スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies
PHL100IA(哲学 / Philosophy 100)スポーツ哲学Sports Philosophy
小田 佳子Yoshiko ODA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | スポーツ健康学部Faculty of Sports and Health Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | M1040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory |
専門教育科目 専門基礎科目(講義科目) |
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Outline (in English)
Deepen knowledge about the principles and basic necessary for thinking about "what is physical education?" And "what is sports?".
The goal of this lecture is to be able to speak in one's own words about the value of sports themselves and their role in society.
"Why are people fascinated by sports?" What is the appeal of sports?
It's been a long time since the word "sports culture" has been used, but can sports really become a culture?
In the future, those involved in sports will have to speak in their own words.
"What is sport for me?" It is important for sports professionals to think more deeply about sports that can be involved in various ways according to the purpose.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「体育とは何か?」「スポーツとは何か?」を考える上で必要な原理・原則について知識を深める。スポーツそのものが持つ価値や社会で果たす役割等について、自らの言葉で語ることができることを目標とする。
「人はなぜスポーツに魅せられるのか?」スポーツの魅力とはいったい何なのか。「スポーツ文化」という言葉が使われるようになって久しいが、スポーツは本当に文化となり得ているのか。今後スポーツに携わる者は、自らの言葉でスポーツを語る必要に迫られるであろう。
「自分にとってのスポーツとはどのようなものか」その目的に応じて多様な関わり方が可能なスポーツについて、より深く考えることがスポーツの専門家には重要となる。
到達目標Goal
スポーツとは何であるかを考えるうえで必要な原理・原則についての知識を深めるとともに、スポーツが社会生活に及ぼす影響等について考察を加える。
「プレイとは何か」、「指導者とコーチの違い」、「フェアプレイとは何か」、「スポーツとドーピング」、「オリンピックとオリンピズム」などスポーツを取りまく諸課題に関し自身の言葉で語ることのできるスキルを身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
体育・スポーツの概念を明らかにするとともに、身体活動を通して行われる教育としての体育に焦点を当てることはもとより、我が国における体育・スポーツへの取り組みやスポーツが社会に及ぼす影響など、社会生活との関わりの中でスポーツ活動を考えることのできる力を養う。
テキスト及び必要に応じて配付する資料等をもとに、P.P.を使用したスクール形式の一斉対面授業を行う。
本授業では体育とスポーツの違いをはじめ、これまで気にとめることの少なかったスポーツに関する様々なことにも焦点を当て、スポーツとはどのようなものであり、どのような価値を内包しているのか等を明らかにする。そしてそれらを今後のスポーツ振興に少しでも役立てることを目指す。
スポーツの素晴らしさを自らの言葉で説明するためにも各々の学生にスポーツ観を身に付けてもらいたい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:授業概要説明及び、体育・スポーツの抱える今日的課題
授業の内容、進め方、成績評価方法、留意事項の授業ガイダンス及び、体育・スポーツが抱える今日的課題について考える
2[対面/face to face]:体育とは、スポーツとは
スポーツとは何か、体育とは何か
3[対面/face to face]:スポーツ哲学とは
なぜ体育系学部・学科の学生が、スポーツ哲学を学ぶ必要があるのか考える
4[対面/face to face]:体育からスポーツへ
体育とスポーツの関係の移り変わりを理解する
5[対面/face to face]:体育における人間形成
今とこれからを生きる時代精神の中で、体育はどのような人間形成をすればよいのか考える。
6[対面/face to face]:体育教師とコーチ
教師とは何をする指導者か、コーチには何が求められているのか、コーチング回路等を参考に考える
7[対面/face to face]:スポーツと勝利至上主義
スポーツにおける「勝利至上主義」という問題性について自己の経験から考える
8[対面/face to face]:運動部活動の意義と課題
運動部活動にはどのような意義や課題があるのか、「部活動改革」のあり方を考える
9[対面/face to face]:「プレイ(遊び)」と体育・スポーツの関係
プレイとは何か、ホイジンガのプレイ論を通してスポーツの価値について考える
10[対面/face to face]:スポーツとフェアプレイ
スポーツマンシップとはどのようなことを指すのか、フェアプレイとは具体的にはどのような行動のことなのか考える
11[対面/face to face]:アンチ・ドーピング
ドーピングの歴史、スポーツにおけるアンチ・ドーピング活動の必要性等、今現在のスポーツ界を取りまく問題を踏まえ考える
12[対面/face to face]:オリンピックとオリンピズム①
近代オリンピックの概要(なぜクーベルタンはオリンピックを復興したのか、その歴史と移り変わりについて考える)
13[対面/face to face]:オリンピックとオリンピズム②
近代オリンピックが目指したものは何か、TOKYO2020の現状と課題を踏まえて考える
14[対面/face to face]:まとめ(半期を通しての振り返り)
まとめ(半期を通しての振り返り)及びテスト
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
第2回:「体育」という言葉の持つイメージを考える。
第3回:「スポーツ哲学」という言葉から想像される内容を考える
第4回:「体育」と「スポーツ」それぞれの指し示す内容について考える
第5回:「体育」でどのような人間形成が可能となるのか考える
第6回:自らが出逢ってきた保健体育の教師像を思い出してくる
第7回:これまで一番嬉しかった勝利から、試合で勝つことの意義を考える
第8回:部活動で「よかったこと嫌だったこと」の両面を考える
第9回:遊びにより培われてきたものは何か考える
第10回:アンフェアに見えてもフェアなプレイ、またその逆も考えてくる
第11回:なぜスポーツにおけるドーピングは禁止されるのか考えてくる
第12回:クーベルタンについて調べ学習を行う
第13回:これからのオリンピックの在り方について考えてくる
第14回:授業内試験に向けた準備及び、半期の振り返り
本授業の準備学習・復習時間はそれぞれ2時間程度とします。
テキスト(教科書)Textbooks
「教養としての体育原理 新版 -現代の体育・スポーツを考えるために-」
友添秀則・岡出美則編 大修館書店 新版第1刷(2016年7月)
また、必要に応じて資料を配付する予定。
参考書References
必要に応じて授業中に紹介
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内における学生自身の意志に基づく意見(発言)は、授業への積極的参画として評価に加味する。授業におけるレポート等(30%)に加え、定期試験の成績(70%)による総合評価を行う。授業出席回数が授業実施の2/3未満の学生については、成績評価の対象外とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業外において行う学習活動(主に予習・授業準備)に関するコメントを、必要に応じて授業開始時に問う。各自準備をしておくこと。また、従前の授業内容に関しても授業時に問うことより、各授業内容のポイントを押さえておくこと。
その他の重要事項Others
公立中・高の学校現場で保健体育および英語の教員として15年間勤務し、その内4年間は文部科学省派遣で海外の在外教育施設の小中一貫校で勤務した。
※新型コロナウィルス感染拡大による授業形態等の変更には、柔軟に対応する。