市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PSY100LA(心理学 / Psychology 100)心理学ⅠPsychology I
宇野 カオリKaori UNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2075 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 国1年、環1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The mission of this course is to provide a basic overall understanding of theoretical and empirical progress in contemporary psychology. On a broader perspective, the underlying aim of this course is to enhance your appreciation of how psychological inquiry as a scientific discipline can advance exploration and understanding of the human condition. In addition to the basic content of conventional psychology (which will be reviewed in Psychology I and Psychology II), further attention will be given to some emerging perspectives in psychological science, such as Peace Psychology and Positive Psychology, that are so critical in approaching possible solutions to modern day issues.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人間の条件について、心理学という学問が20世紀の時代に何を探究し理解してきたのか、そして、その探究を今世紀においてどのように推し進めようとしているのか、基礎的な内容と研究方法を押さえながら概観します。また、心理学の科学的手法に基づく知見や方法論を、現代の成熟社会に生きる私たちが抱える諸問題の解決にどのように活用することができるのか、従来の心理学領域に加え、「平和心理学」や「ポジティブ心理学」による観点などにも敷衍して考察していきます。
到達目標Goal
「心」は目には見えないものでありながら、「心が壊れる」「心が折れる」というような言い方をします。果たして「心」とは何か?そして、「心」を扱う心理学とはどのような学問なのか?これらの問いに答えるための具体的な手掛かりを得るとともに、人間の健全な心の働きや発達を様々な切り口から捉えることのできる能力を身につけること、また、心理学的な視点で、自分のこと、周りの人々のことを考えられるようになることを本授業の主眼とします。「心理学II」を連続履修することで、本授業を通して得た心理学の知識が、学際的な思考力や想像力の素地となってくれることを期待します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学期を通してオンライン授業(オンデマンド型)となります。
オンデマンド型学習のために、学習支援システムとGoogle Classroomを併用します。学期中の通信手段は主にメールとなりますので、必ず学習支援システムを確認するようにしてください。その他の詳細についてはガイダンスでお伝えします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:「心理学Ⅰ」ガイダンス
授業概要、授業のねらいなど
第2回:私は誰(Who am I)?
社会の中の自己、様々な自己概念、「シリアスな自己紹介」
第3回:ゴッホはなぜ自分の耳を切り落としたのか?
心理臨床の諸アプローチとその根底にある人間観
第4回:異常性を定義する
「異常者のためのマニュアル」、心の障害、身近な異常性
第5回:子どもと青少年における社会性
社会的スキルとしての人間関係、不登校・いじめ
第6回:中間レポート
「シリアスな自己紹介」(第2回授業)提出
第7回:人間欲求としての戦争(「自己と社会性」再考)
個人と集団に対する社会的影響、「他者」という社会的関係性
第8回:精神疾患か、それとも悪か?
暴力性の本質、道徳的排他性、モラルサークル
第9回:人間性を(再)定義する
「よい生き方」の科学の勃興、人間性と道徳性、向社会的行動
第10回:3つの「生きる」
「正常者のためのマニュアル」、才能、価値観、キャラクターストレングス
第11回:なぜあの人は私よりも幸せなのか?
ポジティブな主観的経験、幸福感と個人差、心理的ウェルビーイング
第12回:「俺か、俺以外か。」を科学する
精神的に健康で、充実した人生を生きるための心理教育的アプローチ
第13回:期末試験
レポート(小論文)形式、オープンブック
第14回:「心理学Ⅰ」総括
授業内容の振り返り:心理学的な理想郷(ユートピア)は可能か?
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で扱うテーマについて、授業を離れても日常的に意識して過ごしてみることをお勧めします。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準としますが、各自でペース調整をしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
『ポジティブ心理学入門:「よい生き方」を科学的に考える方法』(クリストファー・ピーターソン著、春秋社、2012年)
上記テキストに加えて、講義スライドの要点をまとめた補助資料を配布します。
参考書References
特に指定しませんが、テーマに応じて有益と思われる書籍は授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験40%、中間レポート30%、授業に関係するアクティビティ30%
中間レポートは、授業内容に基づく出題となります。
期末試験は、テスト形式ではなく、レポート(小論文)形式となります。
暗記による知識ではなく理解度を確認しますので、試験当日はオープンブック(補助資料等参照可)とします。
その他の詳細についてはガイダンスでお伝えします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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