人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J1（社会福祉学 / Social Welfare 500）リハビリテーション特論Social Rehabilitation
八重田 淳Jun YAEDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | S0015 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 1・2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 専門展開科目（システム・マネジメント系） |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
1. To be able to explain the general idea of rehabilitation philosophy and science with your own words.
2. To be able to explain individual planning and program evaluation of a given rehabilitation case.
3. To be able to design rehabilitation research by stating research questions and future research issues.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
リハビリテーションの哲学、歴史、領域、制度、実践を踏まえ、国際的な視点から最先端の研究について学ぶ。
到達目標Goal
１．リハビリテーションの哲学と科学について自身の言葉で説明することができる。
２．リハビリテーションの事例を挙げ、個別計画の立案及び事業評価方法について説明できる。
３．リハビリテーションの研究課題について論じ、解決すべき研究課題について適切な研究計画を立てることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で行う。受講生は講義内容に対して口頭で所見を述べることが求められる。
講義は、最初に、リハビリテーションの理念に関わる基本概念、およびそれと密接に関連する障害構造論について明確にする。そのうえで、リハビリテーションの４大領域と対象者を整理する。さらに、リハビリテーション支援の方法と過程、リハビリテーション活動を支える地域ネットワークとチーム、社会資源について論じる。最後に、リハビリテーションに従事する人材と倫理、国際的な研究及び解決すべき研究課題について論じる。受講生は、上記に挙げた３つ到達目標に関する口頭発表及びレポートの提出を求められ、その内容と質について評価を受ける。
課題に対しては、授業内やHoppii等を活用してフィードバックを行う予定にしている.
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：リハビリテーションの理念
リハビリテーションの変遷と理念、自立、リハビリテーションの目的と方法
第2回：障害論
障害の範囲、ＩＣＦ、体験としての障害
第3回：リハビリテーションの領域-1
トータル・リハビリテーション、医学的リハビリテーション、教育的リハビリテーション
第4回：リハビリテーションの領域-2
職業的リハビリテーション、社会的リハビリテーション
第5回：リハビリテーションの対象者-1
障害構造と対象者の広がり、身体障害、知的障害、発達障害
第6回：リハビリテーションの対象者-2
高齢機能障害、生活困窮者、保護観察対象者、文化的ハンディキャップ、被災者、ニート
第7回：リハビリテーションの対象者-3
統合失調症、うつ病、気分障害、てんかん、高次脳機能障害、若年性認知症
第8回：リハビリテーション支援の方法
人的サービス、経済的サービス、物的サービス、リハビリテーション情報支援サービス、地域リハビリテーション、ソーシャルワーク
第9回：リハビリテーション支援の過程
アセスメント、プランニング、インターベンション・モニタリング、評価、フォローアップ
第10回：地域ネットワークとチーム
地域ネットワーク、チームワーク、ネットワークの構築と維持、人的支援の構造
第11回：リハビリテーションに関する社会資源-1
障害者福祉に関する諸制度、リハビリテーションに関する法律・制度、社会資源の活用（社会環境的資源）、アシスティブテクノロジー、ボランティア
第12回：リハビリテーション人材と倫理
リハビリテーションの専門性、倫理の原理、倫理的ジレンマの解決
第13回：リハビリテーション研究法−１
量的研究法、質的研究法、混合法
第14回：リハビリテーションの国際化
科学的エビデンス、リハビリテーションの最新国際動向と研究課題
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業内で紹介する参考文献等を事前学習しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
職業リハビリテーションの基礎と実践．日本職業リハビリテーション学会編（編集代表：相澤欽一、朝日雅也、小川浩、倉知延章、八重田淳），中央法規, 2012
その他、必要に応じて適宜紹介する。また、資料を配付する。
参考書References
1. リハビリテーションの哲学（八重田淳）．法律文化社，2001
2. リハビリテーション連携論（澤村誠志，奥野英子編），2009
3. Educational Transitions: Moving Stories from around the world. (Jindal-Snape, D,ed.), New York: Routledge. 2009
4. 発達障害支援ハンドブック：医療、療育、教育、心理、福祉、労働からのアプローチ.日本発達障害学会監修、金子書房, 2012
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題レポート（40％）講義への参加姿勢（60％）春学期の少なくとも前半がオンラインでの開講となったことにともない、成績評価の方法と基準も変更する。具体的な方法と基準は、授業開始日に学習支援システムで提示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
わかりやすく理解しやすい講義を工夫する。一方的な講義ではなく、学生中心の論議を促し、アクティブラーニングに基づいた授業を進める。それゆえ、学生の皆さんとは、講義内容から触発を受けながらも、その範疇にとらわれない広範な質疑応答と論議のできることを期待している。その意味で、論議への積極的な参加を求めたい。
担当教員の専門分野等
職業リハビリテーション、リハビリテーションカウンセリグ、リハビリテーション工学、生涯発達科学、国際リハビリテーション
オフィスアワー
授業の開始前または授業後に教室で質問・相談を受け付けます。