スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
HSS100IA（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100）スポーツコーチング論Ⅰ Sport Coaching I
【2017年度以前入学生対象】
平野 裕一Yuichi HIRANO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | M1610 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | 講義 |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※2017年度以前入学生対象 |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 他学部公開科目として履修する場合の配当年次は3～4年 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門基幹科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
The purposes of this class are to learn the philosophy, attitude and action on the sport coaching in the classroom and to practice coaching skill on the court. The contents of classroom lecture are referred to 'the model core curriculum' created by JSPO in 2016. In the practice, sport skill drills designed by the student coach are implemented to the student players.
【Learning Objectives】
Objectives are to understand the philosophy, attitude and action on the sport coaching and to use these findings in the coaching practice on the court.
【Learning activities outside of classroom】
Student coach selects one of the sport skill and creates 3 drills to improve the selected skill of student players.
【Grading Criteria/Policy】
Comments to each coaching practice (36%) and term-end exam (64%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
新しい時代にふさわしいスポーツのコーチングとは「競技者やスポーツそのものの未来に責任を負う社会的な活動」である。これを実践するために、コーチングの理念・哲学、対自分力と対他者力、現場のマネジメントを学ぶ。さらに理解したものを実践で使えるようにすることも学ぶ。
到達目標Goal
新しい時代にふさわしいスポーツのコーチングを実践していくために、
・コーチングの現状、多様な文脈、コーチに求められるもの、コーチの学び
・セルフコントロール、コミュニケーション、リーダーシップ、多様な思考法
・様々な人に対するコーチング、コーチングにおけるリスクマネジメント
を理解する。
一方で、理解した内容をコーチング実践の中で活かす。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」「DP5」「DP6」「DP7」「DP8」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
受講者を２つのグループに分ける。
１つのグループでは、授業の前半の時間にコーチングにおける思考・判断、態度・行動を講義形式で学び、後半の時間にコーチ役と選手役をつくって屋外でコーチングを実践し、その後それぞれの役からみたコーチング実践についてコメントする。コーチ役はスポーツスキルから１つを選びそのスキルを向上させるためのドリルを３つ作る。３週にわたり１つずつドリルを実践してコーチ役を終え、選手役と交替していく。
もう１つのグループは逆順で進める。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：講義と実習の進め方のガイダンス
モデルコアカリキュラムとの関連性
実践におけるコーチ役の使命と職務
2[対面/face to face]：・スポーツの意義と価値
・１巡目コーチの１回目実践
文化的特性、スポーツ精神、基本法と基本計画
3[対面/face to face]：・日本のコーチングの今
・１巡目コーチの２回目実践
グッドコーチに向けた「７つの提言」
4[対面/face to face]：・多様なコーチング文脈
・１巡目コーチの３回目実践
種類別コーチに求められるもの
・参加型スポーツのコーチング
・パフォーマンススポーツのコーチング
5[対面/face to face]：・コーチに求められるもの
・２巡目コーチの１回目実践
コーチの主な機能（職務）
6[対面/face to face]：・コーチの学び
・２巡目コーチの２回目実践
・コーチが学ぶための方法論
・省察の流れ
7[対面/face to face]：・コーチのセルフコントロール
・２巡目コーチの３回目実践
・自分の心理的、行動的な特徴
・セルフコントロールの技法の理解
8[対面/face to face]：・コーチのコミュニケーション
・３巡目コーチの１回目実践
・コミュニケーション
・プレゼンテーション
・ファシリテーション
9[対面/face to face]：・コーチングとリーダーシップ
・３巡目コーチの２回目実践
・リーダーシップ理論の流れ
・リーダーの成長を促す経験
10[対面/face to face]：・多様な思考法に基づくコーチング
・３巡目コーチの３回目実践
・理論的思考法
・分析的思考法
・創造的思考法
・批判的思考法
11[対面/face to face]：・発育発達と女性アスリートのコーチング
・４巡目コーチの１回目実践
・成長期の子どものコーチングの特徴
・女性アスリートのコーチングの特徴
12[対面/face to face]：・障がいのある人のコーチング
・４巡目コーチの２回目実践
・アダプテッド・スポーツ
・インクルーシブ・スポーツ
障がいのある人のコーチングの特徴
13[対面/face to face]：・リスクマネージメント
・４巡目コーチの３回目実践
・暴力的指導のリスクマネージメント
・スポーツ事故のリスクマネージメント
14[対面/face to face]：総括
・専門的知識への移行
・コーチング実践の総括
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
コーチング実践におけるスキル課題とそれを習得するための３回分のドリルを考案する。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間 を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
「グッドコーチになるためのココロエ」平野裕一、土屋裕睦、荒井弘和共編、培風館
（授業の各回には学習支援システムの「教材」に資料をアップロードする）
参考書References
・「私たちは未来から「スポーツ」を託されている」文部科学省編、Gakken
・「コーチング学への招待」日本コーチング学会編、大修館書店
・「球技のコーチング学」日本コーチング学会編、大修館書店
成績評価の方法と基準Grading criteria
・コーチング実践における自身の振り返りと受講者からの評価（３点×１２回＝３６点）
・講義に関する期末テスト（６４点）
で総合１００点とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・ローテーションするグループ分けが明確に伝わるようにする。
・コーチングに用いる用具を十分に手配する。
・雨天時の対応を明確にする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・運動ができる服装
・コーチング実践で使う用具