キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
SOC200MA(社会学 / Sociology 200)アート・マネジメント論Arts Management
山口 佳子Yoshiko YAMAGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7315 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ライフ |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
・Course outline: This course introduces the multifaceted social and economic value of the arts in recent years, and it will also clarify their position and significance in modern society.
・Learning Objectives: The goal is to learn about the art frameworks in modern society. In addition to focusing on art managers who connect "art" and "society," we will examine how these "linkers" are developing their activities in local communities and companies.
・Learning activities outside of the classroom: Students will be expected to research art sites such as museums, theatres, live houses, music festivals, and local art projects, conduct field research on various aspects of art and its issues in contemporary Japan, and summarize the results in a report. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
・Grading Criteria /Policies: Your overall grade in the class will be decided based on the following Term-end examination: 40%、Short reports & in-class contribution: 60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会のシステムや価値観が大きく変化しつつある今日、わたしたちの生き方や考え方、働き方などにおいて、「創造性(クリエイティビティ)」が強く求められるようになってきています。そのようななかで、自由な発想や表現にのっとって生み出されるアート、もしくはアート的な要素が、かつてないほど注目を集めています。この授業では、アートのもつ美的価値に加えて、近年重視されているその社会的・経済的価値についても多角的に分析し、現代社会におけるアートの位置づけや意義を明らかにしていきます。
到達目標Goal
わたしたちの生活をより豊かなものにしてくれるアートは、どのように生産(創造)され、流通(普及)し、消費(鑑賞)されているのでしょうか。この授業では、現代社会におけるアートのしくみを学びます。特に、アートを「する人」(アーティスト)と、アートを「見る人」(観客、愛好家、市民など)のあいだに立ち、アートと一般の人々とを「つなぐ人」(サポーター、マネージャー、プランナーなど)に焦点を当て、彼ら「つなぎ手」たちが、地域や企業のなかでどのような活動を展開しているのかを探ります。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回、テーマを決めたオンデマンドでの講義を実施する予定です。講義ではリアクションペーパーの提出を求め、授業の理解についてや社会的な問題意識についての参加者の意識を確認しながら進めます。リアクションペーパーへのフィードバックは毎回講義内でいくつかとりあげコメントとして返しますが、個別の質問等にもできるだけ対応したいと思います。その他、初回アンケートにより、授業テーマに若干の変更があり得るほか、オンラインでのフィールドワークやゲスト講師による講義を行います。なお、ゲスト講師による講義は、場合によってはリアルタイムで行う可能性がありますが、その場合は事前に参加者の確認をとるようにつとめます。
基本的に、講義の内容、課題の提出、フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業の目的と進め方について説明と第2回目以降の授業内容に必要なアンケートを行う。
第2回[オンライン/online]:コロナ禍におけるアートの現状
コロナ禍における文化芸術の現状について知り、マネジメントの役割への理解を深める。
第3回[オンライン/online]:アート・マネジメントとは何か
アート・マネジメントの成り立ちについて概説する。
第4回[オンライン/online]:アートと国家
日本の文化政策の経緯をたどり、現状の課題について探る。
第5回[オンライン/online]:アートと地方自治体
アートを活用したまちづくりや地域活性化について学ぶ。
第6回[オンライン/online]:アートと社会
アートが社会のなかに定着していく過程をたどる。
第7回[オンライン/online]:アートと企業①
企業活動のなかにアートがどのように取り入れられてきたか、歴史的事例を学ぶ。
第8回[オンライン/online]:アートと企業②
企業活動のなかにアートがどのように取り入れられているのかを具体的に探る。
第9回[オンライン/online]:フィールドワーク
オンラインにより、劇場や美術館などのアートの現場に実際に足を運び、現場の課題や問題点について調査・検討を行う。
第10回[オンライン/online]:アートの現場と市場
芸術文化の組織経営の実際について学ぶ。
第11回[オンライン/online]:アートにおける様々なキャリア①
芸術文化施設での仕事にとどまらないアートやコミュニティに関わる職業のキャリア形成について、具体的な事例を学ぶ。
第12回[オンライン/online]:アートにおける様々なキャリア②
実際にアートに関わる職業に携わるゲストを招き、具体的な活動やそこでの課題や問題点を学ぶ。
第13回[オンライン/online]:アートと法・制度
日本における文化芸術を取り巻く法律や制度について概説する。
第14回[オンライン/online]:授業のまとめ・最終課題
説明
これまでの講義のまとめと最終課題についての解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
美術館や劇場、ライブハウス、音楽フェスティバル、地域のアート・プロジェクトなど、アートの現場についてリサーチし、現代の日本におけるアートの諸様相やその課題についてフィールド調査を行い、その成果をレポートにまとめたりすることが求められます(フィールドワークはすべてオンラインになります)。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは特に指定しませんが、授業中に資料を配布やリンク先の指示を行います。
参考書References
『アーツ・マネジメント概論 三訂版』小林真理・片山泰輔・伊藤裕夫・中川幾郎・山崎稔惠、水曜社(2009)
『文化政策の現在』小林真理編、東京大学出版会(2018)
※このほか、授業中に適宜提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
オンラインでの講義となるため、授業内の小レポートや課題レポートなどの平常点(60%)と最終課題(40%)から総合的に評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンラインベースの講義になるため直接お会いする機会がつくれませんが、希
望者には zoom などで質問をしていただく機会は作る予定です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
課題提出等に授業支援システムを使用するので、必ず登録を行ってください。
その他の重要事項Others
06年若手アートマネージャーたちが集まり、「アルファルファ」として活動を開始。07年、平山素子(ダンサー・振付家)の活動サポートを開始。09年NPO法人設立。
クオリティの高い芸術創造活動を続けるアーティストおよびアートNPO、各地の文施設、地域住民らと協働して、広く社会に良質なアートを提供する活動を行っています。同世代のアートマネージャーたちのゆるやかなネットワークにより、柔軟で開かれた活動体制を構築し、アートマネジメントの持続性と、次世代の担い手の育成をめざして活動しています。
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