経営学部Faculty of Business Administration
ECN200FA(経済学 / Economics 200)寄附講座・資本市場の役割と証券投資Capital markets and asset management
原 宏敏
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A5410 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 特殊講義 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
選択 特殊講義 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
A team of lecturers with a wealth of practical experience as Nomura Group employees will give 14 lectures on the roles of financial markets and important themes in securities investment in a relay format.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
金融資本市場の役割及び証券投資における重要なテーマについて、野村證券社員として豊富な実務経験を重ねた講師陣が14 回の講義を通じてリレー形式で解説を行う。
生きた経済や実践的な金融知識について学び、実生活において金融リテラシーを活用した行動がとれるようになる。
到達目標Goal
・金融資本市場の役割や経済との関りを理解・習得できる。
・「株式」「債券」「投資信託」「外国為替」などの証券市場・投資における各特
徴や、分散投資の効用などが理解できる。
・自身のライフプランニングや資産形成に必要な金融リテラシーが習得できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・野村グループ各講師による講義を進めていきます。
・適宜授業中に質問を行ったり、計算問題を解いて頂くなど双方向でのやり取りが発生することもあります。
・感染症対策などにより、対面授業が困難な場合、オンライン(Zoom、Webex等)によるリアルタイム非対面授業や教材並びに音声ファイルの提供によるオンディマンド型の授業となる可能性があります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:ガイダンス
金融市場と私たちの生活がどのように密接に結びついているかを理解し、金融リテラシーを身に着けることの重要性、本講義で学習する意義を理解する。
第2回:経済情報の捉え方
我々の周りにある様々な経済情報を通じて、どのように経済というものが成り立っているかを理解する。企業・家計・国・海外と各項目に分け、関連性を確認する。
第3回:金融資本市場の役割とその変化
重要性が高まっている金融市場への理解を深める為、金融の仕組み、我が国の資金循環の状況、経済と関連した最近の構造的変化などを解説し、今後の展望を交えながら金融市場の役割を理解する。
第4回:証券投資のリスク・リターン
「投資とは」「リスクとは」「リターンとは」という基礎知識と、「リスク・リターン」の関係について学習した後、リスクコントロールの基本的な考え方である「長期投資」の考え方とその具体的手法を学ぶ。
第5回:ポートフォリオ・マネジメント
ポートフォリオ構築の際の重要な要因である「分散投資」の考え方と、その元となる「リスク・リターン」の関係について学習する。
第6回:外国為替相場とその変動要因について
「外国為替」の基本的事柄を紹介し、外国為替レートの変動要因について確認する。また世界の外国為替の状況を知る。
第7回:債券市場の役割と投資の考え方
債券と預貯金の違い、利回りと単価の関係などの基礎知識を踏まえた上で、債券価格(=金利)の変動と景気・政策・需給などとの関連について理解を深める。また、債券投資に伴う投資リスクについても学習する。
第8回:株式市場の役割と投資の考え方
株式の誕生からその意義、原則などの基礎知識と、株式投資の魅力や株式市場について解説した後、株価の分析、評価方法を踏まえた銘柄選択の考え方などについて理解を深める。
第9回:投資信託の役割とその仕組み
「貯蓄から投資へ」と資産の流れが強まる中、その先導役として期待される投資信託の理解を深める。投資信託という言葉の意味から、特徴、仕組みなどについて学習する。また、投資信託の選び方や最近注目されている投資信託についても、具体的に学ぶ。
第10回:グローバル化する世界と資本主義の果たす役割
野村ホールディングス名物講師である池上シニア・コミュニケーションズ・オフィサーより、「グローバル化とフラット化の進展による世界の変化と、この新たな時代に何が求められるのか」について学ぶ。
第11回:資本市場における投資家心理
証券投資を行なう際の心構えとして、私たちの投資判断に影響を与える様々な心理的バイアスについて理解するとともに、その具体例を通して対処法と投資行動への応用法を学習する。
第12回:産業展望と投資の考え方
成長産業とこれからの日本に期待される成長戦略について考える。具体的にどの産業がどのように変貌するのかを可能な限り具体的解りやすく解説する。
第13回:ライフプランニングと資産形成
なぜライフプランが必要なのか、ライフプランを踏まえた資産管理の重要性、そしてその方法を具体的に紹介する。特に、資産形成制度を詳しく取り上げ、いま話題の少額投資非課税制度(NISA、ニーサ)についても紹介する。
第14回:資産形成と非課税制度、並びに「期末試験」
ライフプランニングの実践にあたり、資産形成の基礎となるNISA 等の非課税制度に関して学ぶ。また、近年、制度の充実により加入者が拡大中の確定拠出年金に加え、国民年金や財形制度に関してもその概要を学ぶ。授業内に期末試験を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
金融資本市場・経済に関するトピックを取り上げる機会が多いので、日経新聞等の経済情報に日頃から目を通しておくことが望ましい。各回の講義用資料による事後学習が望ましい。本授業の準備学習・復習時間は、各2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しないが、各回の講義資料を授業支援システムにて事前に配信予定。
参考書References
「入門証券論 第3 版」
榊原茂樹、城下賢吾、姜喜永、福田司文、岡村秀夫著/ 有斐閣コンパクト
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験 70 %、平常点等30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
基礎的な事柄を重視しつつも、より現場感覚を盛り込んだ講義内容にするなど、資本市場をより身近なものと感じられる工夫をしてまいります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義の1 週間前を目途に、授業支援システムにて講義資料を配布予定です。
その他の重要事項Others
全講義の講師が証券業界・あるいはアセットマネジメント業界において勤務しています。
証券投資提案、ライフプランニング、トレーディング、M&A、アセットマネジメントなど各分野で活躍中の人材が最前線で起きている経済事象についての実例を交えながら講義を行います。