デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE300NB(建築学 / Architecture and building engineering 300)デザインスタジオ6Design Studio 6
赤松 佳珠子、渡邉 健介、仲 俊治、平井 政俊Kazuko AKAMATSU, Kensuke WATANABE, Toshiharu NAKA, Masatoshi HIRAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | B3404 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3,水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 建築:建築士 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The design studio in the 3-year CD term is positioned as the final stage of the design studio. Therefore, it includes not only architecture, but also tasks that bring architecture into contact with other fields, such as architecture and existing cities, architecture and landscape, and so on. The course is divided into two parts, the first half and the second half, and students continuously pursue a single design theme throughout the semester. This year's theme is the school as a hub of the community, with the intention of the school becoming the nucleus of the surrounding community. However, since the theme of this project is our own alma mater, we are required to solve problems on an individual basis. In this semester, students will not only develop the ability to quickly create a design concept by making study models and sketches, but will also learn how to draw accurate plans and details. Students can choose the class that best suits their interests. After class placement, students are taught in small groups through studio work (no more than 15 students per class). Students who wish to take a seminar in the planning field must take this course.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
3年CD期のデザインスタジオはデザインスタジオの最終段階と位置づけられる。そのため建築だけでなく建築と既存の都市、建築とランドスケープなどのように建築と他分野との接点をもつような課題設定も含まれている。大きく前半と後半に分けているが、1学期間を通じてひとつの設計テーマを継続的に追求する。今年度は学校が周囲の地域の核となることを意図して、地域の拠点としての学校をテーマとする。ただしこの課題では自己の母校をテーマにするので個人ごとの問題解決が求められる。この学期ではスタディ模型やスケッチ作成によりザイン・コンセプトを短時間で作り出す能力を育成するだけでなく、正確な図面を描く方法や詳細図についても学ぶ。学生は自分の興味や関心に合ったクラスを希望選択することができる。クラス分けのあとではスタジオワークにより少人数教育を行う(各クラス15人以下)。計画分野のゼミナールを希望する学生は、履修しておかねばならない科目である。
到達目標Goal
・社会的問題群を認識し,建築的回答を構想する
・地域の物理的・社会的資源を理解する.
・既存建築の機能を変更しプログラムを再編する技術を身につける
・環境の質を定量化し形態にフィードバックする
・配置やファサードデザインで環境負荷を低減する技術を身につける
・設計意図を的確に表現する技術を身につける
・短期間でアイデアを形にまとめる技術を身につける
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:◎
- 文化性:
- 倫理観:
- 建築の公理:
- 芸術性:◎
- 教養力:
- 表現力:◎
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
●デザインスタジオ5+6の位置付け:「ポートフォリオの充実・卒業設計に連なるもの」デザインスタジオ5+6はデザインスタジオ1から4で培われてきた建築設計の基本的な素養をさらに発展させるための科目である。したがって、将来建築設計の分野をめざす学生諸君はもとより他分野を志望する人も是非履修してほしい。(就職のための)ポートフォリオにいれることができるのは学部卒の場合3年生の作品までなので,今年度のきみの努力は(就職試験の選考過程で)君が社会からどう評価されるかにも決定的な意味をもつだろう。4年生では卒業設計という大きな関門が控えているが、大学3年でこの科目を履修せずに1年間のブランクをもつことは卒業設計という必修科目の履修には好ましくないのはいうまでもないことである.
●これまでのデザインスタジオの評価が芳しくないという君へ:これまでのデザインスタジオで良い評価を受けていないからと言ってあきらめるのはまだ早い。たった2年間の試みで建築設計への自分の能力を判定してしまうのは早計である。異なった教師からは異なった評価を受ける場合もあるのだから、ここでもう一度「設計」に挑戦してみることで将来への展望が開けるかもしれない。ただし、自分の手を徹底的に動かさなくては優れた作品は生まれてこないという設計の永遠の真理は常に存在する。怠け者は上達しない。ちょっとセンスがいいだけでは直ぐ行き詰まる。努力を惜しまない者しか残れないというのもまた確かである。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス、課題説明、ミニレクチャー
・ガイダンス
・ミニレクチャー
・前半クラス分け
2[対面/face to face]:エスキス1
・学校事例研究1
・敷地リサーチ及び分析
3[対面/face to face]:エスキス2
・学校事例研究2
・敷地リサーチ及び分析
4[対面/face to face]:エスキス3
地域施設機能と学校の規模について
5[対面/face to face]:エスキス4
・全体の配置計画
・新しい学校空間の可能性について
6[対面/face to face]:中間講評
・中間講評
・後半スタジオクラス分け
7[対面/face to face]:エスキス5
・中間講評からの気づき、フィードバック
・設計スタディ1
=設計内容を俯瞰する
8[対面/face to face]:エスキス6
・設計スタディ2
=設計内容をより詳細に検証
9[対面/face to face]:エスキス7
・設計スタディ3
=設計内容をより詳細に検証
10[対面/face to face]:エスキス8
・設計スタディ4
・設計内容の確定
11[対面/face to face]:・プレゼンテーションについてのレクチャー
・エスキス9
プレゼンテーションにあたってのコンセプトの表現法の研究。
12[対面/face to face]:スタジオ講評会
スタジオ内課題提出、発表、討論を行なう。全員発表し講評を受ける。
13[対面/face to face]:最終講評会
クラスの代表者が自案の発表を行ない、これを題材に共通の問題点などの講評を受ける。他学年の設計担当教員からも講評を受ける。なお、1月後半には4年生の卒業設計に関与する卒業設計演習を行なう。
14[対面/face to face]:ポストレビュー
再提出者及びビハインド提出者の検収・指導を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本学では大学院スタジオ以外は個人専用のデスクのある「スタジオ」型ではなく授業時に製図室で作業を行なう方式をとっているので、自宅での図面制作や模型制作は必須となる。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内で適宜指示。
参考書References
建築設計資料集成(丸善),建築計画教科書、都市計画教科書(彰国社)など。
成績評価の方法と基準Grading criteria
エスキース・中間発表を踏まえた最終発表の成果作品を総合的に評価する。毎週それぞれのスタジオインストラクターのもとでどのように作品制作に取り組んだかは重要な評価対象となる。
4回以上の無断欠席は成績評価対象外とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
課題の前半と後半でスタジオ・インストラクターがチェンジすることで2名の教員の異なる視点と異なる教員から共通の評価があることを体験的に学んでほしい。主観的評価と客観的評価が同居するのが建築デザインの特徴なのである。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
3年生からは図面のCAD提出も認められるので、CADやCGの自己学習が求められる。
その他の重要事項Others
DS6の作品は自分のポートフォリオにぜひ入れておきたい。卒業設計の前哨戦として重要なステップである。
実務経験との関係:担当教員は現役の建築家であり、一級建築士でもあるので、デザイン力の鍛錬だけでなく、建築士としての視点からも指導を受けることができる。