通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling)
MAN200TG(経営学 / Management 200)マーケティング論Ⅰ(前期メディア)Marketing I
竹内 淑恵
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 通信教育部(スクーリング)School of Correspondence Education (Schooling) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | 56009 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
担当教員(自由記述)Instructor name | 竹内 淑恵 |
科目種別Class Type | スクーリング |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
カテゴリーCategory | 前期メディア |
期間Period | 前期 |
定員Capacity | - |
予備登録の有無Presence or Absence of Preliminary Registration | |
受講可能な学科・学年Eligible Courses / Grade | 『法政通信』受講申込み等関連頁を参照 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Market environments, such as progress of the service economy, globalization, ICT and diversification of consumer needs, are changing. With changes of those environments and trading objective, there have been transitions in the concept and objective of marketing. However, its essence is ultimately to create a mechanism providing value to satisfy consumer needs.
In this course, we will focus on customer creation and learn how to deal with marketing problems and how to solve them. In each lecture, we will learn the basics of marketing through case studies.
Before / after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following: two mid-term examinations 25%+25%, and term-end report 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経済のサービス化、グローバル化、ICTの進展や消費者ニーズの多様化など、市場環境は変化しています。こうした環境変化や取引対象の変化に伴って、マーケティングの概念や対象にも変遷があります。しかしながら、その本質は、消費者ニーズを満たす価値を提供する仕組みづくりに集約されるでしょう。
本講義では、顧客創造に焦点を当て、マーケティング上の課題に対してどのように取り組めばよいのか、どのような解決策があるのかを学びます。毎回、具体的なケースを通じてマーケティングの基礎を習得します。
到達目標Goal
・マーケティングに関する知識と技術を習得し、マーケティングの意義や役割について学ぶ。
・消費者購買行動の特徴を理解し、顧客の視点からマーケティング活動を計画的、合理的に行う能力と態度を身につける。
・レポート課題に取り組むことにより、文章作成・表現力、情報収集・分析力を養う。
・マーケティングを通じて企業経営に対して興味・関心を持ち、新製品情報など市場の動向に敏感に反応する力を涵養する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「法律学科:DP3,DP5」「日本文学科:DP1,DP2」「史学科:DP1」「地理学科:DP1,DP2,DP3」「経済学科:DP4,DP5」「商業学科:経営学・商学」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・講義形式で授業を進めます。
・基本的には使用するテキストに沿って丁寧に解説します。
・中間課題に対しては、システム上で採点を実施し返却します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第01回[オンライン/online]:第1章 マーケティング発想法 -ニューコークとタイド
消費者のニーズとウォンツについて、性能ではなく、価値で考えることの重要性を学ぶ。
第02回[オンライン/online]:第2章 マーケティング・ミックスによる顧客創造 -ネスレ日本 キットカット
キットカットの事例を用い、マーケティングの4P(製品、価格、流通、プロモーション)によっていかに顧客創造を行うかを学ぶ。
第03回[オンライン/online]:第3章 製品による顧客創造 -カモ井加工紙株式会社 マスキングテープ「mt」
マスキングテープ「mt」の事例を用い、製品開発と価値共創のパートナーとしてのユーザー等について学ぶ。
第04回[オンライン/online]:第4章 価格による顧客創造 -サントリー ザ・プレミアムモルツ
プレミアムモルツの事例を用い、価格設定と価格維持等の価格マネジメントについて学ぶ。
第05回[オンライン/online]:第5章 チャネルによる顧客創造 -ネスレ日本 ネスカフェ アンバサダー
ネスレの事例を用い、コーヒービジネスの既存チャネルの管理、ネスレによるチャネルの構築と管理、これからのチャネル創造について学ぶ。
第06回[オンライン/online]:第6章 コミュニケーションにおける顧客創造 -ファーストリテイリング ヒートテック
ヒートテックの事例を用い、訴求点の設定(焦点を絞った差別化された表現)、広告コミュニケーション段階の理解と効果的なメディアの利用を学ぶ。
第07回[オンライン/online]:第7章 顧客理解 -ライオン株式会社「Ban 汗ブロックロールオン」
Ban汗ブロックロールオンの事例を用い、マーケティングリサーチ、製品開発における各種調査、リサーチにおける留意点を学ぶ。
第08回[オンライン/online]:第8章 関係構築 -ガンホー・オンライン・エンターテイメント パズドラ
パズドラの事例を用い、関係性パラダイムと交換パラダイム、プラットフォームビジネス等を学ぶ。
第09回[オンライン/online]:第9章 デジタル・マーケティング -ハウス「ウコンの力」
ウコンの力を事例とし、デジタルマーケティングによる顧客創造、接点構築におけるメディアの使い分け、デジタルメディアの役割等を学ぶ。
第10回[オンライン/online]:第10章 ディマンドチェーン -カルビー ポテトチップス
カルビーポテトチップスを事例とし、在庫の役割、在庫管理の重要性、2つの在庫管理のデザイン等を学ぶ。
第11回[オンライン/online]:第11章 ブランド構築 -マンダム ギャツビー
ギャツビーを事例とし、ブランド構築における要点、ブランド構築の鍵概念、ブランドの活性化を学ぶ。
第12回[オンライン/online]:第12章 営業活動 -カゴメ 瀬戸内レモン
カゴメ瀬戸内レモンを事例とし、営業活動の多様さ、営業活動を進めるためのポイント等を学ぶ。
第13回[オンライン/online]:第13章 マーケティングの戦略展開 -花王 ヘルシア緑茶
花王ヘルシア緑茶を事例とし、戦略とは何か、マーケティングと戦略、代表的な戦略定石を学ぶ。
第14回[オンライン/online]:第14章 社会共生 -トヨタ プリウス
プリウスを事例とし、社会共生を目指すマーケティング、社会的課題の解決への取組みの重要性、社会共生を実現する仕組みについて学ぶ。
第15回[オンライン/online]:第15章 マーケティング3.0 -P&G
P&Gのマーケティングの歩みを事例とし、マーケティングの構図・発展について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
関連科目としてマーケティング論Ⅱがあります。あわせて履修するようにしてください。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
石井淳蔵・廣田章光・坂田隆文『1からのマーケティング・デザイン』碩学舎(2016年)。
参考書References
・西尾チヅル編著『マーケティングの基礎と潮流』八千代出版(2007年)。
・和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦『マーケティング戦略第5版』有斐閣(2016年)。
・コトラー, P., G. アームストロング, 恩藏 直人『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』丸善出版(2014年)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・中間テスト1,2は各々25%、トータル50%を平常点として扱います。中間テストを受けていないと成績評価に大きく影響しますので、必ずテストを受けてください。
・最終課題であるレポート試験を50%として扱い、平常点と加算して評価します。
・平常点50点+レポート課題50点、計100点満点とし、60点以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・授業を受講して質問等がある場合は、「お知らせ」や「学習に関する質問」を活用してください。
・授業の受講に加えて、レポート課題が負担になるという感想を持つ受講生もいると思いますが、「単位取得」のため、それ相応の努力をお願いしたいと考えています。
・皆さんの勉学へ向けた努力と熱意を期待しています。一緒に頑張ってマーケティング論を勉強しましょう!
その他の重要事項Others
メーカーのマーケティング本部広告制作部と広告会社の戦略プランニング室に計20年間勤務した経験を有する教員が、理論と実務の融合を目的に、毎回具体的な事例を取り上げて、マーケティングの理論を解説する。