キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
BSP100MAライフキャリア入門CIntroduction to Life Career C
安田 節之Tomoyuki YASUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C7064 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期 |
曜日・時限Day/Period | 水・4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
基幹科目 選択必修(領域別) ライフ |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
Life-designing processes and outcomes involve with many aspects of one's lives, and as such there is a whole spectrum of relevant training and research relating to the fields. The goal of the fields, however, is one thing in common -- maximizing one's well-being. In this class, students will learn how to manage issues about their life-designing processes, so that their well-being can be maximized. Specifically, we accomplish this goal by acquiring knowledge concerning theories and methods of community psychology.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ライフキャリアは,集合的には,職業キャリア以外のすべてであるため,学びや研究の幅が広くなる。一方,多様なライフキャリアの学びの最終ゴールは,より良く生きる,つまりウェルビーイング(well-being)を高めるという点で一致している。この授業では,コミュニティ心理学(community psychology)における教育研究の視座に基づきライフキャリアの考え方や質向上の方法について考える。
到達目標Goal
・現代社会を生きるうえでのライフキャリアについて,幅広い視点から捉えることが出来る。
・コミュニティ心理学に基づくライフキャリアの理論や方法について知り,ウェルビーイング向上のために必要な行動や支援について理解する。
・ライフキャリア支援のためのプログラムを計画・評価することが出来る。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では,現代社会で「よく生きる」,即ちウェルビーイング(well-being)を高めることの意義やそのような生き方を下支えする社会のあり方についてコミュニティ心理学の理論と方法に基づいて考える。生活観やライフスタイルは人それぞれ違い,今後その違いはより一層強まると予想される。そこで,自分自身にフィットする人間・社会環境(コミュニティ)や価値観,アイデンティティの多様性を踏まえたライフキャリアのあり方を学ぶ。この授業では特にコミュニティ心理学(community psychology)の理論と方法をライフキャリアの学びの柱とする。
まずウェルビーイングの考え方を確認し,よく生きるとは何か,どう定義・測定されるのか,さらにウェルビーイングの規定要因は何かなどについて理論や実証研究の知見をもとに考える。そのうえで,コミュニティ心理学における鍵概念とされるエンパワメント(empowermnt)や心理的コミュニティ感覚(psychological sense of community)の役割や効果をライフキャリアの質向上の観点から掘り下げていく。さらに予防科学(prevention science)の考え方をもとに,様々な生活場面や社会的環境におけるストレスやリスクを予防・回避することの重要性について学ぶ。
またグループ演習として,ライフキャリア支援のあり方について考え、組織やコミュニティといったメゾ・マクロレベルでの実施を想定した介入プログラムを設計する。授業全体を通して,リアクションペーパー等における良いコメントは授業内で紹介し,更なる議論に活かすことにする。
大学行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
授業概要,成績評価等に関する説明を行う。
第2回:コミュニティ心理学に基づくライフキャリアの学びとは何か
コミュニティ心理学の理論と方法に基づき,現代社会でよく生きるとは何か,それを支えるより良い社会とは何かについて考える。
第3回:コミュニティ心理学の価値観
ライフキャリアの質向上に関連するコミュニティ心理学の概念や価値観について学ぶ。
第4回:ウェルビーイング①
よく生きる,在る(being well)とはどのようなことを指しているのか。理論的背景を確認する。
第5回:ウェルビーイング②
ウェルビーイングの測定方法や規定要因について学ぶ。
第6回:ウェルビーイング③
ウェルビーイングの効果について研究結果・事例をもとに学ぶ。
第7回:エンパワメント①
エンパワメントの定義および役割を考える。事例として高齢者の社会参加を挙げる。
第8回:エンパワメント②
大学における組織やコミュニティのエンパワメントの応用方法を模索する(演習)。
第9回:コミュニティ感覚①
コミュニティ感覚の定義や理論的背景を確認し,コミュニティを心理学的に掘り下げるとはどういうことかを学ぶ。
第10回:コミュニティ感覚②
コミュニティ感覚の醸成や効果について,学校・企業組織・地域コミュニティを例にとって考える。
第11回:ライフキャリアの質向上①
現代社会におけるライフキャリアに関する課題を取り上げ、課題・問題分析を行う。
第12回:ライフキャリアの質向上②
ライフキャリア支援に向けた活動の方針とゴールの検討を行う。
第13回:ライフキャリアの質向上③
メゾ・マクロレベルの介入プログラムの設計を行う(例:ロジックモデル)。
第14回:成果発表
ライフキャリア支援の概要および介入プログラムに関する発表を行う(グループ発表)。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
※授業内のディスカッションのため,配布資料の指定箇所を必ず読んだうえで授業に参加してください。本授業の準備学習(3時間)・復習時間(1時間)を標準とします。特に事前学習(配布資料の通読)に時間を費やしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは用いず,配布プリント,関連資料,演習用ワークシートを使用する。
参考書References
授業時に指定する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末試験(50%),グループワーク(演習参加・発表・レポート作成)(30%),授業への積極的な貢献度(出席状況を含む)(20%)を総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
継続的に分かり易い授業を行う。大教室内でのグループワークにおけるより効率的な運営方法を検討する。