理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
ELC500X2（電気電子工学 / Electrical and electronic engineering 500）電磁波通信工学特論１Electromagnetic-Wave Communications (Ⅰ)
橋本 修Osamu HASHIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YA502 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 電気電子工学専攻 |
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Outline (in English)
The use of radio waves is rapidly advancing, from the millimeter wave band to the THz band. On the other hand, we seem to be in a situation of radio wave flood as the use of radio waves advances. In this lecture, we will deepen our understanding of transmission lines, antennas, and radio wave propagation as indispensable technologies for wireless communication systems. In addition, we will deepen our understanding of numerical calculation methods that are essential for the design of high frequency devices.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
電波の利用は、ミリ波帯からTHz帯に到るまで急速に進んでいる。一方で、電波の利用が進む中で電波洪水のような状況にも思われる。本講義では、無線通信システムに不可欠な技術にとして、伝送路やアンテナさらには電波伝搬について理解を深める。また、電波洪水の救世主としての電波吸収体、シールド技術やその基礎となる材料測定法について理解を深める。さらに、高周波デバイスの設計に必要不可欠な数値計算法について理解深める。
到達目標Goal
伝送線理論、伝送路、アンテナ、電波伝搬、材料定数測定、電波吸収、シールド、数値計算法についての基礎から応用までを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
１週目に講義の進め方を説明する。２週目から15週目まで、無線通信システムや高周波デバイスの設計に不可欠な技術を講義する。その間にレポートの提出を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンス
本講義の進め方や電波の利用について説明する。
2[対面/face to face]：伝送線理論Ⅰ
電波の基礎と伝送線理論について理解する。
3[対面/face to face]：伝送線理論Ⅱ
伝送線理論に関する講義を行う。無限長線路や有限長線路の取り扱いを理解する。
4[対面/face to face]：シールドと吸収Ⅰ
隙間からの電波漏洩に着目し、平行金属板線路や異方性材料を充填した金属平板線路内の伝搬について理解する。
5[対面/face to face]：シールドと吸収Ⅱ
近傍界と遠方界、シェルクノフの式について理解する。
6[対面/face to face]：シールドと吸収Ⅲ
電波吸収体の基礎と多層電波吸収体について理解する。また、導波路の基礎について理解する。
7[対面/face to face]：アンテナ
アレーアンテナなど各種アンテナについて理解する。
8[対面/face to face]：材料定数測定Ⅰ
材料定数の測定法の概要と共振器を用いた材料定数定数の測定法について理解する。また、測定の具体例について理解する。
9[対面/face to face]：材料定数測定Ⅱ
同軸管法や導波管法を用いた材料定数の測定法について理解する。また、測定の具体例について理解する。
10[対面/face to face]：材料定数測定Ⅲ
自由空間法における材料定数の測定法について理解する。また、具体例について理解する。
11[対面/face to face]：数値計算法Ⅰ
モーメント法について理解する。また、反射波の測定法について理解する。
12[対面/face to face]：数値計算法Ⅱ
FD法とFDTD法について理解する。
13[対面/face to face]：数値計算法Ⅲ
有限要素法について理解する。また、FDTDの応用として材料定数の非破壊測定について理解する。
14[対面/face to face]：電波伝搬
フリスの公式、レーダ方程式、５Gについて理解する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】
テキスト（教科書）Textbooks
講義する内容は、自作資料を配布します。
参考書References
１．新しい電波工学 培風館 橋本 修
２．電波吸収体のはなし 日刊工業新聞 橋本 修
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポートで評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「特になし」
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
「特になし」
その他の重要事項Others
「特になし」