市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ECN100LA(経済学 / Economics 100)マクロ経済学ⅡMacro Economics II
平田 英明Hideaki HIRATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2064 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営1年K~U/営2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This class is designed for the students who firstly learn the basics of macroeconomics. You will learn what firms and households do in the economy from a macroeconomic perspective. You will learn the basic tools of macroeconomics to understand what is going on in the Japanese and the world economy.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんは、「人は人生のあらゆる局面において自分で選択をしなければなりません。そこには落とし穴もあるでしょうし、迷子になることもあるかもしれません。(中略)『経済学』はそんな厄介な道の危険な箇所や迷いやすい箇所を教えてくれる地図」になると指摘しています。ここで「人」というのは、個々人だけでなく、個々の企業を含んでも構いません。つまり、経営学部で一番学びたいことを、経済学の視点から学べるのです。
この授業では、日本の経済、世界の経済を鳥瞰する上でどのような物差しで見ていけばよいかという点についての基礎知識が身につきます。そして、履修を通じて、マクロ経済学的な視点から消費者行動や企業活動を論理的に考えることができるようになるはずです。
到達目標Goal
大企業のトップのインタビュー等をみると、皆さんも彼らの日本や世界のマクロ経済の現況に関する理解度が極めて高いことがわかります。それは、自社の経営が日本経済ならびに世界経済の状況次第で大きく影響されるからに他なりません。この授業では、日本のマクロ経済や世界の先進国(場合によって途上国)のマクロ経済をどのように理解すればよいのかについての方法論の基礎の基礎を紹介していきます。
春学期 (マクロ経済学 I) は、GDP やその他の主要なマクロ経済指標について一通り学んだ上で、マネーと中央銀行、財政の仕組みと機能といった経済政策面の基礎に触れた上で、それらを総合的に分析するモデルに少し触れていきます。秋学期 (マクロ経済学 II)は、そのモデルを発展して物価と GDP の決定方法を学びます。その上で、インフレとデフレ、為替レート、経済成長、景気変動といったトピックに取り組みます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。経営学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は2021年に作成されたばかりのオンデマンド映像と対面授業の組み合わせで実施の予定です(対面授業は状況によってはオンラインでの実施の可能性)。そして、スライドや資料を使った講義形式を軸とします。授業の告知や資料等は、原則として全て「学習支援システム」を使って発信します。また、質問やコメントに関するフィードバックも「学習支援システム」を通じて行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:GDPと金利の決まり方1
総需要と物価の関係を学びます
2:GDPと金利の決まり方2
総供給と物価の関係を学びます
3:GDPと金利の決まり方3
金利とGDPの決まり方を考察します
4:総需要・総供給分析1
物価が一定ではない世界の枠組みを理解します
5:総需要・総供給分析2
マクロ的な均衡状態の背後で何がおきるのかを理解します
6:総需要・総供給分析3
マクロ経済政策の役割を考察します
7:インフレとデフレ1
インフレとデフレの意味とその発生原因を学びます
8:インフレとデフレ2
実質金利、インフレとデフレのコストを学びます
9:国際マクロ経済1
海外との取引の計測の仕方を学びます
10:国際マクロ経済2
為替市場と特徴と短期的な決定要因を学びます、開放経済下での経済政策の効果を学びます
11:経済成長1
経済成長モデルを使った分析を行います
12:経済成長2
経済成長の要因を理解します
13:演習
例題に取り組みます
14:授業内期末試験
期末試験を実施します
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
平口良司・稲葉大『マクロ経済学 -- 入門の「一歩前」から応用まで 新版』(有斐閣、2020年刊行の最新版を購入のこと)
参考書References
新聞やレポート等を参考資料として紹介(授業支援システムに掲載)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
持ち込み可の期末試験によって評価を行います。なお、+αとして授業内での発言等について加点をする場合があります。ただし、あくまで加点であり、原則として期末試験の成績で成績評価を決めます。
期末試験の際に、以下のいずれかが選択できます。
(ア)S~Dの評価基準で評価を求める(学生は全問に解答)。
(イ)C~Dの評価基準で評価を求める(学生は限られた数の設問に解答)。
なお、単位取得率は例年95%程度であり、落第者(D)の大半は殆ど授業に出席していない学生です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生からは特にネガティブな意見は聞かれおらず、例年通りに授業は行う予定です。モデル部分は複雑な場合があるので、極力、複数回、違う角度から説明をするように心がけます。
その他の重要事項Others
担当教員は、日本銀行における金融政策業務の経験を有します。
また、国際通貨基金(IMF)や世界銀行 (World Bank) におけるコ
ンサルタント業務の経験も有します。こういった実務的な経験を踏
まえ、生きた経済事象の説明を心がけたいです。