デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design

体験型セミナーを通して幅広く建築全体の領域に触れながら、大学における学びの姿勢を理解する。

デザイン工学部は、より人間的側面を重視しながら新しいものを創造する「総合デザイン」の習得を学習目標に掲げている。そのなかで、建築学科は人、モノ、社会、自然を観察し、そこに潜む問題を発見・認識することを考えることができる人材の養成を目指す。すなわち、従来の技能に加えて、歴史を認識し、環境を考え、技術者倫理をふまえながら、新しい「美」を実現することを目指すのである。このような能力開発は、従来の座学的な教育課程では実現し難い部分であった。そこで、この科目では実践的な実習により、その基礎を把握するために全教員の指導の下に様々な体験型セミナーを実施し、建築全体の枠組みの基礎を理解する。テーマは、各教員からそれぞれ提示される。こうした理解を進めながら、一部の学生は数学や物理などの基礎学力のリメディアル教育に重点を置くことが到達目標となる。

• 総合デザイン力:
• 文化性:
• 倫理観:
• 建築の公理:
• 芸術性:
• 教養力:○
• 表現力:

デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連

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大学における学習方法が高校までのそれと大きく異なることを把握し、学ぶことの重要性や楽しさを認識して、大学での学習生活をスムーズに始められるように支援する。そのため、専任教員が少人数のセミナー形式で担当する。全体ガイダンスを経て、自分が所属するセミナーの各担当教員からの指示に従うこととなる。
授業の概要は、ガイダンス、作品発表、建築調査、街歩きなど、実際のものを学ぶことが主な内容となる建築に触れる初めての経験を通して、大学での学ぶ姿勢や都市と建築が持つ奥の深さを感じてみる。

あり / Yes

あり / Yes

※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。

1：ガイダンス(1)
学科全体ガイダンス

各教員により，専門領域の紹介をパワーポイントを用いて説明する．

2：ガイダンス(2)
個別ガイダンス・履修指導

各教員により，専門領域の作品，論文，卒業論文，卒業設計の紹介

3：スプリングセミナー(1)
学科全体

「アーキテクトマインド」について，
ＩＡＥサーバーとＣＡＲＥＳＳ（履修支援システム）のガイダンス

4：スプリングセミナー(2)
学科全体

ＲＦＣ，ＰｉｎＢｏａｒｄのガイダンス

5：スプリングセミナー(3)
個別セミナー

セミナーの指導教員が課題を示し，進め方について説明する。
*リメディアル教育：数学

6：スプリングセミナー(4)
個別セミナー

課題に関連する資料を収集しセミナー内で共有する。
*リメディアル教育：数学

7：スプリングセミナー(5)
個別セミナー

課題に関して収集した資料を用いてセミナー内でディスカッションする。

8：ウォークラリー
上野～市谷，東京～市谷，代官山～市谷，銀座～市谷，巣鴨～市谷，谷中～市谷，表参道～市谷の各コースにわかれ，建物，町並みの調査をおこなう．

5月最終土曜日に実施。その後、レポートの作成。

9：スプリングセミナー(6)
個別セミナー

ウォークラリーの振り返り及び新しい気付きについてディスカッションする。

10：スプリングセミナー(7)
個別セミナー

課題に関するディスカッションを元に、さらに資料を収集し知見を深める。
*リメディアル教育：物理

11：スプリングセミナー(8)
個別セミナー

グループに分かれて課題に取り組む。
*リメディアル教育：物理

12：スプリングセミナー(9)
個別セミナー

課題の中間成果を発表し，指導教員よりアドバイスを受ける。

13：スプリングセミナー(10)
個別セミナー

アドバイスを受けてより進化させ，課題の成果をグループ毎で発表する。

14：スプリングセミナー総括

レポートの提出

・書籍を読む（建築にとらわれなくてよい）
・建築雑誌・建築書籍を読む
・情報機器の操作に慣れる
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。

特になし

特になし

授業への取り組み：連続三回欠席・半期で四回欠席の者は成績評価の対象外とします。
課題の提出：各指導教員が指示したレポート・ウォークラリーのレポート提出により評価します。
その他：適宜、セミナーの教員から指示された課題に対して評価を行います。

特になし

各セミナーにおいて、適宜、PCや授業支援システム、IAEサーバーを利用する。