理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
PPE500Y3（生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 500）植物病原学特論Advanced Plant Pathogenic Microbiology
有江 力Tsutomu ARIE
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YD507 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期集中/Intensive(Fall) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 生命機能学専攻 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Characteristics of phytopathogenic microorganisms, in particular pathogenic factors, nonpathogenic factors, and further recent research trends and perspectives on controlling pathogenic microorganisms.
[The standard preparation and homework time for this class is 4 hours each time ] Includes preparations such as bibliographic surveys.
In addition to assignments and reports (50%), the degree of positive contribution to the lesson (questions, participation in discussions, etc.) (50%) is comprehensively evaluated.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
植物病原微生物の特性、特に病原性因子、非病原性因子など、さらに病原微生物の制御法に関する最近の研究動向と考え方
到達目標Goal
植物病原微生物の特性、特に病原性因子、非病原性因子など、さらに病原微生物の制御法に関する最近の研究動向と考え方を理解し、総合的に植物病原に関する理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
植物病害は、安全な食料の安定な生産に対して、量的および質的なダメージを与える生産阻害要因である。植物に病気を起こす主因である病原について、諸性質・病原性関連因子・植物との相互関係などをより明らかにすることにより、植物の病害を安全・確実に制御することに繋げていくことが期待される。本講義では、病原の概説、病原研究を行う目的、実験結果に基づいた研究計画の立て方、原研究に利用できる比較的新しい技術、病原菌の交配と進化との関係、病原制御技術のメカニズムと長所・短所、等について具体的な研究事例と世界的研究動向を併せて紹介する。なお、講義は２回分を連続で、学生の発表形式を取り入れながら開講し、課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定である。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：イントロダクション
講義の実施方法や、論文選択方法の紹介
1[対面/face to face]：植物病原の社会影響
植物保護の背景などに関する概説
1[対面/face to face]：植物病原の伝搬、検疫、検診、種子伝染性病害
病原の多様な伝搬方法について紹介し、植物検疫の重要性や、それに基づく病害拡大防止の方法について紹介する。
2[対面/face to face]：発表テーマ決め
発表テーマの紹介と発表順の決定
2[対面/face to face]：植物病原の病原性分化の分子機構(1)
植物病原微生物の植物との共進化などについて紹介する
2[対面/face to face]：植物病原の病原性分化の分子機構(2)
植物病原微生物の植物との共進化などについて紹介する
3[対面/face to face]：植物病原の発病関連因子
植物病原微生物の病原性のメカニズムについて広い視野で紹介する。
3[対面/face to face]：化学的方法および病害抵抗性誘導による植物病原の制御
化学農薬の作用機作や、植物の病害抵抗性機構やその病害防除への利用技術について紹介する
3[対面/face to face]：植物病原の生物的制御・物理的制御
植物病原の生物的制御・物理的制御の利点や欠点について紹介する。
4[対面/face to face]：植物病原に関する論文の紹介と議論、その背景の紹介（１）
選択した論文の内容の紹介、その論文を選択した理由、論文の良い点、悪い点について議論する。また、論文の背景について紹介する。
4[対面/face to face]：植物病原に関する論文の紹介と議論、その背景の紹介（２）
選択した論文の内容の紹介、その論文を選択した理由、論文の良い点、悪い点について議論する。また、論文の背景について紹介する。
4[対面/face to face]：植物病原に関する論文の紹介と議論、その背景の紹介（３）
選択した論文の内容の紹介、その論文を選択した理由、論文の良い点、悪い点について議論する。また、論文の背景について紹介する。
5[対面/face to face]：子嚢菌の交配と病原性
植物病原糸状菌の交配やそのメカニズム、病原性との関連に関する話題
5[対面/face to face]：植物工場と植物病害
植物工場における植物生産が拡大している。植物工場において発生する病害やその対処方法について議論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】参考文献の調査などの予習も含みます。
[The standard preparation and homework time for this class is 4 hours each time ] Includes preparations such as bibliographic surveys.
テキスト（教科書）Textbooks
特になし、発表で使用する論文をテキストとして利用する
No text is specified. We will present the slides used in the lecture in advance.
参考書References
眞山(2010)植物病理学
Agrios (2004) Plant Pathology 5th Ed., Elsevier
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題・レポート(50%）に加え、授業への積極的な貢献度（質問、討議参加等）（50%）を総合的に評価する。
In addition to assignments and reports (50%), the degree of positive contribution to the lesson (questions, participation in discussions, etc.) (50%) is comprehensively evaluated.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
現在なし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイント