法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)行政作用法Ⅰ行政作用法Ⅰ
西田 幸介Kosuke Nishida
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0023 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
In this course, definitions, legal natures and legal regulations of the acts of the Administrative Agency are taken up. The acts are included one that has legal effect and one that doesn’t have legal effect. In study of Administrative Law, regardless a act of Administrative Agency has legal effect or not, functions that statutes or courts have to do in legal regulation of Administration is important.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この科目では、行政法入門Ⅰ・Ⅱにおいて取り扱われた内容を前提に、行政の各種の行為とその法的規制について取り上げる。行政の行為とは、行政主体ないし行政機関が行政作用として行う行為のことをいう。従来から行政法学が考察の対象としてきた行政の各種の行為として、行政による規範制定(法規命令と行政規則)、行政計画、行政行為、行政契約、実力行使(即時強制と強制執行行為)および行政指導がある。これら行政の行為が恣意的に行われてはならないことはいうまでもない。また、これらは民主的統制に服する必要がある。そこで、行政の行為に対しては、とりわけ法律によって、実体・手続の両面から各種の規制が行われている。
この授業では、行政の各種の行為の意義・分類・法的規制について、個別の行政法令を参照しながら学ぶ。
なお、この科目は、「裁判と法コース」「行政・公共政策と法コース」に配置されている科目である。
到達目標Goal
①行政の各種の行為をその法的性質に応じて分類することができる
②行政の各種の行為の法的規制について説明することができる
③個別の行政法令(建築基準法など)に定められている行政の各種の行為の法的性質を見極めることができる
④具体的な事件において行政の各種の行為が私人の権利利益にどのように影響を及ぼしているかを把握することができる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、オンデマンド授業とリアルタイムオンライン授業を併用して行う(ハイブリッド型授業)そのために、HoppiiとGoogleクラスルームを利用する。Hoppiiは授業開始当初に受講者または受講希望者への連絡のために用い、Googleクラスルームを主として利用する。受講者は、①Googleクラスルームを通して配信される動画を閲覧するか指定テキストの該当箇所を精読した(必須)うえで、②Googleクラスルームを通して理解度確認のための小テストを受験し(任意)リアクションペーパーを提出し(任意)、③適宜実施されるリアルタイムオンライン授業を受講することで、学習を進める。①と②はオンデマンド授業である。
小テストに対するフィードバックは、個別に得点を開示しかつ解説を示すことによって行う。リアクションペーパーに対するフィードバックは、必要に応じて担当者が個別にコメントし、また、必要に応じて授業内で受講者全員に向けてコメントをすることによって実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
行政法の体系と行政作用法
行政作用とは何か
第2回:行政による規範制定(1)
意義と分類
第3回:行政による規範制定(2)
法規命令と行政規則
第4回:行政による規範制定(3)
法的規制
第5回:行政計画
意義と分類
法的規制
第6回:行政行為(1)
意義と分類
第7回:行政行為(2)
法的規制
第8回:行政行為(3)
申請に対する処分の手続
第9回:行政行為(4)
不利益処分の手続
第10回:行政契約(1)
意義と分類
第11回:行政契約(2)
法的規制
第12回:即時強制と行政調査
意義と分類
法的規制
第13回:行政指導(1)
意義と分類
第14回:行政指導(2)
法的規制
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
参考書、その他授業内で指示された内容にもとづき学習する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
西田幸介『行政作用法講義』(生協書籍部で販売)
参考書References
教科書・体系書
・稲葉馨ほか『行政法』(2018年,第4版,有斐閣)
・今村成和(著)=畠山武道(補訂)『行政法入門』(2012年,第9版,有斐閣)
・宇賀克也『行政法概説Ⅰ』(2020年,第7版,有斐閣)
・小早川光郎『行政法上』(1999年,弘文堂),『行政法講義下Ⅰ』(2002年,弘文堂)
・塩野宏『行政法Ⅰ』(2015年,第6版,有斐閣)
・芝池義一『行政法総論講義』(2006年,第4版補訂版,有斐閣)
・高橋滋『行政法』(2018年、第2版、弘文堂)
・原田尚彦『行政法要論』(2012年,全訂第7版補訂2版,学要書房)
・藤田宙靖『行政法総論(上)』(2020年,青林書院)
その他
・宇賀克也ほか(編)『行政判例百選Ⅰ・Ⅱ』(2017年,第7版,有斐閣)
・稲葉馨ほか(編)『ケースブック行政法』(2018年,第6版,弘文堂)
・芝池義一(編)『判例行政法入門』(2017年,第6版,有斐閣)
成績評価の方法と基準Grading criteria
原則としてレポート(100%)のみで評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Googleクラスルームおよび学習支援システムを利用するので、インターネット環境だけでなく、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、インターネットの利用が可能な情報機器の準備が必須である。スマートフォンのみでも受講が可能なように配慮するが、スマートフォンのみの場合、レポート作成に当たっては物理キーボードの利用を検討した方がよいだろう。
その他の重要事項Others
行政法入門Ⅰおよび行政法入門Ⅱを履修しているか履修中であることを前提として、授業を進める。両科目を履修していないかあるいは履修中でない者が、この科目を履修することを排除しないが、その場合には、各自で両科目で取り扱われる内容について、学習しておくことが必要である。また、この科目を履修したのちに、行政作用法Ⅱを履修することが望ましい。