法学部Faculty of Law
LAW100AB(法学 / law 100)契約法Ⅰ契約法Ⅰ
大澤 彩Aya OHSAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0032 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
We learn the juristic acts, the agency, and the formation of contracts of Civil Code.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
民法のうち、契約の成立、有効要件、および、契約の主体に関する法的問題を扱う。「裁判と法コース」など全コースに属している。
民法には家族、契約、物の所有といった、私達にとって身近な事柄に関する規定が設けられているが、このうち、この授業では私達が日々行っている契約に関する基本ルールを学ぶ。
大学に入学して初めて民法を学ぶ機会でもあることから、民法とは何か、契約とは何かといった民法の基本的な考え方はもちろん、判例の調べ方、文献の調べ方といった民法の学習方法も身につける。
到達目標Goal
契約の成立、有効要件、および契約の主体にかかわる民法総則、契約総論部分の知識・考え方を判例や学説をもとに理解することができる。
また、実際の紛争の内容およびその解決の在り方(条文の解釈・適用の仕方)について、判例をもとに理解することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
民法総則は、民法全体にわたる規定であり、しかも、抽象的な規定が多いことから、必ずしも理解が容易な分野ではない。講義では契約における法的問題を中心に学説・判例の考え方を示すとともに、判例を実際に読むことで紛争を解決するための法的思考方法や民法の規定が具体的にどのように解釈・適用されるかについても説明する。
具体的には、①授業日2日前までにレジュメを学習支援システムにアップする。必要に応じて、音声による補足解説ファイルや事前課題ファイルをアップする。これらを使って予習すること、②授業日は50分~60分ほどZOOMで解説(レジュメのうち、特に重要な点の補足や判例解説)を行う。解説終了後、質疑応答タイムを設ける。ZOOMでの解説は同時録画し、学習支援システムにアップする。③質問は随時、学習支援システム内の掲示板(毎回の講義毎にトピックを設定する)で受け付ける。また、オンラインでの集合オフィスアワーを行うことがあるので進路相談や学習相談に活用して欲しい。
事前課題や小テストの解説は学習支援システムや授業内で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:契約とは何か(ガイダンスも兼ねて)
民法とは何か、契約法とは何か
第2回:契約の成立
民法における契約の成立に関する規定
第3回:契約の解釈・契約の内容
契約の解釈、公序良俗規定
第4回:契約の有効要件①意思表示総論、意思の不存在
意思表示総論、心裡留保、虚偽表示①
第5回:契約の有効要件②意思の不存在
虚偽表示②、錯誤
第6回:契約の有効要件③意思表示の瑕疵
詐欺、強迫
第7回:契約の主体①自然人
権利能力、失踪宣告
第8回:契約の主体②自然人
意思能力、行為能力①行為能力とは何か、未成年者
第9回:契約の主体③自然人
行為能力②成年被後見人、被保佐人、被補助人、取引の相手方の保護
第10回:代理①
代理とは何か、代理の種類、代理人の義務
第11回:代理②
代理権の濫用、代理行為、無権代理①
第12回:代理③
無権代理②、無権代理と相続
第13回:代理④
表見代理①民法109条、110条
第14回:代理⑤
表見代理②民法112条、109条と110条の重畳適用、110条と112条の重畳適用
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業2日前までにアップするレジュメや音声ファイルを使って予習すること。同時にテキストの指定箇所(毎回の講義の最後に次回の該当箇所を指定する)を読むとさらに理解が深まる。また、民法判例集の指定箇所等、学習支援システムで指示された文献はきちんと読んでおくこと。学生が予習をしてきていることを前提に授業日にZOOMでの解説を行う。
講義内容によっては、学習支援システムに「事前課題」をアップすることがあるので、この課題を解くつもりでテキストの指定箇所や民法判例集の指定箇所を読むと理解が深まる。
特に判例集に掲載された判例については、紛争の内容および争点を図を書くなどして把握するよう努めること。
本授業の予習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
佐久間毅『民法の基礎1総則(第5版)』(有斐閣、2020年)(講義の予習・復習用として必ず購入すること)。
内田貴=山田誠一=大村敦志=森田宏樹『民法判例集 総則・物権(第2版)』(有斐閣、2014年)
以上2点ともに、開講時の最新版を購入すること。
六法(出版社は問わないが、『ポケット六法』や『デイリー六法』といったコンパクトなもので十分である)
参考書References
判例の解説として、潮見佳男=道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ総則・物権(第8版)』(有斐閣、2018年)
学習の理解を助けるものとして、大村敦志『新基本民法1総則(第2版)』(有斐閣、2019年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
「学習支援システム」の「テスト」機能を使った小テストを学期中に複数回行う(行う場合には、事前に学習支援システムで告知するので、学習支援システムはこまめにチェックすること)。この小テストによる評価を50%とする。
また、学期末に定期試験(対面での試験が可能である場合)またはレポート試験(オンライン)を行う。この学期末試験による評価を50%とする。
つまり、小テスト50%+学期末試験またはレポート50%=100%で評価する。
以上は予定であり、詳しくは開講時に学習支援システムで指示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レジュメに頼らず、自分でノートをとる習慣を身につけること。大学の授業を受ける上で本来望まれる姿勢は教員の話を聞き取って自分でノートをとるという姿勢である。自分で教員の話を聞き取った上で要点をまとめてノートに書くという作業を行うことで、さらに授業の理解が深まり、また、記述式試験の対策にもなる。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムで教材(資料、音声ファイルなど)を配布したり、小テストを行う。また、講義や質疑応答はZOOMで行う。そのことから、パソコンかタブレットを準備することを勧める。
その他の重要事項Others
学習支援システムで随時お知らせを配信するため、こまめにチェックすること。