市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
課題解決型フィールドワークFieldwork for SDGs
競馬とウェルビーイング(スポーツビジネスとしての競馬がもたらす人馬のウェルビーイング)
高見 京太Kyota TAKAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q0706 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キG1年~ |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 本科目は教育開発支援機構主催のプログラムであり、ILAC科目0群として開講している。 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 選択基盤科目 0群(自校教育、基礎ゼミ、情報、キャリア教育関連科目等) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
2016年度以前入学者 市ヶ谷基礎科目・総合科目 0群 |
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Outline (in English)
Course outline
In this lecture, you will learn that horse racing is involved in the sports business, sustainable society, and well-being of human horses.
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
−A. Learn about the history of horse racing, the domestic and international horse racing world, racehorses, and racecourses, and understand horse racing as a sport.
-B. Understand the strategy of horse racing business and gain systematic knowledge about the factors that establish the business and the mechanisms that support its operation.
-C. Learn about the second career of retired racehorses and understand the efforts of human horses for well-being.
Learning activities outside of classroom
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Grading Criteria /Policy
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end report: 84%、Short reports : 16%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我が国における競馬は、1861年に最初のレースが行われてから160年の歴史を持ち、現在では10万人もの観客を集めるレースも行われ、その人気は新聞やテレビなどのメディアによる報道からも読み取れる。競馬で主に注目を集めるのは競走馬であるが、その背後には幅広い領域において多くの専門家が支えることで成り立っている。また、競馬は、我が国における大きな産業の一つでもあり、馬のレースというだけではなく、人々の暮らしに様々な影響を与えている。
本講義では競馬をテーマとして、スポーツビジネス、サスティナブルな社会、そして人馬のウェルビーイング(健康で幸せな暮らし)のあり方について学ぶ。
到達目標Goal
・競馬の歴史、国内外の競馬界、競走馬、競馬場について知り、スポーツとしての競馬を理解する。
・競馬ビジネスの戦略を理解し、ビジネスとして成立させている要因とその運営を支えるメカニズムについて体系的な知識を得る。
・引退競走馬のセカンドキャリアについて学び、人馬のウェルビーイングへの取り組みについて理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は、競馬に関わる専門的な事項についてはJRAの協力を得て講義する。
ショートレポートを提出することにより各回の学びを整理し、最後に、レポート課題を提出する。
開講時限は、水曜日4時限目の3キャンパス授業時間が重なる15:30から16:40の70分間である。ただし、11月12日(土)は、JRA東京競馬場において、9:30から16:30に実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:学習内容の理解
本授業の概要を知り、学びの目的を明確化して、到達目標を確認する。そして、課題解決型フィールドワークとしての学習の計画を定める。
高見京太(スポーツ健康学部):多摩から発信
2[対面/face to face]:競馬の概要
競馬とは何か、日本中央競馬会の業務とは何か、といった、競馬とそれを運営する日本中央競馬会(JRA)について理解する。
JRA経営企画室:多摩から発信
3[対面/face to face]:競走馬の生産
競走馬を生産するうえで重要な馬の種付け、妊娠、出産、産後等の母馬と仔馬の疾病や注意点などについて理解し、馬の繁殖について学ぶ。
JRA生産育成対策室:多摩から発信
4[対面/face to face]:競馬番組・競走体系
優秀な繁殖血統の選抜のためにJRAがG1を頂点としたレース体系を構築していることが重要であることを理解する。
JRA番組企画室:市ヶ谷から発信
5[対面/face to face]:競馬法とその改正の歴史
競馬の実施において最も重要な法律となる「競馬法」の歴史を知り、競馬法に定められている内容、競馬法と今の競馬体系がどのように関連しているのかについて理解する。また、勝馬投票券の仕組みを学び、払い戻し率や投票券について理解する。
JRA経営企画室:市ヶ谷から発信
6[対面/face to face]:ギャンブル等依存症対策
競馬がギャンブルであることは事実であり、競馬によるギャンブル等依存症が存在することを理解するとともに、JRAが取り組む依存症対策について学ぶ。
JRA経営企画室:多摩から発信
7[対面/face to face]:競馬の舞台装置
競馬場のメインである馬場(芝コース・ダートコース)について学ぶとともに、職員が執務するエリアや観客エリアについても学び、競馬場という施設全体を知り、週末のフィールドワークに備える。
JRA施設部:市ヶ谷から発信
8[対面/face to face]:競馬のプロモーション戦略
JRAの実施している各種プロモーションの目的や狙いを知り、そのために実施しているメディア戦略やイベント戦略について理解する。
JRAイベントプロモーション課:市ヶ谷から発信
9[対面/face to face]:映像コンテンツとしての競馬
JRAの歩みと競馬映像の歴史を知るとともに、映像コンテンツの役割や課題・今後の展望について学ぶ。
JRA映像企画課:市ヶ谷から発信
10[対面/face to face]:デジタルマーケティング(競馬のコンピューターシステムと情報サービス)
JRAにおけるコンピューターシステムや情報サービスの歴史を知り、インターネットによる情報提供や投票システムの構築などについて理解し、今後の課題や展望について学ぶ。
JRA経営企画室:市ヶ谷から発信
11[対面/face to face]:馬事振興への取組み
JRAが馬事振興に取組む意義や目的、実際にどのような馬事振興を行っているかについて理解する。
JRA馬事振興課:多摩から発信
12[対面/face to face]:引退競走馬を軸にした循環型社会と農福連携
人馬のウェルビーイングに関連した実践を学習し、その応用の手段を考察する。
佐野竜平(現代福祉学部):多摩から発信
13[対面/face to face]:世界の競馬
競馬は世界中で行われているが、その競馬の歴史や競馬の種類、日本の競馬の世界的な立ち位置や諸外国の競馬について学ぶ。
JRA国際企画室:市ヶ谷から発信
14[対面/face to face]:引退競走馬のセカンドキャリア(リトレーニング
競馬を引退した馬のセカンドキャリアにおける「リトレーニング」という手法を学び、それを大学で人馬のウェルビーイングに繋げる取組みを理解する。
柏村晋史(体育会馬術部監督):多摩から発信
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料を配布する。
参考書References
必要に応じて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
各回のショートレポート:84%(6点×14回)
最終レポート:16%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度より開講される科目のため無し。
その他の重要事項Others
本授業は、講師が教室で講義をする授業は14回ありますが、実際に教室に講師が来て授業をするのは、市ヶ谷が7回、多摩が7回です。
受講する学生は、14回全てをそれぞれのキャンパスで受講してもらうことを前提としていますので、7回は対面で、7回は教室のスクリーンに映し出されるもう一方のキャンパスの授業を受講することになります。
時間割は水曜日の4時限目ですが、15:30から16:40までの70分間です。したがって、市ヶ谷キャンパスの皆さんは、4時限目開始時刻の30分後から始まり、多摩キャンパスの皆さんは4時限目終了時刻の30分前に終わります。
11月12日(土)のJRA東京競馬場見学は、授業時間(4コマ分)に相当します。したがって、これに参加しないと授業を4回欠席したことになりますので注意して下さい。
なお当日は、競馬開催日ですので、JRA職員の案内による施設の見学と講義だけでなく、東京競馬場で行われる『武蔵野ステークス』と、阪神競馬場で行われる『京都ジャンプステークスおよびデイリー杯2歳ステークス』と3つの重賞競走を観戦します。
JRA東京競馬場 東京都府中市日吉町1-1
アクセス:https://www.jra.go.jp/facilities/race/tokyo/access/index.html
十分な感染防止対策を行い、また受入先と協議し、問題がないことを確認したうえで実施します。受講者自身においても、万全の感染症対策をして参加してください。
GIS・経済・社会・現代福祉・小金井(情報科学・生命科学・デザイン工学)の学生は2年次以上、スポーツ健康学部は3年次以上、それ以外の学部(法・文・経営・国際文化・環境・キャリア)は1年次以上の履修が可能となります。