スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
SOM200IA(社会医学 / Society medicine 200)予防医学概論Introduction to Preventive Medicine
瀬戸 宏明Hiroaki SETO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | M1780 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | スポーツ医学概論[2012年度以前入学生] |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※2012年度以前入学生はカテゴリーが異なる |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
【Learning Objectives】
A purpose of this lecture is to learn the following things
1: study basic knowladge about preventive medicine and sports injuries
2: learn the influence that physical activity and exercise give to health
【Learning Objectives】
By the end of the course, students should be able to understand the followings:
-definitions, epidemiology, and pathophysiology related to sports medicine.
-the significance and effect of physical activity and exercise
-basic sports injuries / disabilities and first aid
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
Final grade will be calculated according to the following process term-end examination (100%),
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
生体に関する基礎的学問分野の成果を包括的に活用し、予防医学およびスポーツに関わる様々な医学的テーマをの基礎を学ぶ。身体機能に関する基礎的事項を理解したうえで身体活動・運動が健康に及ぼす影響を理解することを目標とする。
到達目標Goal
スポーツ医学が扱う広範な分野を把握し、関連する定義、疫学、病態生理を理解する。健康管理や身体トレーニングの実践において必須となる、身体活動、運動の意義・効果について、科学的エビデンスに基づき説明できるようにする。基本的なスポーツ外傷・障害や救急処置を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は、予防医学、健康科学の基礎的事項に加え、内科、整形外科を中心とした臨床分野に応用され、幼児から高齢者、健常者から疾病保有者を幅広く対象とするスポーツ医学の概観を理解することを目的とする。その導入としては身体活動・運動と健康との関わりを理解することから始まる。基本的な身体機能の理解と、様々なスポーツ障害やその予防について学習する。疫学に代表される社会医学分野の事項も扱う。
社会情勢によってはオンライン授業に変更することもありうる。それにともなう各回の授業計画の変更については、学習支援システムなどでその都度提示する。具体的なオンライン授業の方法などを授業内掲示板などで提示する
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
スポーツ医学について説明し、健康管理、スポーツ活動などに関連するスポーツ医学分野のトピックスを紹介する。
2[対面/face to face]:スポーツと健康
運動習慣、スポーツ活動が健康増進に果たす役割を学習し、健康管理有用な運動処方、運動の種類、強度などの指標を理解する。また健康づくり施策や健康運動指導士についても学習する。
3[対面/face to face]:運動基準・運動指針
身体活動・運動および体力と健康との関係についての概念を確立し、「健康日本21」「健康づくりのための身体活動基準2013」などの内容を紹介する。
4[対面/face to face]:生活習慣病と運動疫学
生活習慣病の概念を理解し、予防施策における疫学研究の意義、運動疫学の意義および手法について。
5[対面/face to face]:健康の概念、医事法規
健康とは何かについて、世界保健機構の宣言、オタワ憲章の概念を参照して理解する。健康管理に関連して医療関係法規を学習する。
6[対面/face to face]:生活習慣病概論
生活習慣病とは何か、生活習慣病に含まれる疾病を概念的にとらえ、運動習慣等による予防、治療について包括的に学習する。
7[対面/face to face]:呼吸循環器系の働きとエネルギー供給
呼吸器官、心脈管系の構造と機能について理解し、一過性運動時の換気応答、脈管系の応答について学習する。また、その背景となる運動時の筋活動に対するエネルギー供給機構の基礎を学ぶ。
8[対面/face to face]:内科的メディカルチェック
内科的障害と予防
スポーツを実践する人の健康管理を理解し、内科的メディカルチェックの項目(問診、理学所見、血液検査、心電図、運動負荷試験など)を学習する。
またスポーツによる内科的な急性・慢性の障害を取り上げ、予防、治療について紹介する。
9[対面/face to face]:整形外科的メディカルチェック
スポーツ活動時の運動機能の評価とスポーツ障害の管理を目的とした整形外科的メディカルチェックについて学習する。
10[対面/face to face]:救急処置
スポーツ現場での救急処置について学習するとともに心肺蘇生法の理論と実際を理解する。
11[対面/face to face]:運動器退行性疾患
加齢に伴う運動器疾患の病態を理解して適切な身体活動による進行防止や運動指導の意義を理解する。また介護予防についても学習する。
12[対面/face to face]:外科的障害 上肢
外科的障害の早期発見と良簿、スポーツによる上肢の障害発生頻度、原因となるスポーツに関する知見を理解する。
13[対面/face to face]:外科的障害 下肢(膝を含む)
外科的障害の早期発見と良簿、スポーツによる下肢の障害発生頻度、原因となるスポーツに関する知見を理解する。
14[対面/face to face]:外科的障害 脊椎
外科的障害の早期発見と良簿、スポーツによる脊椎の障害発生頻度、原因となるスポーツに関する知見を理解する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回テーマにおけるキーワードについて予備知識をあらかじめ学習すること。例えば、生活習慣病とは何か?など。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とする。
各講義の約1週間前から授業支援システム上の「教材」に資料を掲載するので、受講者は指定参考書などを用いて事前学習をおこない授業やテストにのぞむこと。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。
参考書References
スポーツ医学研修ハンドブック(日本体育協会指導者育成専門委員会スポーツドクター部会監修、文光堂、2004年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
単位認定試験(原則100%)
理解度確認のためにレポート作成を適宜実施することがある。
オンライン授業の場合は毎回のテストの合計をもって評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
適宣、解説用の補助プリントを作成し授業支援システムに掲示する。
その他の重要事項Others
※授業の展開によって、若干の変更があり得る。
教員は整形外科医であり、スポーツ医学に長らく関わってきている。そのため現場で求められているものを授業で展開可能である。経験を活かし、予防医学およびスポーツに関わる様々な医学的テーマの基礎を講義する。