法学部Faculty of Law
LAW200AB（法学 / law 200）労働基準法労働基準法
浜村 彰Akira HAMAMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A0093 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
| 科目種別Class Type | 講義 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生：履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) |
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Outline (in English)
· This lecture,the Labor Standards Law,mainly deals with legal issues concerning working hours. Since 2007, the Labor Standards Law has been revised many times, the working hours are becoming flexible and diversified. But on the other hand reduce of working hours of regular employees has not progressed, and The death from overwork and overworked suicide is a big social problem. We learn the current state and problems of working hours legislation systematically while using concrete problems as materials.
・Students can follow own right and profit by learning this lecture even if they receive unfair treatment when they found a job.
・Before each lecture, students must read the resume and documents which a teacher gave.
・Grading will be decided based on the examination(100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・労働基準法は、企業・経営と法コース（労働法中心）に属する科目であり、主に労働時間に関する法的問題を取り扱う。2007年から労基法は幾度も改正され、労働時間の弾力化や多様化が進んでいるが、その一方正規従業員の労働時間の短縮はいっこうに進んでおらず、過労死や過労自殺が大きな社会問題となっている。労働時間法制の現状と問題点を具体的問題を素材にしながら体系的に学ぶ。また、労基法の労働時間以外の主要論点についても、ここで取り上げて実務上の留意点についても講義する。
・労働基準法を学ぶことで、会社等に就職したときに不当な扱いを受けても、自分の権利や利益を守ることができる。
到達目標Goal
・労働基準法の意義・目的を理解し、労基法の全体の仕組みを説明できる。
・労働時間法制の理念・目的を踏まえて、労働時間規制の意義を理解できる。
・労働時間に関する具体的テーマについて、学説・判例の現状を理解し、その法的解決の方法を説明できる。
・労働時間をめぐる法的問題に直面したときに、必要な参考文献や資料を収集し、それを整理・理解したうえで、解決方法を思考できる。
・労働時間に関する法的問題を相談されたときに、適切な解決策をアドバイスすることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・対面授業で開講する予定であるが、状況に応じてハイフレックス型またはオンライン型の授業を行うこととする。授業計画の変更については、学習支援システムでその都度提示する
・授業の初めに，前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ，全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：労働基準法総論
労働基準法の理念・目的と全体の仕組みを概観し、最近の労働基準法の改正動向を講義する。
第2回[対面/face to face]：労働時間の短縮と政策－法定労働時間の意義と例外
労働時間短縮の意義と時間政策の推移・現状を総括し、労基法の法定労働時間などの時間規制の意義について考えてみる。
第3回[対面/face to face]：時間外労働・休日労働
時間外労働・休日労働の法的規制の仕組みと残業義務をめぐる学説判例の到達点を学ぶ。
第4回[対面/face to face]：労働時間の概念と起算点
労基法上の労働時間とは何かを労働時間の算定方法を具体的テーマとして判例法理の到達点を踏まえて学習する。
第5回[対面/face to face]：労働時間の弾力化
労働時間の弾力化措置として、1ヵ月単位の変形労働時間制、1年単位の変形労働時間制およびフレックス・タイム制について講義する。について講義する。
第6回[対面/face to face]：労働時間のみなし制
事業場外労働と裁量労働制について労働時間のみなしという特別な計算方法を理解する。
第7回[対面/face to face]：休憩・休日
労基法上の休憩・休日に関する法規制の仕組みとそれに関する法律問題の実務を学習する。
第8回[対面/face to face]：年次有給休暇
労基法上の年次有給休暇の意義とその法的問題点について、最近の法改正と裁判実務について講義する。
第9回[対面/face to face]：労働時間の適用除外と高度プロフェッショナル制度
管理監督署等に対する時間規制の適用除外と最近論議されている高度プロフェッショナル制度の導入問題について考える。
第10回[対面/face to face]：年少者・妊産婦等の労基法上の保護
年少者・女性労働者の労基法上の保護と育児・介護休業制について学習する。
第11回[対面/face to face]：労働災害と災害補償制度
労働災害の現状・労働者災害補償保険法の仕組みと業務上災害の認定方法について実務的知識を身につける。
第12回[対面/face to face]：過労死・過労自死と安全配慮義務
最近の過労死・過労自死と民事上の安全配慮義務について裁判実務の動向を講義する。
第13回[対面/face to face]：最近の労働基準法のトピックス
労働基準法をめぐる改正動向とホットな問題について講義する。
第14回[対面/face to face]：試験・まとめと解説
13回の授業を振り返り、まとめと解説をするとともに、授業内試験を実施する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
・指定テキストのほかに、随時授業の際に配布または授業支援システムにアップされる参考資料をあらかじめ読んでくること。なお、テキストは授業で随時使用する。また、六法は必ず持参すること（タブレット等でも良い）。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
指定テキスト：浜村・唐津・青野・奥田『ベーシック労働法（第8版）』（有斐閣、2020年）のほか、随時参考資料や裁判例を授業支援システムにアップする。
参考書References
授業中、タブレットやスマホは資料参照のために使用してよいが、私用は厳禁。また、試験中の使用は禁止。
成績評価の方法と基準Grading criteria
主として定期試験の評価（90％）によるが、リアクションペーパーの提出（10％）も加味する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパー等に記載された意見・要望を参考に随時改善する。