デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
OTR100ND(その他 / Others 100)デザインスタジオ2(SD)Design Studio 2
佐藤 康三、相川 真実、山田 泰之、飯村 武志、竹内 則雄、西岡 靖之Kozo SATO, Masami AIKAWA, Yasuyuki YAMADA, Takeshi IIMURA, Takeuchi NORIO, Nishioka YASUYUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B2344 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3,金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 必修 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
システムデザイン学科 専門科目 導入科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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Outline (in English)
"Design Studio 2" comprises of three different subjects in management, creation and technology, each held 4 times and divided into three classes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「デザインスタジオ2」は、【マネジメント系】【クリエーション系:対面】【テクノロジー系」の三つの系を各4回づつ、3クラスに分けて授業をうける事ができる。自分のクラスを間違わないように授業を受ること。クラス分けは、A,B,Cクラスに最初のガイダンスで行う。
デザイン工学では,製品を製作するときのあらゆる場面で自分の制作しようとしている不可視な状態(想像されている状態)の人工物を第三者に的確かつスピーディーに可視化しその情報を視覚伝達技術の基礎が学べる.
マネジメント系では、身の回りにあるさまざまな“問題”とどう関わるかについて、まず、問題解決のための基本構造を学び理解する基礎が学べる。
クリエーション系では
脳内視覚情報を実際の見える形に再現する観察能力、表現技術を学びます。対象は自然物の観察とその立体再現する「模刻」が学べる。「模刻」では、観察スケッチ、対象の特徴抽出、再現計画、実際の再現技術の基礎の習得が出来る。
テクノロジー系講義では3次元物体や現象のコンピュータによる正確な表現方法,「かたち」や「しくみ」に取り入れられている力学的な関係と,工学的見地からデザインをとらえる基礎知識を身につけることが出来る。
到達目標Goal
【マネジメント系】
身の回りにあるさまざまな“問題”の問題解決のための基本構造を学ぶ。意識して行っていなかった“発想”および“問題発見”の方法を学び実践できるようにします。問題解決のためのステップや、複数のメンバーによるプロジェクトの設定方法と実施方法の基礎を習得する事を目標とする。
【クリエーション系】対面演習授業です。
観察能力のあり方とフォルムの表現方法・技術の基礎を習得する。二次平面上でのアイディア表現技法から立体表現技法の基礎を「模刻」より習得する事を目標とする。
【テクノロジー系】
3次元物体や現象のコンピュータによる正確な表現,物体の変形,流体の流れの関係,あるいは「ちから」と「かたち」や「しくみ」の基本的な関係を習得する事を目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【マネジメント系】
マネジメント系では、身の回りにあるさまざまな“問題”とどう関わるかについて、まず、問題解決のための基本構造を理解できる。これまではおそらく意識して行っていなかった“発想”および“問題発見”の方法を学び実践できる。そして、さらに、問題解決のためのステップや、複数のメンバーによるプロジェクトの設定方法と実施方法を学ぶ事が出来る。演習は、4~5名からなるグループワークで実施できる。
【クリエーション系】対面演習授業です。
この授業は、AB期でのデザインスタジオ1の継続に位置すると考えてください。CD期ではインダストリアルデザインのクリエーション系アイディアの、視覚表現つまり自分観察能力のあり方とフォルムの表現方法・技術の基礎を学びます。はじめに、アイディアスケッチ(対象物のフォルムを具体的に視覚化し自分の脳内にある観察されたフォルムを何枚ものスケッチを通して自己確認し精度を上げる作業および第三者に自己の観察結果を視覚的に的確に伝達する作業)の基礎スキルラフスケッチの描き方を学びます。自然物も幾何形体の連続形状の構成によって出来ていることを学び自己のデザイン表現の基礎技術を身につけます。次に、さきの二次平面上でのアイディア表現技法から立体表現技法を「模刻」より学びます。「模刻」は、対象物(例:植物・果実等)を観察する能力を身に着ける授業です。対象を徹底的に観察し観察した対象をケント紙等で再現する技術を学ぶ授業です。ここでは、どのようなプロセスで再現するかを学びます。この技術は、先のラフスケッチの立体模型化にとって極めて重要な技術となります。ここで得られる技術は各自の固有の技術となりますので予習、復習をしっかり行ってください。また専門技術の基礎となりますので真剣に取り組む必要があります。
【テクノロジー系】
3次元物体や現象のコンピュータによる正確な表現,物体の変形,流体の流れの関係,あるいは「ちから」と「かたち」や「しくみ」の関係を実習をとおして学びます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:デザインスタジオ2総合ガイダンス及びクリエーション系、テクノロジー系、マネジメント系、各系の対面、またはオンライン授業、対面の場合のコロナ対策等の説明を含む。
「デザインスタジオ2」授業概要の説明。この授業で得られる知識について。
クラス別の説明、クラス別日程説明。
対面、またはオンライン授業の説明。
対面使用教室説明及びコロナ対策説明。
2:クラス別①マネジメント系ガイダンス
問題解決の基本形
発散的な思考法
授業概要、目標の説明
ブレーンストーミングを行う
KJ法により問題を深化させる
3:クラス別②問題解決の基本形
ブレーンストーミングを行う
連関図法、系統図法による問題の整理
4:クラス別③
問題分析と構造化
問題解決の手段と実施
連関図法、系統図法による問題の整理
5:クラス別④
マネジメント系まとめ
グループ別プレゼンテーション
6:クラス別①クリエーション系ガイダンス
「模刻」とは何か、
なぜ,製作するのか,製作の目標:演習ピーマンの観察
授業概要、目標の説明
ラフスケッチとは何か、
ラフスケッチ実習
「模刻」とは:演習ピーマンの観察スケッチの観察の仕方、スケッチの描き方。用意されたピーマンと各自が選択した、対象物(野菜,または果物)の観察技法、対象物造形の重点の捉え方、スケッチ方法を学ぶ。
7:クラス別②
各自が用意した野菜,または果物の観察、「模刻」紙での制作1
自分で選択した対象物(野菜,または果物)の観察技法、対象物造形の重点の捉え方、スケッチ方法を学べる。
8:クラス別③
各自が用意した野菜,または果物の「模刻」紙での制作1制作2
対象物をコピー紙、ケント紙で外形を作る為の視点を学び試作を行う。ケント紙でそっくりに作る為の視点を強化し,完成に向け制作を行う。
9:クラス別④
「模刻」成果物撮影
プレゼンテーション
総合評価
授業開始時に,各自の作品をデジタルアーカイブします。完成作品の製作手法、観察の結果,自然物の観察から発見された造形の特性等を各自2分程度でプレゼンテーションを行う。
10:クラス別①テクノロジー系
ガイダンス
計算力学概論
授業概要、目標の説明
計算力学の成り立ちを歴史的な建造物における問題点の解決に向けて取り組んだ背景やその学術的背景を事例を交えて説明し、その必要性への理解を深める。物理学や数学などの基礎学問と数値計算技術との関係を説明し、これらを踏まえたソフトウエア開発の歴史と背景、各国各社の代表的ソフトウエアへの理解を深める。
11:クラス別②
構造解析を始めるための必須知識
設計者のためのCAE基礎知識
CAE構造解析を始める前に解析に必要な基礎知識を簡単に紹介。解析を適用することの効果、材料力学やFEMの基礎知識、解析条件定義の考え方や解析結果の解釈、製品設計へのフィードバックなどについて理解して頂く。CAEを活用するための条件、静解析を行うための解析手順など実際の適用までの流れを説明していきます。
12:クラス別③
設計者のためのFEM基礎知識
非線形解析入門
CAEソフトを扱う上での前提知識として、材料力学の基礎を説明します。さらに、CAEソフトの概要と基本的な内部計算について説明します
線形解析と非線形解析の違いを事例を交えて紹介し、どのようなケースに非線形解析が用いられるべきかを説明します。
13:クラス別④
伝熱解析入門
流体解析入門
伝熱解析の学習が始める前での前提知識として、伝熱の基本概念を説明する。伝熱解析の目的を理解し、その解析手法について簡単に説明する。
流体解析の手法について紹介し、メッシュや時間刻み幅、残差など重要な基本概念について理解していただきます。さらに、実際の流体解析における、問題の設定から、メッシュ生成、解析の実行、結果の評価にいたる各手順について解説します。乱流モデルや大規模並列計算など最近の技術動向についても簡単に紹介します。
14:デザインスタジオ2
総合評価
各系からの総合評価
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習、復習
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とします。
クリエーション系は制作となり制作時間が人によって大きく変化します。自分の背作進捗時間を管理して次週につなげるといい作品が出来上がる。特にプレゼン前は完成に向けてかなりの制作時間が必要となるので計画的に進めよう。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない.
参考書References
【マネジメント、クリエーション、テクノロジー系】
学習支援システム「教材」にアップロード。
必要に応じてプリントを配布する.
成績評価の方法と基準Grading criteria
積極的な授業参加と授業態度を評価対象とします。
■成績は,マネジメント系100点,クリエーション系100点、テクノロジ系100点とし,合計平均で評価する.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
各系の基礎となる授業です.毎回必ず授業に出席する事。
うるさく制作に没頭できないという苦情が出ています。
クリエーション系制作実習中の私語は慎んでください。
教室が汚いという苦情が出ています。
授業終了時は必ず自席のテーブル、椅子、床周辺を掃除をしたのち退席してください。
この演習授業終了後、他の演習が始まります。お互いに整理整頓された教室で演習できるよう努めましょう。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
【テクノロジー系】
ノートPCを持参すること.
その他の重要事項Others
【クリエーション系】
■授業初回から:鉛筆B~5B・消しゴム、スケッチ用紙・カッターナイフ、を持参のこと。
■日本で第一線で活躍するプロダクトデザイナー、実務経験のある教員が、その経験を生かしてプロダクトデザイン基礎知識・手法の基礎を演習を通して指導が受けられる。自然物観察の重要性が理解できる。