法務研究科Law School
LAW500A2(法学 / law 500)刑法ⅡCriminal Law Ⅱ
佐藤 輝幸Teruyuki SATO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | V1821 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2, 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 必修 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
法律基本科目群(基礎科目) 刑事系 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We study about offenses against personal interests except property and offenses against national interests.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
刑法典第2編に規定されている犯罪類型のうち、財産犯を除く個人的法益に対する罪及び国家的法益に対する罪を中心に,それぞれの犯罪の趣旨及び成立要件を学修する。
到達目標Goal
刑法各論のうち、財産犯を除く個人的法益に対する罪及び国家的法益に対する罪の主たる犯罪について,基本的な判例を理解し,それを前提に解釈論を展開することができる。
また,刑法各論に特徴的な,保護法益を基礎に,精緻な解釈論を展開するという思考方法を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の前半で既修事項について復習の確認及び応用的問題の検討を行った後,新規学修事項の講義を行う。
いずれに対しても,授業支援システムにあらかじめ授業の概要と質問事項をアップしておき,授業中に指名して回答を求める。
確認テストは定期試験までに時間を設け,定期試験は定期試験解説週間で,それぞれ講評を行う。
なお,感染状況により,大学または研究科全体の判断よりも早くオンライン授業に移行する可能性がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス。個人的法益に対する罪概論。生命・身体に対する罪1
授業の進め方,予習の方法,基本書の選び方等の説明。個人的法益に対する罪概論。生命・身体に対する罪概論。
第2回:生命・身体に対する罪2
殺人罪。
第3回:生命・身体に対する罪3
暴行罪,傷害罪。
第4回:生命・身体に対する罪4
過失致死傷罪,堕胎罪。
第5回:生命・身体に対する罪5
遺棄罪。
第6回:自由に対する罪1
自由に対する罪総論,逮捕・監禁罪。
第7回:自由に対する罪2
略取・誘拐罪。
第8回:自由に対する罪3
強姦罪,強制わいせつ罪。
第9回:住居に対する罪
住居侵入罪。
第10回:人格に対する罪1
名誉毀損罪・侮辱罪。
第11回:人格に対する罪2
公共の利害に関する特例。秘密漏示罪。
第12回:信用及び業務に対する罪
信用毀損罪,業務妨害罪。
第13回:国家的法益に対する罪1
国家的法益に対する罪総論。
第14回:国家的法益に対する罪2。確認テスト
公務執行妨害罪。信用及び業務に対する罪までの範囲についての確認テスト。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
該当範囲について,各自の基本書を一読した上で,事前に指定された質問事項について考えておくこと。
また,授業開始まで(夏期休業など)に,刑法総論の復習及び刑法各論の入門書(例えば,井田良『入門刑法学各論』(第2版,有斐閣,2018)など)を読んでおくことを強く薦める。
質問事項の検討には,毎回3~4時間程度の時間がかかることを想定している。それに加えて,試験前に全体の復習を兼ねて,15時間程度の試験勉強を行うことは,知識の定着を図るために有益であろう。
テキスト(教科書)Textbooks
西田典之ほか編『判例刑法各論』(第7版,有斐閣,2018),
末永秀夫ほか『犯罪事実記載の実務』(7訂版、実務法令、2018)及び,
六法(小型のものでよい)は,毎回持参すること。
参考書References
基本書類については,以下のものを参考に,各自で自由に選択してよい(初回のガイダンスで説明する)。
井田良『講義刑法学・各論』(有斐閣,2016)
西田典之『刑法各論』(第7版,弘文堂,2018)
松原芳博『刑法各論』(日本評論社,2016)
山口厚『刑法各論』(第2版,有斐閣,2010)
今井猛嘉ほか『リーガルクエスト刑法各論』(第2版,有斐閣,2013)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での発言20%,確認テスト30%,期末試験50%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
議論している論点がどの要件に関するものなのか,伝わっていないことがあるようである。レジュメ等に修正を加えていくが,受講生の側でも,どの要件の議論をしているのか,常に意識するようにして欲しい。