法務研究科Law School
LAW500A2(法学 / law 500)基礎ゼミⅡBasic Seminar Ⅱ
遠山 純弘Junkou TOOYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | V1341 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~ |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | 選択 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
法律基本科目群(応用科目) 民事系 |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In Basic SeminarⅠ-Ⅱ students learn about legal thinking, how to understanding judical precedents and how to writing (legal) sentences.
In Basic SeminarⅡ students especially learn about them through exsamining the problems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・法学未修者は、2年次から法学既修者と同じクラスで学習することになる。そのため、法学部の学生が4年間の学修を通して身に着けた知識やスキルを1年間で身に着けることが要求される。そこで、基礎ゼミⅠ、Ⅱでは、学生(法学既修者を含む)が法律を学ぶ上で必要とされる知識やスキルを身に着けることを目的する。
・より具体的には、法律学習において最も基本となる、①法律的な考え方とは何かを理解し、法的な考え方ができるようになること、②教科書や判例集の調べ方や読み方を理解し、実際に読めるようになることを目的とする。また、司法試験では、知識を修得するだけでなく、答案を書くことも重要である。そこで、③課題の検討を通して、法律的な考え方を修得するとともに、法律文章を書ける(起案ができる)ようになることも目的とする。
・基礎ゼミⅡでは、基礎ゼミⅠで修得したことを前提に、問題検討を通して、上記①、②、③ができるようになることをその目的とする。
到達目標Goal
・基礎ゼミⅡでは、実践を通して、学生が、①法律的な考え方とは何かを理解し、問題を法的に考えることができるようになること、②教科書や判例集の調べ方や読み方を理解し、実際に判例を読むことができるようになること、③課題の検討を通して、法的な考え方を修得するとともに、法律文章を書く(起案する)ことができるようになることが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・下記「授業計画」記載のとおり、課題の検討を通して、論点および関連判例の整理をし、その後、判例の事案分析を通して、判例の持っている意味や射程について検討する。
・また、以上の議論をまとめる形で、授業外で課題に対して起案を行ってもらう。
・課題等の解説は、授業内において行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:①ガイダンス
②基礎ゼミⅠ内容の確認
秋学期の授業の進行についての確認をする。
つぎに、基礎ゼミⅠで修得した知識の確認をする。
第2回:第1回問題検討
課題(意思表示の瑕疵)について、問題検討を通して、判例の論点や判例の意味を理解する。
[準備学習等]
指定された判例を読んで理解してくる。
第3回:第2回問題検討
課題(共有)について、問題検討を通して、判例の論点や判例の意味を理解する。
[準備学習等]
指定された判例を読んで理解してくる。
第4回:第1回起案解説
課題(物権的請求権の相手方)についての起案について解説を行う。
[準備学習等]
課題についてそれぞれ再検討してくる。
第5回:第3回問題検討
課題(使用者責任)について、問題検討を通して、判例の論点や判例の意味を理解する。
[準備学習等]
指定された判例を読んで理解してくる。
第6回:第4回問題検討
課題(不当利得)について、問題検討を通して、判例の論点や判例の意味を理解する。
[準備学習等]
指定された判例を読んで理解してくる。
第7回:第2回起案解説
課題(担保物権)についての起案について解説を行う。
[準備学習等]
課題についてそれぞれ再検討してくる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・各授業において、次回授業の課題をかす。参加者は、その課題をきちんと予習して授業に臨んでもらいたい。
・また、基礎ゼミⅠ、Ⅱは、積み上げ式で学修が進んでいく。そのため、各授業については、前回授業の内容を理解してくることが必要となる。したがって、前回までの授業について不明な点がある場合には、次回の授業までに不明な部分をきちんと調べて理解してくるか、質問するなどして、前回までの授業内容をきちんと理解してお
くことが必要となる。
・基礎ゼミⅡは、1年次の春学期、秋学期の各授業と連動して授業を行うので、各授業で取り上げられた事項についてはきちんと理解していることが必要となる。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・民法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴで使用したレジュメおよびテキストを用いる。
参考書References
・参考文献で必要なものは、授業中に随時指定する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
①質疑応答(30%)
②起案(70%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・起案の機会をもっと増やしてほしいという意見がある。ただ、私が見る限り、起案ができない者の多くは、そもそも起案するために必要な知識を欠いている。そのため、単純に起案の機会を増やせば問題が解決するわけではないように思われる。起案の機会を増やしてほしい者については、状況を見ながら授業外で個別に対応する。