デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
SEE200NB（科学教育・（教育工学） / Science education/ Educational technology 200）技術者倫理Engineers' Ethics
山内 裕之Hiroyuki YAMAUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | B1100 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | 都市：建築士 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 必修 |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2023年度~）Category (2023~) | |
| カテゴリー（2019~2022年度）Category (2019~2022) |
建築学科 基盤科目 人文社会系 社会科学分野 |
| カテゴリー（招聘学科）Category | 建築 |
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Outline (in English)
"Technologists" are known to contribute to the development of society through science and technology, but in recent years have also come to be the cause of increasing social problems. As the problems related to technology grow in number and complexity, In order for technologists to fulfill their roles in the future it is important to examine expert knowledge and how to leverage it. By studying example problems and considering for oneself what they imply, we will discuss what is the basis for “acting through logic”.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「技術者」は「科学技術」を用いて社会の発展に貢献してきたが、近年「技術者の倫理観」が原因となる問題が発生し「社会問題化」してきている。技術者の置かれる状況が高度化・複雑化してきた中で、「技術者」が本来の職責を全うするためには「専門的知識」とその「生かし方」を学ぶことが必要である。ある事例を学びながら、その事例が示唆するものを「自ら」考えることにより「倫理的行動」とは何かを考える。
到達目標Goal
講義で基本的なことを学ぶとともに、事例や演習を通して対処方法の訓練を経験することにより、「倫理的問題」に直面したときに決して誤った判断をしないようにするために必要な判断を「自ら」できる素養となる「倫理観」および関連する「知識」を修得する。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:
- 文化性:
- 倫理観:◎
- 建築の公理:○
- 芸術性:
- 教養力:
- 表現力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
上記の目標を達成するために、基本的な知識等について学び、その後に具体的な事例について解説する。また演習を通して、「自ら」倫理問題について考えることを実施しリポートにまとめる（提出）。
課題等の提出・ﾌｨｰﾄﾞﾊﾞｯｸは基本的には授業内にて行う予定です。
（状況に応じて『学習支援ｼｽﾃﾑ』を通じて行う予定です）
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：技術者倫理ガイダンス・技術者倫理とは
技術者倫理講座の進め方、注意事項など
技術者倫理の必要性
コミュニティ、モラル、倫理、規範
法と倫理
倫理的な行動
技術者倫理とは
など
第2回[対面/face to face]：技術者と責任
注意・過失・欠陥
責任とは
事故の責任
責任のレベル
技術者の責任を果たす妨げとなるもの
技術者の特別な責任
技術者の資格
倫理綱領についてなど
第3回[対面/face to face]：技術者と組織
組織と技術者
技術者の相反する立場
企業論理と技術者倫理
忠実と不服従
事故や不祥事の発生要因
組織の倫理問題
内部告発と公益通報者制度
など
第4回[対面/face to face]：技術者と社会
社会と企業コミュニティ
組織風土の劣化と組織事故
健全な組織風土の形成と維持
企業の社会的責任
人を尊重する思想
消費者保護の動き
など
第5回[対面/face to face]：技術者とリスク
科学技術のリスク
安全とリスクの定義
安全性の向上の考え方
リスクマネジメント
受け入れ可能なリスク
リスク評価のギャップとコミュニケーション
安全に対する考え方
など
第6回[対面/face to face]：技術者と環境
環境倫理とは
持続可能な社会
生物多様性
循環型社会
低炭素社会
など
第7回[対面/face to face]：倫理問題への取り組み方
問題解決の流れ
倫理問題解決に必要な能力
倫理的な意思決定を妨げる要因と促進要因
人間尊重の倫理
など
第8回[対面/face to face]：建築と技術者倫理
建築の特殊性
建設業が抱える問題とその対応
建築技術者の役割と倫理
など
第9回[対面/face to face]：建築と知的財産
知的財産権
建設業の知的財産
建築の著作権
建築意匠の模倣
など
第10回[対面/face to face]：建築と環境
建築環境問題と倫理
建築と地球温暖化
建設廃棄物問題
持続可能な建築
など
第11回[対面/face to face]：建築の事故・欠陥
建設業をとりまく現況
建築生産プロセスと参加者
建築の事故・欠陥
建設技術者の倫理
など
第12回[対面/face to face]：建築のライフサイクル
建築の寿命
建築のライフサイクル
建築のライフサイクルコスト
不適切保全による事故
予防保全
耐震改修
など
第13回[対面/face to face]：建築と文化財
文化財保護法と建築物の保存
建築物の保存と都市開発
最近の歴史的建築物保存
など
第14回[対面/face to face]：技術者倫理まとめ
まとめ理解度確認リポート
技術者倫理の実践について
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
新聞記事等で技術者倫理に関係しそうな記事を拾い上げ、「自分なら」何ができ、どのように行動するかを考える。また自発的に学生同士でディスカッションを行い倫理問題について考える。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない
参考書References
必要に応じて、講義中に随時紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への取り組み（平常点） 28%
各講義時に提出するリポート（まとめ理解度確認リポート含む） 72%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生がわかりやすいように『講義内容』について更なる工夫・改善をする
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じて、パソコンや情報機器。
その他の重要事項Others
総合建設会社で建築施工管理から本社管理部門までの経験を持つ教員が、複雑な背景を持つ技術者倫理問題について解説する。