学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(通信学習)School of Correspondence Education (Correspondence Learning) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当者Instructor name | 池田 宏一郎 |
科目種別Class Type | 通信学習(リポート・試験) |
履修学年Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 一般教育・語学・保健体育科目 |
【Outline (in English)】
This course deals with basic concepts and tools of mathematics, especially graph theory and combinatorics.
【Default language used in class】
日本語 / Japanese
【学習の到達目標 / Goal】
数学で用いられる基本的な考え方に接し、それを「手にとって」親しんでもらうことを目標とする。
ここでは問題の例(教科書210頁)をひとつあげてみよう。
問題(友人の友人は…)市谷くん、四谷さん、麹町くん、神田さん、秋葉くんの計5人について、「市谷くんと四谷さん」「四谷さんと麹町くん」「麹町くんと神田さん」「市谷くんと神田さん」「市谷くんと秋葉くん」「四谷さんと秋葉くん」「神田さんと秋葉くん」が友人の関係にあることが分かっている。市谷くんが「私の友人の友人はある人の友人の友人であり、私とその人とのそのような関係は18通りある」といったとき、市谷くんのいう「ある人」とは誰のことか?
組み合わせをひたすら並べて書いてゆけば、求める答えがいずれは得られるが、大変な労力が必要かもしれない。しかし、教科書第4章で扱う「グラフ理論」の手法を用いれば、ちょっとした計算で答えることができる。
【この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連) / Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?】
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP5」「日本文学科:DP3」「史学科:DP1, DP3」「地理学科:DP1」「経済学科:DP3, DP7」「商業学科:幅広い教養」に関連
【授業で使用する言語 / Default language used in class】
日本語 / Japanese
【科目の概要 / Outline】
扱う項目は、①グラフ理論、②組み合わせ数学、③微分法と近似計算。また、様々な例で具体的なイメージを作りながら重要事項を理解する、という方法で学習を進めていくことができるよう、教科書には演習問題を多く取り入れてある。
【成績評価基準 / Grading criteria】
最終成績は単位修得試験により評価する。なお、リポート・試験ともに、結果の数値等を表すだけでなく、それに至る過程について十分に説明することが求められる。
【テキスト名および詳細 / Textbook(s) / details】
通教テキスト『数学』第1版、安東祐希・池田宏一郎・倉田俊彦、2008年(第4〜6章)
【学習指導、注意点等 / Learning guidance / notes】
演習問題を充分に解くこと。その際、失敗しても良いので、とにかく手を動かして(紙に書いて)考えること。