市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LAW100LA(法学 / law 100)法学ⅡJurisprudence II
内藤 淳Atsushi NAITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q2004 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法1年I~N・Y、キ1年/法文営国環キ2~4年 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course deals with the basic knowledge of law. It also enhances students' skill in legal thinking. The main aim of this course is to help students' understand the framework of modern Japanese law. At the end of this course, participants are expected to understand fundamental principles of civil law, criminal law and the Constitution of Japan and explain legal terms correctly.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
主に法学の初学者・入門者を対象に、法学の基礎に関する講義を行う。内容的には、刑法、民法、労働法の基礎知識・基本原則と国際法の基礎に関する講義を柱とする。法学の基本概念、現代法の仕組みや基本原則などの理解がねらいである。単に用語や概念を「覚える」だけでなく、それに伴う論理や筋道を整理して理解すること、論点・問題点を考えることを重点とする。
到達目標Goal
法学の一般的・基本的な知識の習得と理解がこの授業のテーマである。法律を学んだことのない学生が、法学の基礎を習得し、現代法の仕組みと基本原則を理解することをねらいとする。それにより、法治国家の市民として求められる法的な知識と資質を身に付けると共に、民主的な国家の主権者として備えるべき基礎的な法的素養の習得を目指す。具体的な到達目標は以下の通り。
①法学の基本概念・用語の意味内容を習得し、現代法の基本的な仕組みと体系を理解する。
②社会の中での法の役割を理解し、法によって社会的な紛争がいかに解決されるか、個人の権利がどのように守られるかが分かるようになる。
③刑法、民法、労働法などの基本的な構成と基本原則を理解する。
④国際法に関する基礎知識を身に付ける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業を行いつつ、状況に応じてZoom等でのオンライン授業や課題提示等によるオンデマンド授業を実施する。その点を含めて、授業実施上必要な連絡や調整は適宜学習支援システムを活用しながら行う。対面・オンライン・オンデマンドのいずれの場合も、授業の中でコメントや小論文等の課題を出すことがある。それに対しては、課題の中の重要論点の解説を授業の中で行ったり、添削やコメント返却を行ったりする予定である。
内容的には、法学の初学者・入門者を対象に、法学の基礎に関する講義を行う。春学期の同一曜日・時限に開講の「法学Ⅰ」と連続した内容で講義を行う(ので受講者はこの両方を履修することが望ましい)。秋学期の「法学Ⅱ」では、刑法、民法、労働法及び国際法の基本原則を解説し、そこでの理念や基礎概念の理解を図る。
受講にあたって法学の予備知識は求めないが、授業を受ける中で必要な知識を各自復習し身に付けていくこと。
授業計画は以下の予定だが、授業進度、受講生の理解状況等に応じて内容や順序を変更することがある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業の進め方と履修の意義について
第2回:犯罪と刑罰1
罪刑法定主義
第3回:犯罪と刑罰2
犯罪の成立
第4回:民法の基礎1
権利能力と行為能力
第5回:民法の基本原理1-(1)
契約自由の原則
第6回:民法の基本原理1-(2)
契約の成立と効力
第7回:民法の基本原理2-(1)
不法行為と損害賠償
第8回:民法の基本原理2-(2)
過失責任の原則とその修正
第9回:家族関係と法1
夫婦と親子
第10回:家族関係と法2
扶養と相続
第11回:労働関係と法1
労働法の理念と体系
第12回:労働関係と法2
労働法の内容
第13回:国際関係と法1
主権と領土
第14回:国際関係と法2
国際法と国内法
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。毎回の講義の内容とポイントを整理し、下記のテキスト・参考書などを参照しながら、そこで出てきた概念や論理を見直すこと。
テキスト(教科書)Textbooks
青木人志『グラフィック法学入門』(新世社、2012年)
伊藤正巳・加藤一郎 編『現代法学入門〔第4版〕』(有斐閣双書、2005年)
六法(小さなもの)を各自用意し、授業に持参すること。どの出版社のものでも、自分が見やすいと思うものでよい。
参考書References
末川博 編『法学入門〔第6版補訂版〕』(有斐閣双書、2014年)
松本・三枝・橋本・青木 編『日本法への招待〔第3版〕』(有斐閣、2014年)
その他の参考書は授業の中で随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験により、上記「到達目標」で示した①~④の達成度を評価する。但し、受講人数や講義の進捗状況などにより、期末試験ではなく授業内試験にしたり、試験ではなく期末課題を課したりする場合もある。併せて、授業内でコメント提出を実施した場合はその評価を加味する(要素配分は、期末試験・期末課題80%+授業内課題20%の予定)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
法の説明には抽象的な論理や観念がたくさん出てくるので、具体的な事例に即すなどして丁寧な説明を心がけたい。
その他の重要事項Others
授業中の私語は講義進行の妨げになるので厳禁。その他、途中での入退室を慎む、携帯電話の電源を切るなど、受講上のマナーを厳守すること。