社会学部Faculty of Social Sciences
SOC200EB, SOC200EC(社会学 / Sociology 200 , 社会学 / Sociology 200)産業社会学ⅠSociology of Work and Employment I
惠羅 さとみSatomi ERA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | LA107 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | 【他学部公開科目として履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2~4年 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | |
コース・プログラム名Course/Program name |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course introduces the foundations of sociology of work to students. It also enhances the understanding of current socioeconomic dynamics surrounding industrial relations and workers in the era of globalization. The issues student will learn in this course cover various topics including social division of labor, industrialization/development and its consequences, human relations in workplace, ideology and alienation related to work, labor movement, labor migration and so on.
Learning activities outside of classroom: Students will be expected to write short/reaction paper after each class meeting.
Grading Criteria: Overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end paper: 50%、in class contribution: 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
グローバル化と急速な産業構造の変化の下、働きかたは多様化し、人びとの意識や社会的結合のあり方も変容している。「働くこと」とはどのようなことなのか、そこにはどのような課題があるのか。この授業では、産業・労働を捉える様々な見方について学び、 産業社会学の学問としての成り立ちと基本的テーマを通じて、基礎的な知識を身に着ける。そして、産業・労働を取り巻く状況を社会動態として捉え、人々の意識や相互関係に着目する社会学の枠組みについて理解し、これまで社会学が「働くこと」 をめぐっていかに考察してきたのかを 理解するとともに 、今日のグローバル化の影響について検討する。
到達目標Goal
「働くこと」について、産業社会の発展の中で、どのような課題および問いが発生してきたのか、社会学的な観点から考察する方法について学ぶ。「働くこと」 を取り巻く構造や制度、ならびに労働者の主体的関わりについて、社会学的な枠組みから理解できるようにする 。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3・DP6・DP7・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
ハンドアウトや配布資料等に基づき講義を行う。
課題等に対するフィードバックは、毎回および最終授業において前
回まで提出されたリアクションペーパーから適宜取り上げ講評する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
授業の説明
第2回[対面/face to face]:産業社会学とはどのような学問か
産業社会学、労働社会学、 労働経済学、人的資源論など多様な学問領域の特徴を理解し、産業社会学の方法について学ぶ
第3回[対面/face to face]:経済と社会をめぐる社会学的研究の系譜
社会学における古典理論(デュルケム、ウェーバーなど)、社会関係資本、社会的紐帯などを含む経済社会学の 基礎概念について学ぶ
第4回[対面/face to face]:産業化と社会変動
そもそも産業とは何なのか?分業、工業化、脱工業化に伴う技術・組織・社会関係・地域社会の変動などについて考察する
第5回[対面/face to face]:職場組織と人間関係
ホーソン実験など職場の人間関係論をめぐる議論を学び、欲求充足、モラール、感情労働などについて理解する
第6回[対面/face to face]:技術革新と労働
テイラーリズム、フォーディズム、ポストフォーディズムなどの議論から技術革新と労働・管理の変容を考える
第7回[対面/face to face]:労働者意識とイデオロギー
技術や官僚制化をめぐる労働の疎外と人間化 、帰属意識、仕事のやりがいや価値観など、 労働の主体性について考える
第8回[対面/face to face]:労資関係と労使関係
働くことを取り巻く利害関係や制度としての労資関係 /労使関係について、その重層性を理解する
第9回[対面/face to face]:労働組合と労働運動
労働組合の類型と機能、および日本の労働組合の特徴を理解し、今日的な労働組合運動のあり方について考える
第10回[対面/face to face]:日本の産業社会学(1)
日本の産業社会学の系譜から、生活共同体としての労働社会、経営家族主義、産業化と日本的特質などを理解する
第11回[対面/face to face]:日本の産業社会学(2)
いわゆる日本型雇用システムの特徴を理解し、その変容と多様な働き方について 考える
第12回[対面/face to face]:グローバル化と労働(1)
新国際分業や多国籍企業、経済産業再編成とサービス化、資本と労働の移動の相互関係などについて学ぶ
第13回[対面/face to face]:グローバル化と労働(2)
アジアおよび日本における移民労働者と労働の変容について考察する
第14回[対面/face to face]:まとめ
授業のまとめと期末レポートについての説明
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習では、産業・労働をめぐるテーマについて関心を持ち、積極的に自主学習を進めること。疑問点や分からないキーワードなどについて調べておく。
復習では、配布資料やノートを整理しておく。授業内で適宜、講読課題を出すので指定された箇所を各自で読み、課題を提出する。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。授業時にはハンドアウトや資料を配布する。
参考書References
授業で指示する
成績評価の方法と基準Grading criteria
①平常点(50%)
毎回のリアクション・ペーパー(授業内で出された提出課題や意見・質問など)
②期末レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーなどを適宜紹介しながら前回のフィードバックを行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報機器(学習支援システムにアクセス可能なもの)
その他の重要事項Others
授業の進捗状況によっては、内容が若干変更する可能性がある。