社会学部Faculty of Social Sciences
SOC200EB, SOC200EC（社会学 / Sociology 200 , 社会学 / Sociology 200）国際協力論Studies in International Cooperation
南北問題
岡野内 正Tadashi OKANOUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | LA308 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) |
【他学部公開科目として履修する学生への案内】 ・履修年次は2～4年 ・「旧：南北問題」を修得済みの場合は履修不可 |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2～4年 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
A kind of seminar class on the issues of International Cooperation. Participants are required to read the textbook on the issues. Presentation of the outline and some points to discuss on each chapter followed by discussion with the lecturer in the class will be a good occasion to understand the the main issues on the subjects from the sociological perspective.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際協力とは、南北問題の解決をめざす諸国家と諸国民のさまざまな活動のことだ。南北問題とは、貧しい南の国々と豊かな北の国々との間での、貧富の格差から起こるさまざまの問題のことだ。しかし、20世紀後半以降の国際協力は、南北問題を解決できていない。この失敗の原因を探究するうえで、欠かせない論点の概略をつかむ。
到達目標Goal
①国際協力に関する学術書の内容を的確に理解する力をつける。②さらに批判的に読解する力をつける。③学術的討論の流れをつかむ力をつける。④学術的討論を批判的に評価する力をつける。⑤国際協力について問いをたて、質問し、答えを聞き、さらに自分なりの問いを発展させる力をつける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP3・DP6・DP7・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
ZOOMを利用してオンライン授業で進める。
国際協力についての担当教員の新著を精読しつつ、今日の学問状況を批判的に検討する。受講生は全員が、毎回の授業前までに、「授業日誌」を作成して、掲示板に書きこんでいく。「授業日誌」は、テキストの該当箇所を読んで、①わかったこと、②わからなかったこと、③調べてみたこと、、④みんなで話し合ってみたいこと、を含むこと。授業前半ではZOOMのブレークアウトセッションを用いて、少人数分科会で全員が各自の授業日誌を共有しながら議論し、後半では、少人数分科会の座長になった人が分科会の状況を報告し、講師を含む全員で議論することで、どうしてもわからない問題を解決し、調べてきたことを共有し、さらにより深い問いをもてるようにする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：国際協力をめぐる学問状況
授業説明と受講生による自由討論。
2[対面/face to face]：批判開発論とグローバル・ベーシック・インカム構想
受講生の報告と教員を交えた議論
3[対面/face to face]：開発援助から民衆中心開発戦略への転換―コーテン
受講生の報告と教員を交えた議論
4[対面/face to face]：開発援助への再挑戦―サックス
受講生の報告と教員を交えた議論
5[対面/face to face]：脱開発の世界秩序再編―ザックス
受講生の報告と教員を交えた議論
6[対面/face to face]：グローバル企業支配の告発―ジョージ
受講生の報告と教員を交えた議論
7[対面/face to face]：グローバル帝国転覆の論理―ネグリ
受講生の報告と教員を交えた議論
8[対面/face to face]：グローバル資本主義学派のグローバル企業権力論
受講生の報告と教員を交えた議論
9[対面/face to face]：国連SDGsの論理
受講生の報告と教員を交えた議論
10[対面/face to face]：コロナ・パンデミックと宇宙開発
受講生報告と教員を交えた議論
11[対面/face to face]：グローバル・ベーシック・インカム構想
受講生報告と教員を交えた議論
12[対面/face to face]：歴史的不正義に関する正義回復論
受講生報告と教員を交えた議論
13[対面/face to face]：グローバル企業資本の植民地的起源
受講生報告と教員を交えた議論。授業日誌の提出。
14[対面/face to face]：真の国際協力とは何か？
受講生報告と教員を交えた議論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストを読み、毎回の授業までに「授業日誌」を書く。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
岡野内正『グローバル・ベーシック・インカム構想の射程』法律文化社、2021年、3300円+税。
参考書References
阪本公美子・岡野内正・山中達也編著『日本の国際協力 中東・アフリカ編』ミネルヴァ書房、2021年、4000円+税。
ガイ・スタンディング著、岡野内正監訳『プレカリアート』法律文化社、2016年、3000円＋税。
岡野内正著訳『グローバル・ベーシック・インカム入門』明石書店、2016年、2000円＋税。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の授業参加を前提に、掲示板に書き込まれた授業日誌の各項目について、25%ずつ100%で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
一回限りの試験ではなく、毎回の授業の積み重ねを評価してほしいという要望に応えて、「授業日誌」での評価を導入してみました。
その他の重要事項Others
「実務経験のある教員による授業」に該当。教室討論の中で、国際開発・人権NGO活動への長年の参加経験と観察を踏まえた議論を展開します。