人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J1（社会福祉学 / Social Welfare 500）福祉経営特論Social Welfare Management
千葉 正展Masanobu CHIBA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | S0019 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 専門展開科目（システム・マネジメント系） |
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Outline (in English)
This program aims to master the conceptual framework of the social welfare corporation's management. Considering the difference between the social welfare corporation and the commercial enterprise, we will argue the "mission maximizing behavior" of the social welfare corporation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
地域福祉の主たる担い手の社会福祉法人には,高い公益性と非営利性のもと,自立と自律の経営が求められている.社会福祉法人の経営行動モデルの理解を目指す
到達目標Goal
本講義では,1)規制業種としての特殊性の理解, 2)福祉経営の特殊性の理由, 3)非営利組織の財務管理,ｶﾞﾊﾞﾅﾝｽ,ｻｰﾋﾞｽ管理の理解を目指すものである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
経営学や経済学の履修経験なしでも可.現場事例や行政資料などを参照しながら,講義形式や演習を交えて行う.各授業実施日の都度,学習支援ｼｽﾃﾑを用いたﾐﾆﾃｽﾄを行い受講者にﾌｨｰﾄﾞﾊﾞｯｸする.
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：「福祉経営」とは何か？
福祉サービスと経営の概念の確認
第2回：社会福祉法人制度
社会福祉法人制度の特徴と必要性
第3回：措置制度について
措置制度の仕組み、資金の使途制限
第4回：介護保険制度について
介護保険の仕組みと資金使途制限緩和
第5回：非営利法人の存在意義
社会福祉法人の法制度的必要性
第6回：社会福祉法人制度の立法趣旨
社会福祉法人の歴史背景・意義
第7回：社会福祉と市場原理
市場原理による福祉の有効性と限界
第8回：福祉の経営行動モデル
社会福祉法人と企業の経営ﾓﾃﾞﾙ
第9回：社会福祉法人制度改革
社会福祉法人制度改革の背景と意義
第10回：社会福祉法人会計基準の概要
社会福祉法人会計制度
第11回：財務諸表に基づく経営実体の推定
財務諸表による経営実体推定演習
第12回：減価償却の自己金融効果
投下資本の回収条件と経営の永続性
第13回：社会福祉法人の内部留保
内部留保批判と問題点を考える
第14回：地域公益活動と経営開示
地域公益責務の意義と方向性
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講の事前準備として,以下の3点をまとめること.①社会福祉法人制度,②社会福祉法人制度改革の概要,③非営利法人の存在意義.本授業の準備学習,復習時間は各1時間を標準とする
テキスト（教科書）Textbooks
「福祉経営論」/千葉正展－ヘルスシステム研究所刊
参考書References
新MINERVA社会福祉士養成ﾃｷｽﾄ「福祉ｻｰﾋﾞｽの組織と経営」-ﾐﾈﾙｳﾞｧ
「経済政策論」/辻村江太郎－筑摩書房l
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は,平常点及びﾐﾆﾃｽﾄ(上記)(50%)と最終日の試験(50%)により評価する
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
福祉経営論の考え方を,受講生の個々の研究テーマと関連付けて,検討,議論を行うことが有効だと考えている
担当教員の専門分野等
福祉経営論,社会福祉法人財務諸表論
オフィスアワー
授業の開始前または授業後に教室で質問,相談を受付ける