デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
ADE500N1(建築学 / Architecture and building engineering 500)環境工学概論Introduction to Environmental Engineering
田中 俊彦Toshihiko TANAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | U0102 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
建築院:建築士 都市院:建築士 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory |
修士課程 システムデザイン専攻 共通基盤科目 |
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Outline (in English)
A life without using energy is unthinkable. Obviously, however, the cause of the current problem of global warming lies in the recent mass consumption of energy resources. The purpose of the present course is to acquire knowledge necessary to address energy issues and to apply that knowledge to work in the relevant architecture.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
今日、エネルギーを使わない生活は考えられない。しかしながら、現在問題となっている地球温暖化の原因が、近年のエネルギー資源の大量消費にあることは明らかである。この授業では、エネルギー問題を考える上での必要な知識を学び、建築関連の業務に生かすことを目的としている。
到達目標Goal
一次エネルギーと二次エネルギーの違い、エネルギー統計の読み方、高位発熱量と低位発熱量の違いなどを知ることで、省エネルギー対策を考える際の道筋を自ら考えられるようになることが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学研究科建築学専攻ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP6」に関連
デザイン工学研究科都市環境デザイン工学専攻ディプロマポリシーのうち、「DP6」に関連
デザイン工学研究科システムデザイン専攻ディプロマポリシーのうち、「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に遠隔授業とする。第1回目は学習支援システムを利用する形で進め、第2回目以降はZOOMを利用した授業とする。
【4月12日のスタート】
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンスとエネルギーと建築の関わり
エネルギーがネットワークを通して供給されることが、建築に与えた影響について考える。
2:エネルギーの基礎知識【1】
そもそもエネルギーとは何か、『物理』でいうエネルギーと『建築』などで言うエネルギーとの違いを学ぶ。
3:エネルギーの基礎知識【2】
エネルギー統計の読み方と一次エネルギーと二次エネルギーなどの基礎知識を学ぶ。
4:エネルギーインフラについて
電力・ガスなどのエネルギーが、建築に届くまでの過程を学ぶ。
5:省エネルギーとは何だろうか
省エネルギーという言葉は、世間でも一般的に使われるが、法律ではどのように定義されているかを学ぶ。
6:地球環境問題とエネルギー消費を考える
地球環境問題として温暖化が注目されているが、建築分野にはどの程度の責任があるのかを学ぶ。
7:エネルギー消費の計測を考える
エネルギー消費の現状を把握することが重要であると言われるが、ではどのように計るかを学ぶ。
8:省エネルギーの具体的対策を考える
今までの授業で学んだことを基礎として、実際の対策について学ぶ。
9:冷凍機について考える
住宅を含む建築の省エネルギーを考える上で、冷暖房に使われる冷凍機はエネルギー消費量の多さから考えてて重要であるので、冷凍機の原理について学ぶ。
10:その他のエネルギー使用機器について考える
照明器具・家電製品などのエネルギー使用状況を学ぶ
11:エネルギー自由化について考える
エネルギー自由化の目的と問題点について学ぶ。
12:省エネルギー建築のあり方【1】
これまでどのような対策がとられてきたのかを学ぶ。
13:省エネルギー建築のあり方【2】
今後どのような対策が考えられるかについて学ぶ。
14:考査
今後の展望
持続可能性の観点から、今後の建築のあり方を議論する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・新聞・雑誌などに載るエネルギー関連の記事には目を通すこと。
・各自、自分が消費したエネルギーがどのくらいかを考えておくこと。
・本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内の映像と配付資料を基本とし、市販のテキストを使わずに進める。
参考書References
エネルギー関連の本であれば、ある意味どんな本であれ参考になる。大学の図書館でエネルギー関連の本を読むことをおすすめする。なぜ参考書を指定しないかというと、この分野は著者の所属や立場が内容に影響を与えることが多く、それらを踏まえて読まないとミスリードすると思っているからです。
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義によって理解を積み上げていくことを基本とする。平常点28%、授業内レポート39%、期末レポート33%として評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
PowerPointの作り方で、文字を出すのにアニメーションはいらないという意見をもらったが授業時間を守るために入れています。確かに、個人でPPTファイルをダウンロードして見る場合にはない方が良いのかも知れませんが、そう思う方はご自分でアニメーションを削除してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCによるプレゼンテーションを適時取り入れていくので、ZOOMを利用できる環境は必要不可欠です。ただ、これらは皆さんがすでに持っていることを前提にしています。
その他の重要事項Others
・電力会社で勤務していたので、エネルギー供給者の立場についても述べる。