法務研究科Law School
LAW500A2（法学 / law 500）商法Commercial Law
明田川 昌幸、笹久保 徹Masayuki AKETAGAWA, Toru SASAKUBO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | V1561、V1562 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2, 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 必修 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
法律基本科目群（基礎科目） 民事系 |
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Outline (in English)
Students will study on general principle of commercial law. Students will study on theory and important cases of shareholder meeting and responsibilities of directors.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
商法では、学生が商法の全体像を把握した上で、会社法の総論と株式会社の機関の分野についての、基本的な法規制・裁判例・学説の理解とその応用ができるように、それらの分野についての解説と検討を行う。
到達目標Goal
学生が商法の全体像を把握した上で、会社法の総論と株式会社の機関の分野についての、基本的な法規制・裁判例・学説の理解と応用ができるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「ＤＰ１」と「ＤＰ２」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
テキストと参考書や六法を素材に、商法の全体像を概説した上で、会社法の総論と株式会社の機関の分野について、解説と検討を行う。授業内容の理解に必要な場合には、商法総則・商行為法や手形法・小切手法についても簡単に触れる。授業中に取り上げられると予想される判例については、インターネットやデーターベース等で、あらかじめ目を通しておくことが望ましい。各授業回の内容は、授業の進度等に応じて、若干前後にずれることがある。定期試験解説期間にフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：商法概説
会社法総論
商法総則・商行為法、会社法、手形法・小切手法の概説
会社の種類・特徴
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト 5-17頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版1頁～17頁。
第2回：株式会社法の基礎
株式会社の特徴・キーワード
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト18-25頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版18頁～27頁。
第3回：株式会社の機関
株式会社の機関についての総説
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト130-137頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版142頁～149頁。
第4回：株主総会１
株主総会についての総説とその招集手続
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト137-147頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版149頁～156頁。
第5回：株主総会２
株主総会の議事・決議
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト147-161頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版156頁～176頁。
第6回：株主総会３
株主総会決議の瑕疵
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト162-168頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版176頁～183頁。
第7回：取締役
取締役の資格・員数・任期・選任・終任
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト168-173頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版184頁～196頁。
第8回：取締役会
取締役会の権限と運営
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト173-186頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版196頁～204頁。
第9回：代表取締役
代表取締役の地位と代表権
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト186-191頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版204頁～214頁。
第10回：監査役
会計監査人
会計参与
監査役会
指名委員会等設置会社
監査等委員会設置会社
非取締役会設置会社
監査役・会計監査人・会計参与の資格・任期・選任・終任・権限・報酬等
監査役会の権限・運営等
指名委員会等設置会社における取締役と取締役会、三つの委員会の構成と運営、執行役
監査等委員会設置会社の概要
非取締役会設置会社における株主総会と取締役
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト191-216頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版273頁～311頁。
第11回：役員等の義務
利益相反取引
善管注意義務と忠実義務、取締役・執行役と会社の利益相反取引
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト216-223頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版214頁～227頁。
第12回：競業取引
報酬規制
取締役・執行役の競業取引
取締役・執行役の報酬規制
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト223-230頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版227頁～241頁。
第13回：役員等の会社に対する責任
役員等の任務懈怠責任、経営判断原則、監視義務違反等
責任の免除・軽減・消滅、株主代表訴訟等
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト231-250頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版241頁～262頁。
第14回：役員等の第三者に対する責任
直接損害・間接損害、名目的取締役・登記簿上の取締役の責任等
［準備学習等］
明田川クラス→テキスト250-256頁の予習
笹久保クラス→会社法詳解2版262頁～267頁。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・明田川クラス
授業で解説が予定されているテキストの部分と、それに関連する条文にあらかじめ目を通し、自分で理解できるところとわからないところを認識したうえで、授業に参加することが望ましい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
・笹久保クラス
予習としては、指定された教科書の講義予定の部分、および、関連する条文を一読しておいていただきたい。また、適宜、柴田和史『日経文庫ビジュアル 図でわかる会社法〔第2版〕』も見ておいていただきたい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
・明田川クラス
伊藤靖史ほか『会社法 第5版 (LEGAL QUEST)』有斐閣（2021年春刊行予定）。
（各授業回に掲載の頁は、第4版の頁である）
・笹久保クラス
柴田和史『会社法詳解〔第3版〕』（商事法務、2021）。笹久保クラスの指定教科書「第3版」は2021年春に出版される。受講生は初回の授業で教員の説明を受けてから購入すること。各授業回に掲載の頁は、第 2 版の頁である。
参考書References
・明田川クラス
会社法判例百選〔第３版〕。
・笹久保クラス
柴田和史『日経文庫ビジュアル 図でわかる会社法〔第2版〕』（日本経済新聞出版社、2021）、『会社法判例百選〔第3版〕』（別冊ジュリスト229号）（有斐閣、2016）、『商法判例百選』（別冊ジュリスト243号）（有斐閣、2019）。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・明田川クラス 期末試験100％。
・笹久保クラス 期末試験100％。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・明田川クラス
理解が難しい項目については、プリント配布や板書による解説等を心がけたい。
・笹久保クラス
プリントの配布や図解が好評であったため、引き続き行う。