SSISSI (Sports Science Institute)
HSS104LB(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100)スポーツ医学ⅡSports medicine II
伊藤 マモルMamoru ITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | SSISSI (Sports Science Institute) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A9003 |
旧授業コードPrevious Class code | - |
旧科目名Previous Class title | - |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | オンライン(市ヶ谷) |
配当年次Grade | 1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium |
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Outline (in English)
This class are learn basic knowledge effective for both medicine and kinematics.The purpose of this subject is to cultivate the knowledge and attitude necessary for intellectual athletes.
Viewpoints are as follows.
1. Learn medical knowledge to improve compatitiveness of athletes
2. Learn medical knowledge to improve health care of athletes
3. Learn basic emergency measures in the sports scene
4. Learn prevention and treatment against exercise deficit diseases and infectious diseases
5. Learn exercise therapy and rehabilitation
The first and fourteenth classes will be conducted as online real-time interactive classes on designated days and times.
The second through thirteenth classes will be delivered through on-demand content and will be conducted .
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
The overall evaluation for class credit is based on the following two items.
1) Test to check the level of proficiency in each class (about 7 questions): 50%.
2) Final exam: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
スポーツ医学Ⅱは、スポーツ医学Ⅰの単位取得者および再履修者を対象に授業を行います。
スポーツ医学Ⅱでは、スポーツ医学Ⅰを基礎としたアスリートの内科的障害ならびに整形外科的傷害を扱います。整形外科的なスポーツ傷害に関しては、バイオメカニクス的視点からのメカニズムを理解し対策を学びます。また、スポーツと健康を主眼においた健康の保持増進とその背景にある呼吸循環器系の働きとエネルギー供給などを学習し、スポーツと健康の関係を考えます。
これらの学びを通じて、スポーツ活動のメリットやデメリットの学びを深めつつ、スポーツ傷害の予防とコンディショニングを達成できる知的アスリートとしての態度と知識を養うことを目指します。
到達目標Goal
1.呼吸循環器系の働きとエネルギー供給の仕組みを解説できる
2.スポーツバイオメカニクスに関する基礎的用語(主に機能解剖的な用語)を使用できる
3.スポーツ傷害の発症メカニズムを説明できる
4.アスリートの健康管理(コンディショニング)の重要性を述べられる
5.リハビリテーションとリコンディショニングの違いを説明できる
6.高地や寒冷地、水中などでの特殊環境下におけるスポーツ障害について説明できる
7.スポーツ傷害の予防対策を列挙できる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部法律学科:DP3、法学部政治学科:DP1、法学部国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP4、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1、経済学部経済学科・現代ビジネス学科:DP4、社会学部:DP2、現代福祉学部福祉コミュニティ学科:DP1、現代福祉学部臨床心理学科:DP1、デザイン工学部システムデザイン学科:DP4
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
スポーツ医学Ⅱではスポーツ医学Ⅰで習得した内容を基礎に授業を進めます。
授業の1回目と14回目は、所定の曜日・時限にオンラインのリアルタイム双方向型授業を実施します。2~13回目までの授業では、オンデマンドによるコンテンツを配信し、曜日・時限を設定せずに実施します。
オンデマンドコンテンツの視聴後に必ず授業習熟度確認テストを行います。授業習熟度確認テストにはリアクションペーパーが含まれています。学生からの質疑、フィードバックに関しては学習支援システムを通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:ガイダンス
<対面授業またはZoomオンライン・リアルタイム双方向形式>
(スポーツと健康・栄養・睡眠)
①シラバスの確認
※授業の進め方およびルールと評価方法
➁スポーツと健康
③スポーツと栄養(ドーピング)
④スポーツと睡眠(コンディショニングの手法)
⑤コンディション記録の説明
⑥法政大学指定のメールアドレス登録の確認
⑦アンケート
2[オンライン/online]:スポーツ障害Ⅰ:メカニズム
①スポーツ障害とは
②スポーツ障害のメカニズム
③授業習熟度確認テスト
3[オンライン/online]:スポーツ障害Ⅱ:使いすぎ症候群Ⅰ(下肢)
①主としてアキレス腱および膝関節
➁対象部位の解剖
③原因と症状
④予防と改善(リハビリテーション)
⑤授業習熟度確認テスト
4[オンライン/online]:スポーツ障害Ⅲ:使いすぎ症候群Ⅱ・(体幹)
①主として体幹(腰部周辺)
➁対象部位の解剖
③原因と症状
④予防と改善(リハビリテーション)
⑤授業習熟度確認テスト
5[オンライン/online]:スポーツ障害Ⅳ:使いすぎ症候群Ⅱ・(上肢)
①主として肩・肘・手関節
➁対象部位の解剖
③原因と症状
④予防と改善(リハビリテーション)
⑤授業習熟度確認テスト
6[オンライン/online]:スポーツ外傷Ⅰ
(足・下腿)
①スポーツ外傷とは
➁主として足関節・下腿・アキレス腱・膝関節
③対象部位の解剖
④原因と症状
⑤予防と改善(リハビリテーション)
⑥授業習熟度確認テスト
7[オンライン/online]:スポーツ外傷Ⅱ
(大腿部・体幹)
①主として大腿・股関節・腰部周辺
➁対象部位の解剖
③原因と症状
④予防と改善(リハビリテーション)
⑤授業習熟度確認テスト
8[オンライン/online]:スポーツ外傷Ⅲ
(上肢・肩)
①主として頭部・頸・肩・肘・手関節
➁対象部位の解剖
③原因と症状
④予防と改善(リハビリテーション)
⑤授業習熟度確認テスト
9[オンライン/online]:スポーツ外傷Ⅳ
(頭部・頸部)
①頭部打撲
➁脳震盪
③頸椎捻挫
④頸髄損傷
⑤授業習熟度確認テスト
10[オンライン/online]:感染症対策Ⅰ:インフルエンザとCovid-19
(アスリートの内科的障害と対策Ⅳ)
①風邪とは
➁感染経路と感染予防行動
③Covid-19 と インフルエンザ対策
④処方薬とドーピング
⑤授業習熟度確認テスト
11[オンライン/online]:感染症対策Ⅱ:細菌とウイルス
(アスリートの内科的障害と対策Ⅴ)
①ウイルス
➁細菌
③皮膚感染症
④アスリートに多い皮膚感染症とスポーツ用具・器材
⑤市販薬とドーピング
⑥授業習熟度確認テスト
12[オンライン/online]:運動の必要性Ⅰ:デトレーニング、運動不足の害
①運動不足の害
➁運動の必要性
③デトレーニングの影響
④競技を引退したアスリートの運動量低下と栄養管理
⑤授業習熟度確認テスト
13[オンライン/online]:運動不足の害Ⅱ:肥満度よりも体脂肪率
①肥満度( BMI )と隠れ肥満
➁身体組成と生活習慣病と栄養管理
③基礎代謝とエネルギー供給
④脂肪を減らす有酸素運動
⑤サプリメントとドーピング
⑥授業習熟度確認テスト
14[オンライン/online]:<対面授業またはZoomオンライン・リアルタイム双方向形式>
1)発育発達と加齢の影響
2)スポーツ傷害に及ぼす性差
3)特殊環境下におけるスポーツ傷害
①発育発達
➁加齢
③性差によるスポーツ傷害の原因と対策
④異なる環境下(高地・寒冷地・水中)におけるスポーツ傷害の原因と対策
⑤授業習熟度確認テスト
⑥コンディション記録の評価とリポート
⑦秋学期の総括
⑧アンケート
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
毎回のオンデマンドコンテンツの他、PDF版の配布資料を授業支援システムに掲載します。履修者は必要に応じてダウンロードし、自己学習に役立てて下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
伊藤マモル(監修)『基礎から学ぶスポーツトレーニング理論』増補改訂版,日本文芸社
参考書References
1.伊藤マモル(監修)『痛めない! ゆるまない! ひとりで巻くテーピング』日本文芸社
2.武藤芳照(著)『スポーツ医学実践ナビースポーツ外傷・障害の予防とその対応』日本医事新報社
3.伊藤マモル『若さを伸ばすストレッチ』平凡社新書
4.清水昭他「体温を上げて健康な体を手に入れる」ブティック・ムック通巻 878 号
成績評価の方法と基準Grading criteria
1.最終評価および単位認定は、授業習熟度確認テストおよび期末試験を総合して行います。
2.その評価の割合は、授業習熟度確認テストが50%、期末試験が50%です。
3.成績評価は100点満点とし、60点以上が合格(単位認定)となります。
4.期末試験の出題範囲は、1~14回で扱った内容のすべてですが、主として到達目標として示した内容について設問します。
5.期末試験の受験資格は、オンデマンドコンテンツの視聴が12回以上を対象とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本科目の履修者全てが体育会に所属し、海外遠征や不定期な公式試合、そして強化合宿や朝練などの影響によって、通常の対面授業への参加が難しい学生が少なくないことに配慮し、2021 年度から授業形態をオンデマンド方式に切り替えました。2020 年度から拡大した Covid-19 の感染予防対策にも対応できる授業形態であり、授業を履修した学生からの授業終了後のアンケートから、本授業に対する評価や感想が好評だったことを確認しました。主な意見としては、通学負担の軽減、学習効率が高まった、集中できたなどであり、本科目のオンライン授業を高く評価する意見が多く寄せられました。
これらの回答は、履修者が所属する体育会活動における激しい練習、日常的な疲労蓄積などから、平時の授業に必ずしも集中できない学生が多いという背景があったと拝察されます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業を円滑に受講するためのインターネットの通信環境およびパソコンやタブレットなどの通信用デバイス
その他の重要事項Others
学習支援システムからの「お知らせ」を着実に受け取るためには、@stu.hosei.ac.jpのアカウントメールを日頃より利用し、意識して定期的に着信内容を確認することが重要です。
また、スポーツ医学Ⅰの単位取得者および再履修者は、秋学期に開講する「スポーツ医学Ⅱ」を受講することができます。
※スポーツ医学Ⅱではスポーツ医学Ⅰで扱った基礎的内容を元に授業を行うため、スポーツ医学Ⅰを履修(再履修)を前提に受講を認めます。
※ 国際大会、大学対抗戦などにともなう合宿および試合、あるいは忌引き、感染症予防法に定められた病気以外の自己都合によって期末試験を欠席した場合は、追再試は行いません。