イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN500F2(経営学 / Management 500)会計入門Intensive accounting
石島 隆Takashi ISHIJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | W3003 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 基礎科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 基礎科目 |
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Outline (in English)
Business accounting is a mechanism for representing the economic activity of a company in monetary value. By looking at the company's financial statements, you can understand the situation of business activities of the company.
In this class, students learn the basic idea of financial accounting (accounting for reporting to the outside) and how to view and analyze financial statements.
Although it uses the published financial statements of listed companies as the analysis target, it handles the basic matters of financial accounting, so it can be useful not only for large enterprises but also for grasping the management situation of small- and medium-sized enterprises.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
企業会計は、企業の経済活動を貨幣価値で表現するための仕組みである。企業の財務諸表を見ることによって企業の事業活動の状況を理解することができる。
本授業で学生は、企業における財務会計(外部に報告するための会計)の基本的な考え方と財務諸表の見方・分析方法を学ぶ。
公表されている上場企業の財務諸表を分析対象として用いるが、財務会計の基本的な事項を取り扱うので、大企業のみでなく、中小・中堅企業の経営状況の把握にも役立てることができる。
到達目標Goal
学生は、本授業において、ビジネスに携わる上での常識としての会計知識と企業の財務諸表に記載された情報の活用方法の基本を身につけることを目標とする。
なお、本授業は、財務会計に関する初心者のための授業であるので、財務会計に関する基本知識がある学生は「財務会計論」を受講されたい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業の講義は、オンデマンド型のeラーニングとして実施する。
講義を中心とするが、基礎的な会計知識については、演習問題の解答の提出を求める。
授業の内容に関する質問については、随時E-Mailで受け付けるが、質疑のためのオンラインミーティングを3回程度設定する予定である。その日程は学習支援システムで伝えるが、参加は任意である。
また、最終日には、学生が自ら選定した上場企業の財務諸表の分析結果の発表をオンラインで行い、その内容について最終レポートの提出を求める。最終日に出席できない学生は、発表内容を録画して提出すること。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:会計の種類と役割
[テキスト第1章]
会計にはどのような種類があり、それぞれどのような役割を果たすのか、企業会計を中心として検討する。
2[オンライン/online]:財務会計のシステムと基本原則
[テキスト第2章]
財務諸表の作成と公開
[テキスト第10章]
財務会計のシステムの基本となる取引や仕訳の考え方、損益計算と資産評価の基本原則、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の相互関係について学ぶ。
外部に公表する財務諸表の種類、作成と公開の方法について学ぶ。
3[オンライン/online]:企業の設立と資金調達
[テキスト第3章]
企業の設立手続と資金調達取引に関する会社法の定めとその会計処理について学ぶ。
4[オンライン/online]:仕入・生産活動
[テキスト第4章]
商品や材料の調達活動と製品を製造するための生産活動に関する会計処理を学ぶ。
5[オンライン/online]:販売活動(1)
[テキスト第5章]
収益の計上時期、売上原価の計算方法など販売活動に関する会計処理全般を学ぶ。
6[オンライン/online]:販売活動(2)
[テキスト第5章]
建設業や受託ソフトウェア開発業で用いられる工事進行基準など特殊な収益計上の会計処理について学ぶ。
7[オンライン/online]:設備投資と研究開発
[テキスト第6章]
固定資産の取得、減価償却、除却、売却などの設備投資に関連する活動及び研究開発活動に関する会計処理を学ぶ。
8[オンライン/online]:資金の管理と運用
[テキスト第7章]
資金の管理と運用に関する活動の会計処理とキャッシュフロー計算書の作成方法について学ぶ。
9[オンライン/online]:財務諸表による経営分析(1)
[テキスト第12章]
財務諸表数値を用いた収益性の分析の方法を学ぶ。
10[オンライン/online]:財務諸表による経営分析(2)
[テキスト第12章]
財務諸表数値を用いた安全性の分析の方法を学ぶ。
11[オンライン/online]:国際活動
[テキスト第8章]
税金と配当
[テキスト第9章]
輸出入活動、海外投資活動など国際活動に関連する会計処理を学ぶ。
企業に課される税金の会計処理及び配当の形態と会計処理について学ぶ。
12[オンライン/online]:企業集団の財務報告
[テキスト第11章]
企業集団の財務報告のために作成される連結財務諸表の作成方法を学ぶ。
13[オンライン/online]:経営分析結果の学生発表 (1)
自ら選定した上場企業の財務諸表の分析結果の発表をオンラインで行う。発表の実施日時については、学生と個別に調整する。
14[オンライン/online]:経営分析結果の学生発表 (2)
前回の続きを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生は、教科書の該当する章を事前に読んでおくこと。また、自らが関心を持っている企業の事業内容と業績について、新聞記事や企業のWebサイトを見て、疑問点を列挙しておくこと。企業がどのような事業を行い、そこにどのようなリスクがあり、その結果が決算にどのように反映するのかという観点を持って授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
桜井久勝・須田一幸著『財務会計・入門(第14版)』有斐閣アルマ(¥1,800+税)
なお、上記のテキストの改訂版等が発売された場合は、最新版を使用するが、受講において第14版でも学習に差し支えないように配慮する。
参考書References
國貞克則著『【増補改訂】 財務3表一体理解法 (朝日新書) 』朝日新聞社(¥820+税)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の中で行う企業における取引の設例による演習結果の提出、積極的な質問や発言(50%)
経営分析結果の発表と最終レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
理解を深めるため、課題に関する発表と討議を取り入れる。また、学生の所属企業又は出身企業などの状況を踏まえて具体例による説明を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンデマンド方式の授業のため、ノートPCの利用が必須である。また、授業の教材、動画、問題は、学習支援システムを利用して提供する。
その他の重要事項Others
「授業形態」が「オンライン」となっているが、最終日の学生発表を除いて「オンデマンド」で行う。
なお、授業の内容に関する質問については、随時E-Mailで受け付けるが、質疑のためのオンラインミーティングを3回程度設定する予定である。その日程は学習支援システムで伝えるが、参加は任意である。
<オフィスアワー>
春学期・月曜日5限目(16:50-18:30)
この日時の都合が悪い学生については、個別に調整するので、E-Mailで連絡いただきたい。