法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)憲法Ⅲ憲法Ⅲ
國分 典子Noriko KOKUBUN
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A0005 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
This lecture will focus on the issues of government institutions in terms of comparative perspectives of constitution.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、「行政・公共政策と法」コースに位置づけられるものとして、憲法の統治機構の諸問題を扱います。立法、行政、司法という水平的権力分立と中央と地方という垂直的権力分立の二つの側面から、日本の統治機構のあり方を勉強します。また、立憲主義の発展過程の中で権力分立制がどのように展開されてきたか、さらにそれが民主主義論とどのように結びついているのかを比較法的な視点も踏まえて考察します。
到達目標Goal
日本国憲法における権力分立制のあり方を通し、民主主義と立憲主義の関係を理解することが目標です。具体的には、国会、内閣、裁判所、地方自治に関する憲法上のトピックを学び、統治機構の枠組とその現代的変化の状況を把握することを目指します。また振り返って権力分立制がなぜ必要なのか、日本の政治社会の動向の中で統治のしくみがどうあるべきなのかを自ら考えてゆく力を身につけることをも目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は講義形式で行います。レジュメや資料を適宜配布し、レジュメに沿って進行します。
学期中に2回ほど〇×式の理解度確認テストを学習支援システム上で行い、フィードバックも同システム上で行う予定です。質問は質問コーナーの時間を設けてお答えするほか、個別にメールでも随時受け付け、メールでお答えします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:ガイダンスと本講義の序論
授業の進め方について
権力分立制の歴史的展開と現代的変化
2:権力分立
日本国憲法における権力分立制の枠組と日本国憲法下の天皇制の位置づけ
3:国民主権
国民主権の意味
4:選挙
日本国憲法下の選挙制度とその諸問題
5:国会(1)
国会の権限と活動
6:国会(2)
国会議員の地位
7:内閣(1)
日本国憲法における議院内閣制と内閣の権限を巡る諸問題
8:内閣(2)
総理大臣の地位と権限
9:これまでのまとめ
日本の議院内閣制の比較法的位置づけ
10:裁判所(1)
司法の機能
11:裁判所(2)
司法権の限界
12:裁判所(3)
裁判所の組織と司法権の独立
13:地方自治
地方自治を巡る諸問題
14:これまでのまとめ
後半のまとめと全体の総括
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で挙げる参考書を事前に読んで授業に臨みます。また授業後は、配布されたレジュメや資料を読み直し、関連判例などを自分で調べるようにします。
新聞その他のメディアにおける政治問題に関心をもって、憲法との関連で考えてみるようにします。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
六法(出版社は指定しないので、使いやすいものを選ぶこと。)
参考書References
芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法』第7版(岩波書店、2019年)
佐藤幸治『日本国憲法論』(成文堂、2011年)
野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利『憲法Ⅱ』第5版(有斐閣、2012年)
辻村みよ子『憲法』第6版(日本評論社、2018年)
高橋和之『立憲主義と日本国憲法』第5版(有斐閣、2020年)
元山建・建石真公子編『現代日本の憲法』第2版(法律文化社、2016年)
渡辺康行・宍戸常寿・松本和彦・工藤達朗『憲法Ⅱ 総論・統治』(日本評論社、2020年)
長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ』第7版(有斐閣、2019年)
など
成績評価の方法と基準Grading criteria
定期試験(80%)及び理解度確認テスト(20%)により評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
もう少し時事的な内容を加味して授業をできるように工夫したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業を予定し、レジュメ等の資料も学習支援システムにアップしますので、ウェブで受講できるための機器をご準備ください。