経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FD(経営学 / Management 300)日本経営論ⅡBusiness Management in Japan II
金 容度Yongdo KIM
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4466 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 市場経営学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 市場経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
The objective of this course is to understand more deeply business management, business strategy and organizational structure in Japan on the perspective of international comparisons. You will learn logical thinking and basic knowledge on Japanese management by lectures and discussions.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本の企業経営の現状と歴史を国際比較の視点から講義すると共に、関連する論点についてのディスカッションを行う。それによって、日本の企業システムについての理解を深めると共に、日本企業の諸現象を論理的に考える能力を高める。
到達目標Goal
この授業の到達目標は、第1に、国際比較を通じて日本の企業システムの特殊性と普遍性を理解すること、第2に、日本の企業システムにおける組織性と市場性の両面を理解すること、第3に、日本の企業経営の現状と歴史の関連についての思考能力を高めることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」に関連が特に強く、「DP4」、「DP5」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
日本経営論Ⅱでは、市場性と組織性の絡み合い、国際比較という視角から日本の企業間関係を考察する。具体的に、メインバンクシステム、企業間のものの取引(鉄鋼、自動車部品、半導体、液晶部材)が取り上げられる。国際比較の対象は、日本、アメリカ、ドイツである。
また、授業は原則的に、オンライン授業(ZOOMソフトウェアを利用)で行うが、状況によって教室での対面授業を行うこともある。オンライン授業時には、授業招待URLを授業の前日まで学習支援システムに登録する各自のメールアドレスに送る。毎週の授業は,講義とディスカッションシートに基づくディスカッションから構成される。ディスカッションは各自が提出したディスカッションシートに基づいて,2週間に分けて行う。
ディスカッションシートは6回提出することになる(学習支援システムの「課題」に提出)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:企業間関係をみる理由と視点
なぜ、どのように企業間関係をみるかについて講義する。
2:日本の企業間関係の特徴と、企業間関係の日米共通点
日本の企業間関係の特徴を概観すると共に、国際比較の視点から、企業間関係の日米共通点を考察する。
3:メインバンクシステム1
組織性と市場性に焦点を合わせて、日本のメインバンクシステムの特徴を検討する。
4:メインバンクシステム2
日本のメインバンクシステムの機能を考察する。
5:メインバンクシステム3(日独比較)
ドイツと日本のメインバンクシステム間の共通点と相違点を考察する。
6:メインバンクシステム4(新たな展開)
メインバンクシステムにおける新たな動きについて検討する。
7:自動車部品の企業間取引1(日本の特徴)
日本のサプライヤーシステムの代表的な産業である自動車産業を取り上げ、企業間取引の特徴を考察する。
8:自動車部品の企業間取引2(日米比較)
日米の共通点に着目して、1900 年代~1910 年代のアメリカと戦後日本の自動車部品取引を比較検討する。
9:自動車部品の企業間取引3(日米比較②)
日米の共通点に着目して、1920 年代~40 年代のアメリカと戦後日本の自動車部品取引を比較検討する。
10:自動車部品の企業間取引4(日独比較)
ドイツと日本の自動車部品取引の共通点と相違点を分析する。
11:鉄鋼の企業間関係1
「産業の米」といわれる素材、鉄鋼の企業間取引について検討する。
12:鉄鋼の企業間関係2(日米比較)
自動車向け鉄鋼の企業間取引を事例に、日米間にどのような共通点と相違点が現れるかを考察する。
13:半導体の企業間関係
半導体の共同開発をめぐる企業間関係を考察する。
14:液晶部材の企業間関係
日本企業の競争力が極めて高い液晶部材産業を取上げ、企業間取引を検討する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参考文献は、適宜、「学習支援システム」にアップロードするので、毎週、提示される次週の参考文献を読んでから授業に参加すること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは用いない。参考文献は、授業中に案内し、中で重要な文献は、学習支援システムの「教材」にも掲載する。
参考書References
①金容度(2021)『日本の企業間取引-市場性と組織性の歴史構造』有斐閣
②Kim,Yongdo(2015) The Dynamics of Inter-firm Relationships: Markets and Organization in Japan.Cheltenham: Edward Elgar Publishing Ltd.
③金容度(2006)『日本IC産業の発展史-共同開発のダイナミズム』東京大学出版会
④浅沼萬里(1997)『日本の企業組織革新的適応のメカニズム:長期取引関係の構造と機能』東洋経済新報社
成績評価の方法と基準Grading criteria
日本経営論Ⅱの成績評価基準は、期末レポート(70%)、ディスカッションシートの提出(30%=6回×5%)である。なお、ディスカッション時、発言した場合は加点を、発言しなかった場合は、減点をする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業中、質問を受け付け、答える時間を増やす。
その他の重要事項Others
関連科目は,日本経営史Ⅰ/Ⅱ、戦略的意思決定論Ⅰ/Ⅱ、技術管理論Ⅰ/Ⅱ、中小企業論Ⅰ/Ⅱ