心理学における研究の位置づけ1
臨床心理学における研究の目的について概説します。
第18回:臨床心理学における研究の位置づけ2
臨床心理学における研究の意義について概説します。
第19回:臨床心理学研究における問題意識に関する個人発表1
各自の研究テーマについて、先行研究を個人発表してもらいます。
第20回:臨床心理学研究における問題意識に関する個人発表2
各自の研究テーマについて、先行研究の課題を個人発表してもらいます。
第21回:臨床心理学研究における問題意識に関する個人発表3
各自の研究テーマについて、先行研究等を個人発表してもらい、ディスカッションします。
第22回:臨床心理学研究における問題意識に関する個人発表4
各自の研究テーマについて、先行研究の問題点を個人発表してもらいます。
第23回:臨床心理学研究における問題意識に関する個人発表5
各自の研究テーマについて、先行研究の動向を個人発表してもらいます。
第24回:臨床心理学研究における問題意識に関する個人発表6
各自の研究テーマについて、先行研究の動向や課題を個人発表してもらいます。
第25回:臨床心理学研究における方法論に関する個人発表1
各自の研究テーマについて、量的研究法を個人発表してもらいます。
第26回:臨床心理学研究における方法論に関する個人発表2
各自の研究テーマについて、質的研究法を個人発表してもらいます。
第27回:臨床心理学研究における方法論に関する個人発表3
各自の研究テーマについて、研究法等を個人発表してもらいます。
第28回:秋学期のまとめ
秋学期に学んだことを振り返ります。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
春学期、秋学期ともに発表があるため、そのための準備が必要となります。また、授業で配布する資料は、次の回の授業までに熟読し、分からない点等は、各自調べておくことを求めます。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しません。
参考書References
適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(授業態度やディスカッションへの貢献の度合い)(50%)、発表内容(30%)及び期末レポート(20%)について総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の意見を求める機会を多く作るようにします。
担当教員の専門分野等
<専門分野>
臨床心理学、認知行動療法(認知行動カウンセリング)
<研究テーマ>
認知行動療法の理論(特に、知覚制御理論)に関する研究
<主要研究業績>
『心配に関するメタ認知的信念尺度の作成及び信頼性・妥当性の検討』(共著、パーソナリティ研究16(3)、2008年)
『大学生の心配に対するメタ認知に焦点を当てた認知行動的介入の効果』(共著、感情心理学研究17(3)、2010年)