経済学部Faculty of Economics
MAN200CA(経営学 / Management 200)コーポレートガバナンス論ACorporate Governance
胥 鵬Peng XU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | K6128 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The theme of Corporate Governance Theory A is to learn systems such as general shareholders' meeting, exercise of voting rights, stewardship code, individual disclosure of the exercise of voting rights by institutional investors, understand the relationship between exercise of voting rights and corporate governance using data.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
コーポレート・ガバナンス論Aのテーマは、株主総会、議決権行使、スチュワードシップ・コード、機関投資家の議決権行使の個別開示などの制度を学び、データから議決権行使とコーポレート・ガバナンスの関連を理解する。
到達目標Goal
コーポレート・ガバナンス論Aの学習目標は、株主総会、議決権行使、スチュワードシップ・コード、機関投資家の議決権行使の個別開示などの制度を学び、データから議決権行使とコーポレート・ガバナンスの関連を理解することである。
感染状況に応じて適宜オンラインと対面授業を実施する。授業の初めに、前回の授 業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かす。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
インターネット、ビジュアル資料を通じて、豊富なデータベースを利用して、コーポレート・ガバナンスにかかわる株主総会制度や敵対的買収についてわかりやすく説明し、グループ課題を通じてレポートを作成する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:長期的に利益を生み出すためにコーポレート・ガバナンスは重要
コーポレート・ガバナンスの基礎概念と用語を解説する
第2回:所有と経営の分離
コーポレート・ガバナンスの原点
第3回:株主の権限
ビジュアル資料を用いてわかりやすく説明する
第4回:株主総会
ビジュアル教材で使って解説する
第5回:議決権行使
法律と実務を交えながら解説する
第6回:日本版スチュワードシップ・コード
英国との比較で日本の制度の変遷を説明する
第7回:機関投資家の議決権行使の個別開示
公表されたデータに基づいて機関投資家の議決権行使の実態を把握する
第8回:取締役選任議案
賛成比率の低い議案を中心に、所有構造と議決権行使の関連を理解する
第9回:監査役選任議案
賛成比率の低い議案を中心に、所有構造と議決権行使の関連を理解する
第10回:敵対的買収対策
事例を交えながら説明する
第11回:敵対的買収防衛策導入議案
なぜ海外機関投資家が反対票を投じるかを理解する
第12回:ウォールストリート・ルール
保有株式を売却して反対意思を表明するメカニズムを解説する
第13回:株式持合
企業同士が株式を保有し合う日本特有な所有構造と議決権行使によるガバナンスの限界について説明する
第14回:課題
今までのことをどれくらい理解したかを確かめるために、各自に収集した資料やデータに基づいて課題を試みる
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
データダウンロードやエクセルによるデータ加工は、必ず自分の手で試してください。各自に収集した定時株主総会臨時報告書、機関投資家の議決権行使の個別開示等の資料やデータに基づいてグループ課題を試みたい。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストを特に使わないが、アップロードした講義ノートを学生がダウンロードする。
参考書References
宮島英昭[2007](編著)『日本のM&A 』、東洋経済新報社
宮島英昭編[2011]『日本の企業統治:システムの進化と危機後の再設計』、東洋経済新報社
『日本のコーポレートファイナンス-サーベイデータによる分析』 花枝英樹, 芹田敏夫, 胥鵬, 佐々木隆文, 鈴木健嗣, 佐々木寿記 白桃書房 2020年
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間課題と期末課題レポートで評価する。全体評価=中間課題(40%)+期末(グループ)課題レポート(60%)で評価。なお、成績評価には、期末課題レポートが必須、かつ中間課題未提出の場合に必ず期末課題と一緒に提出が必須。なお、期末課題をグループ課題として割り当てることがある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
早口ですが、できるだけゆっくり講義したいです。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンラインはもちろんパソコン使用、対面授業もノートパソコン持参
その他の重要事項Others
米国のビジネススクールにまさるとも劣らぬ講義を諸君に届ける。
担当教員の専門分野等
MBO、株式持合、役員報酬、中小企業金融、コミットメント・ライン、銀行ガバナンスと銀行リスク、会社法の経済分析
『日本のコーポレートファイナンス-サーベイデータによる分析』 花枝英樹, 芹田敏夫, 胥鵬, 佐々木隆文, 鈴木健嗣, 佐々木寿記 (6,7章) 白桃書房 2020年
Strategic short selling around index additions: Evidence from the Nikkei 225 Index,Shiomi, Naoya, Takahashi, Hidetomo, Xu, Peng International Review of Finance 2020年
Trading activities of short-sellers around index deletions: Evidence from the Nikkei 225 Hidetomo Takahashi and Peng Xu Journal of Financial Markets 27 132 - 146 2016