経済学部Faculty of Economics
ECN200CA（経済学 / Economics 200）ミクロ経済学ＢMicroeconomics B
篠原 隆介Ryusuke SHINOHARA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | K6340 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
This course deals with the basic knowledge in order to analyze economic problems and phenomena from the viewpoint of microeconomics. The contents of this course are as follows:
1) Economic applications of the strategic games: the Cournot oligopoly game and the public good provision game.
2) The theory of sequential games and its application to the oligopoly market (the Stackelberg oligopoly games)
3) Repeated games of the prisoners’ dilemma.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では、ミクロ経済学Aに引き続き、経済問題・経済事象をミクロ経済学の視点から分析する際に必要な基本知識を習得する。第一に、戦略形ゲームの経済問題の応用としてクールノー寡占市場ゲームと公共財供給ゲームを紹介し、分析する。第二に、集団合理性と個人合理性の関係を考察するため、パレート最適性の概念を学習し、上記の応用ゲームに適用する。第三に、逐次的なゲームとその応用例を学習する。形式的な定式化として、展開型ゲームにおける基本知識を学習する。最後に、これまで習得したゲーム理論の基本知識を応用し、繰り返しゲーム理論について学習する。
到達目標Goal
ミクロ経済学Aに引き続き、現代経済における様々な主体間の相互依存関係を分析対象とするゲーム理論を習得し、主体間の相互依存関係により引き起こされる現象の良し悪しを主体的かつ客観的に考察できる力を身につけることを到達目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科は「DP1」「DP7」「DP8」「DP9」に関連。国際経済学科・現代ビジネス学科は「DP1」「DP7」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
指定の教科書と練習問題集に基づき講義を行う。ミクロ経済学Aの講義内容を前提として、講義を行う。
本講義はオンラインで開講する(オンデマンド型・リアルタイム型の併用)初回のガイダンスはオンデマンド型で行い、これ以降の講義は初回講義にて指示する。講義に関するお知らせ、資料配布、課題の出題は、すべて学習支援システムを通して行う。課題等のフィードバック(課題の解答解説等)は講義内で行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：イントロダクション
学習内容について。ミクロ経済学Aとの関連について。
2：戦略形ゲームの応用(1)
クールノー寡占市場ゲームとナッシュ均衡の導出について。
3：戦略形ゲームの応用(2)
公共財供給ゲーム、およびこのゲームのナッシュ均衡の導出について。
4：利害対立と協調(1)
個人合理性 vs 集団合理性
5：利害対立と協調(2)
パレート最適性について。応用例での導出。
6：ダイナミックなゲーム
逐次的なゲームとその例、ゲームの木、先読み推論について。
7：逐次手番ゲーム応用
シュタッケルベルグ寡占市場ゲームと先導者の利益について。
8：展開型ゲーム(1)
情報集合、部分ゲーム、部分ゲーム完全均衡についてPart 1。
9：展開型ゲーム(2)
情報集合、部分ゲーム、部分ゲーム完全均衡についてPart 2。
10：繰り返しゲーム(1)
2回繰り返し囚人のジレンマのナッシュ均衡と部分ゲーム完全均衡について。
11：繰り返しゲーム(2)
無限回繰り返し囚人のジレンマについて。
12：繰り返しゲーム(3)
無限回繰り返し囚人のジレンマのトリガー戦略とフォーク定理についてPart 1。
13：繰り返しゲーム(4)
無限回繰り返し囚人のジレンマのトリガー戦略とフォーク定理についてPart 2。
14：復習と練習問題演習
秋学期の学習内容を復習し、練習問題演習を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間(計4時間)を標準とします。各自、講義の前後で練習問題を解き、理解度を確認すること。
テキスト（教科書）Textbooks
岡田章『ゲーム理論・入門－人間社会の理解のために 新版』有斐閣、2014年
学習支援システムにて、補助資料を配布する。
参考書References
0. 井堀利宏『入門ミクロ経済学』新世社、2019年
1. 岡田章、加茂知幸、三上和彦、宮川敏治『ゲーム理論ワークブック』有斐閣、2015年
2. 梶井厚志、松井彰彦『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』日本評論社、2000年
成績評価の方法と基準Grading criteria
学習支援システムを利用した課題 (100%) により成績評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
予習をし、授業に参加し、復習をしてください。そうすれば、自然と講義内容を理解できると思います。
その他の重要事項Others
①「現代経済学入門(基礎)」、「経済学入門」、「企業と経済基礎」等の入門講義は履修済みであることが望ましい。
②本講義で用いる数学は、「ビジネス数学入門」で習得可能であるため、履修を推奨したい。
③授業に関するお知らせは、学習支援システムを通して行う。