理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
CUA500X4（文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 500）フィールドワーク特論Field Research
福澤 レベッカRebecca FUKUZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YC031 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | システム理工学専攻 |
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Outline (in English)
Course Outline:
Innovation design increasingly takes a human-centered or user-centered design approach. This approach suggests that product and service development should start from a deep analysis of user needs. In practice, researchers spend time in the field observing customers or clients and their environment to acquire an in-depth understanding of their lifestyles and cultures. This research becomes the basis for a better understanding of their needs, problems and ways of thinking. Much of this research employs qualitative, ethnographic methods associated with the field of anthropology. How to use anthropological methods for innovation in products and services, human-computer and human-machine interaction as well as educational design is the focus of this course.
Learning Objectives:
In this class students will practice traditional methods of ethnography--interviewing and observation. In addition, students will gain experience in co-creation methods. As groups students will plan and carry out a research project together.
Learning activities outside of the classroom:
Students will do fieldwork interviews, transcription and analysis outside of class time to complete their group project.
Grading Criteria:
In class activities (30%), Interview data & analysis (40%), Final paper and presentation (30%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
イノベーション・デザインでは人間中心、ユーザー中心のデザイン・アプローチを使うケースが次第に増えつつある。このアプローチは製品開発やサービス開発はユーザーが何を必要としているのかを十分に分析することから始める必要があることを示唆している。事実、研究者は現場における顧客の動向を観察するために時間を費やしており、顧客のライフスタイルや文化を深く理解することを目的に彼らの環境についても観察をしている。この研究は顧客が必要とすることがら、彼らが抱える問題、考え方をよりよく理解するための基礎となるものである。また、本研究の多くは質的、エスノグラフィック的アプローチを採用しており、この方法は人類学分野と関連するものである。本コースは以下の点に焦点を当てている。すなわち、生産とサービス、人間とコンピューター、ヒューマン・マシンとの相互作用、および教育デザインにおいてどのように人類学的研究方法を使用していくのか、である。
到達目標Goal
本クラスでは、受講生は伝統的人類学的方法を使用する能力を身につける。このアプローチでは観察、インタビューと同時に、デザインの先端のフィールドをはじめ、顧客・クライエントの全体像のより深い理解までをカバーしつつ、参加型デザインco-creation methodを新たに構築していく。本クラスでは、グループ単位で、フィールドワークを計画し、実行していただく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本クラスでは、グループ単位で、フィールドワークを計画し、実行していただく。さらに、クラス以外の宿題として、討論、議論の事前準備として論文等々を読む事が義務づけられている。さらに、教員による講義がある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]：1) デザインエスノグフィーの紹介: Design Ethnography
2) 人間の認知特性:
Cognitive Psychology and Ethnography
デザイン・エスノグラフィは人間中心の研究であり、対象の観察、共同作業、解釈、それに自分の考えていることを他者に向かって明示化することに重きをおいている。この方法は、文化的に特定的で、かつ文脈にそったエンドユーザーの要求を基礎的背景として考慮しつつ、ある特定の製品やサービスを開発する事に使われている。
2) フィールドワークに深くかかわってくる人間の記憶、注意バイアスのそれぞれのメカニズムを理解する。
2回[対面/face to face]：参加型デザインの概念と方法: The Theory of Co-creation strategies
参加型のデザイン（PD）はアセスメント、デザイン、技術的・組織的システムの構築へのひとつのアプローチである。このアプローチはデザイン
と意思決定プロセスにおいて作業現場で実際に働く人々の積極的な関与を重視する。受講生は様々な参加型デザイン方法を学習する。それらには機能マッピ
ング、コラージュ、制作、活動、物語、そしてモデル構築が含まれる。
3回[対面/face to face]：参加型デザインストラテジー: Co-creation strategies
受講生は情報提供者からのデータを収集するために研究者・研究対象者共同方略を開発し、それを使用する。
4回[対面/face to face]：参加型デザインストラテジー: Co-creation strategies（実施）
受講生は情報提供者からのデータを収集するために研究者・研究対象者共同方略を開発し、それを使用する。
5回[オンライン/online]：参加型デザイン実習 Field Interview #1
受講生は情報提供者からのデータを引き出すための、研究者・研究対象者共同方略を使用する。
6回[対面/face to face]：参加型デザインタスクのデータ分析:
Data analysis
内容: データ分析を行い、その内容を発表し、ディスカションを行う。
7回[対面/face to face]：参加型デザインタスクのデータ分析:
Data analysis
内容: データ分析を行い、その内容を発表し、ディスカションを行う。
8回[オンライン/online]：実践練習フィールドワークに出かける。
Field interview #2
受講生は情報提供者からのデータを見ながら、研究者・研究対象者共同方略を使用する
9回[対面/face to face]：参加型デザインタスクのデータ分析:
Data analysis
内容: データ分析を行い、その内容を発表し、ディスカションを行う。
10回[対面/face to face]：参加型デザインタスクのデータ分析:
Data analysis
内容: データ分析を行い、その内容を発表し、ディスカションを行う。
11回[対面/face to face]：データのまとめ：
Data analysis
データ分析を行い、その内容を発表し、ディスカションを行う。
12回[対面/face to face]：データのまとめ
Data analysis and presentation preparation
データ分析とグループプレゼンテーションの準備を行う。
13回[対面/face to face]：データのまとめ
Data analysis and presentation preparation
データ分析とグループプレゼンテーションの準備を行う。
14回[対面/face to face]：総まとめ：
Presentation to clients and participants
グループプレゼンテーション
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】
追加インタビュー、データ分析、論文読解
テキスト（教科書）Textbooks
プリントを用意する。
参考書References
佐藤郁也(1992).フィールドワーク. 新曜社
佐藤郁也(2002). 組織と経営について知るための実践フィールドワーク入門. 有斐閣.
好井裕明 (2006)「あたりまえ」を疑う社会学. 光文社.
Gunn et.al. (2013）Design Anthropology. London: Bloomsbury.
Robb, J. (2015)What do Things Want? Object Design as a Middle Range Theory of Material Culture.
Sanders, E. & Stappers P. (2012) Convivial Toolbox: Generative Research for the Front End of Design. Amsterdam: BIS Publishers.
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点３０％、データ収集と分析４０％、最終発表３０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2021年開講ではなかったため、学生の意見はありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートパソコンを持参する。