学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2025 |
授業コードClass code | C5084 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | Y701(※4/9変更) |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2025年度以降)Category (2025~) | 理論系科目群 専門Ⅰ ライフキャリア |
カテゴリー(2024年度以前)Category (~2024) |
【Outline (in English)】
Theories and methods of community psychology (CP) will be discussed in this class. Specifically, we focus attentions on how well-being of individuals and communities is enhanced by such ideas as empowerment, sense of community, and prevention/promotion that are discussed in the literature of CP.
【Default language used in class】
日本語 / Japanese
【授業の概要と目的(何を学ぶか) / Outline and objectives】
コミュニティ心理学(community psychology)の理論と方法を学び,個人やコミュニティのウェルビーイングの促進について考える。
【到達目標 / Goal】
①現代社会を生きるうえでのライフキャリアについて,コミュニティ心理学の視点から捉えることができる。
②個人やコミュニティのウェルビーイング促進のために必要な支援プログラムについて理解する。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連) / Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?】
ディプロマポリシーのうち「DP5」に関連
【授業で使用する言語 / Default language used in class】
日本語 / Japanese
【授業の進め方と方法 / Method(s)】
(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では,現代社会でよく生きる,即ちウェルビーイング(well-being)を高めることの意義やそれ下支えする社会のあり方についてコミュニティ心理学の理論と方法に基づいて考える。生活観やライフスタイルが人それぞれ違うなか,自分自身にフィットする人間・社会環境やコミュニティを踏まえたライフキャリアのあり方を学ぶ。まずウェルビーイングの考え方を確認し,よく生きるとは何か,どう定義・測定されるのか,さらにウェルビーイングの規定要因は何かなどについて理論や実証研究の知見をもとに考える。そのうえで,コミュニティ心理学における鍵概念とされるエンパワメント(empowerment)や心理的コミュニティ感覚(psychological sense of community)の役割や効果をライフキャリアの質向上の観点から掘り下げていく。さらに予防科学(prevention science)の考え方をもとに,様々な生活場面や社会的環境におけるストレスやリスクを予防・回避することの重要性について学ぶ。またグループ演習として,ライフキャリア支援のあり方について考え、組織やコミュニティといったメゾ・マクロレベルでの実施を想定した介入プログラムを設計する。授業全体を通して,リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し,更なる議論に活かすことにする。
【アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施 / Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)】
あり / Yes
【フィールドワーク(学外での実習等)の実施 / Fieldwork in class】
なし / No
【授業計画 / Schedule】
授業形態 / methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
回 / No. | 各回の授業形態予定 / methods of teaching | テーマ / Theme | 内容 / Contents |
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第1回 | 対面/face to face | ガイダンス | 授業概要,成績評価等に関する説明を行う。 |
第2回 | 対面/face to face | ウェルビーイング① | よく生きる,在る(being well)とはどのようなことを指しているのか。理論的背景を確認する。 |
第3回 | 対面/face to face | ウェルビーイング② | ウェルビーイングの測定方法や規定要因について学ぶ。 |
第4回 | 対面/face to face | ウェルビーイング③ | ウェルビーイングの効果について研究結果・事例をもとに学ぶ。 |
第5回 | 対面/face to face | コミュニティ心理学に基づくライフキャリアの学びとは何か | コミュニティ心理学の理論と方法に基づき,現代社会でよく生きることを考える。 |
第6回 | 対面/face to face | コミュニティ心理学の価値観 | ライフキャリアの質向上に関連するコミュニティ心理学の概念や価値観について学ぶ。 |
第7回 | 対面/face to face | コミュニティ感覚 | コミュニティ感覚の定義や理論的背景を確認し,コミュニティを心理学的に掘り下げるとはどういうことかを学ぶ。 |
第8回 | 対面/face to face | エンパワメント | エンパワメントの定義および役割を考える。事例として高齢者の社会参加を挙げる。 |
第9回 | 対面/face to face | 多様性・ダイバーシティ | 組織や地域コミュニティにおける多様性・ダイバーシティについて考える。 |
第10回 | 対面/face to face | 予防科学① | 予防とは何かについて,構造および効果の側面から考える。 |
第11回 | 対面/face to face | 予防科学② | コミュニティ心理学における予防研究について知り,予防的介入の実践方法について考える。 |
第12回 | 対面/face to face | ライフキャリアの質向上① | ライフキャリア支援の考え方と方法について学ぶ。 |
第13回 | 対面/face to face | ライフキャリアの質向上② | ライフキャリア支援プログラムのあり方を事例を通して考える。 |
第14回 | 対面/face to face | まとめ | 授業での学びの総括および課題の提出。 |
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等) / Work to be done outside of class (preparation, etc.)】
※授業内のディスカッションのため,配布資料の指定箇所を必ず読んだうえで授業に参加してください。本授業の準備学習(3時間)・復習時間(1時間)を標準とします。特に事前学習(配布資料の通読)に時間を費やしてください。
【テキスト(教科書) / Textbooks】
テキストは用いず,配布プリント,関連資料,演習用ワークシートを使用する。
【参考書 / References】
「コミュニティ心理学:実践研究のための方法論(ワードマップ)」(日本コミュニティ心理学会研究委員会,2019, 新曜社)
「プログラム評価:対人・コミュニティ援助の質を高めるために(ワードマップ)」(安田節之,2011,新曜社)
【成績評価の方法と基準 / Grading criteria】
学期末試験(50%),グループワーク(演習参加・発表・レポート作成)(30%),授業への積極的な貢献度(出席状況を含む)(20%)を総合的に評価する。
【学生の意見等からの気づき / Changes following student comments】
継続的に分かり易い授業を行う。大教室内でのグループワークにおけるより効率的な運営方法を検討する。
('25-04-14 15:17:31現在 Now.)