学部・研究科Faculty/Graduate school | 研究科共通Common Graduate Courses |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2025 |
授業コードClass code | X1501 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | オンライン |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
【Outline (in English)】
The purpose of this class is to enhance the academic Japanese ability for writing a master’s thesis. The subjects of this class are those who have little experience in writing Japanese and want to solidify the basics of academic writing (JLPT N2 or higher).
In each class, you learn the expressions for writing a dissertation and carry out activities. Activities include "writing" (writing an essay about 1,500 characters) and "speaking" (academic presentation and Q & A).
The standard time for preparation and review in this class is 2 hours each.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
In-class contribution :20%, Submission rate and quality of assigned essays: 20%. Term-end essay: 40%, Final presentation: 20%.
* Level check and interview are conducted in the first lesson, and the lesson starts from the second class. Students wishing to register to the class must attend the first and second lessons.
【Others】
※This class was called "Academic Japanese 4(Basic Thesis Writing)S" until FY2023. Students who have earned credits in the past will not be able to take this class again.
※The selection will be held if the number of applicants exceeds the class size limit.
【Default language used in class】
日本語 / Japanese
【授業の概要と目的(何を学ぶか) / Outline and objectives】
このクラスは、大学院で論文(修士)を執筆するために必要なアカデミックな日本語の力を向上させることを目的とします。このクラスの対象者は日本語の文章作成の経験があまりなく、まずはアカデミック・ライティングの基礎固めを希望している方です(JLPTのN2以上)。
授業では、毎回、①論文を書くための表現を学び、②活動を行います。活動としては「書く活動」(1,500字程度の小論文を書く)と「話す活動」(アカデミックなプレゼンテーションと質疑応答)を行います。
※第1回目の授業で、レベルチェックと面談を実施し、2回目から授業が始まります。受講希望の方は、第1回目、第2回目の授業に必ず出席してください。
【到達目標 / Goal】
受講者は、以下のことをめざします。
・論文を書くための基本的な表現を用いて、アカデミックな文章が書けるようになる。
・問いを立て、日本語でプレゼンテーションが論理的にできるようになる。
・論文の基本構造を学び、論文を書くためにはどのように発想をしなければならないかがわかるようになる。
【授業で使用する言語 / Default language used in class】
日本語 / Japanese
【授業の進め方と方法 / Method(s)】
(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【このクラスは春学期だけの開講です】
学期の前半では、書く活動(1500字程度の小論文執筆)を行います。
学期の後半では、話す活動(プレゼンテーションと質疑応答)を行います。
前半と後半の両活動を中間・期末テストの評価対象とします。
それ以外にも、小テストや宿題があります。
受講者のレベルに応じて、別途、配布資料で指導します。
課題等の提出・フィードバックは「Google Classroom」を通じて行う予定です。
【アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施 / Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)】
あり / Yes
【フィールドワーク(学外での実習等)の実施 / Fieldwork in class】
なし / No
【授業計画 / Schedule】
授業形態 / methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
回 / No. | 各回の授業形態予定 / methods of teaching | テーマ / Theme | 内容 / Contents |
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1 | オンライン/online | 課題作文と面接 | レベルチェック |
2 | オンライン/online | 論文作成の基礎 論文作成の基礎事項を学ぶ |
論文全体がどのような構成になっているか学ぶ |
3 | オンライン/online | 論文作成の基礎 テーマ、理由、経過を述べる |
各自の論文のテーマから内容を取り上げ、その表現を学ぶ |
4 | オンライン/online | 論文作成の基礎 定義を述べる |
判明していることを述べる |
5 | オンライン/online | 論文作成の基礎 問題点、解決策を述べる |
課題としてあげられることや、その解決策を表現する方法を学ぶ |
6 | オンライン/online | 論文作成の基礎 手順を述べる 指示詞を使う |
論理を明確にするための手順の表現を学ぶ。 指示詞を明確に使う方法を学ぶ |
7 | オンライン/online | 論文作成の基礎 引用する |
先行研究などから引用する方法を学ぶ |
8 | オンライン/online | 各自の研究論文 研究要旨 |
研究要旨を書く |
9 | オンライン/online | 各自の研究論文 論点の解説 |
特に注目される論点について、論述する方法を学ぶ |
10 | オンライン/online | 各自の研究論文 分析と結論 |
分析と結論の表現を学ぶ |
11 | オンライン/online | 各自の研究論文 図表・グラフ・データを使って |
図表・グラフ・データを解説する方法を学ぶ |
12 | オンライン/online | 各自の研究論文 結論を書く |
結論として得られたものも、論述する方法を学ぶ |
13 | オンライン/online | 各自の研究論文 提言・展望をかく |
結論として得られたものをもとに、どのように提言や展望を書くかを学ぶ |
14 | オンライン/online | 発表・評価 | 各自の研究論文のまとめと解説 |
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等) / Work to be done outside of class (preparation, etc.)】
論文の執筆本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
【テキスト(教科書) / Textbooks】
指定のものはありません。
以下の【参考書】を参照してください。
【参考書 / References】
アカデミック・ジャパニーズ研究会『改訂版 大学・大学院留学生の日本語②作文編』(2015)アルク(1,600円+税)978-4757426320友松悦子『小論文への12のステップ』(スリーエーネットワーク)
二通信子『留学生のための論理的な文章の書き方』(スリーエーネットワーク)
二通信子『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』(東京大学出版)
【成績評価の方法と基準 / Grading criteria】
授業参加度:20%
課題作文の提出率と充実度:20%
各自の小論文40%
プレゼンテーション20%
*欠席を4回以上すると単位は出ません。
【学生の意見等からの気づき / Changes following student comments】
● 「ロングの間違いは直接直してほしい」という意見がありました。しかしこれでは自分で直す力がつきません。そこで直す時間を1週間とって、自宅でじっくり時間をかけて直してくる体制にしました。
● 全部の回がオンラインなので、オンラインで上手に発表する方法を学べたという意見がありました。これからの学術の世界では、これはとても大切なことです。「図表・グラフ・データを示す活動」の時には、オンラインで発表する方法をより深く学びます。
● 実際に書いたものを画面上に見せながら、指導者・クラスメイトと直していく方法が役に立ったという意見があったので、これを取り入れます。
【学生が準備すべき機器他 / Equipment student needs to prepare】
オンライン参加のためのZOOMができ、Google Classroomで課題がやりとりできるパソコン。
【その他の重要事項 / Others】
*授業の1週目、2週目に出席してください。3週目に初めて来る学生は、原則クラスを取ることができません。
*クラスの人数が多い場合は選考します。
*このクラスは2023年度まで「アカデミック日本語4(論文作成基礎)S」の名称でした。過去に旧クラスの単位を取った学生は、再度このクラスを取ることはできません。
('25-06-21 13:20:18現在 Now.)