文学部Faculty of Letters
HUG200BF文化地理学(2)文化地理学(2)
中俣 均Hitoshi NAKAMATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3483 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding of contemporary Cultural Geography.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
(人文)地理学の本流である(と私は考える)文化地理学について,古典的な文化地理学の基礎の上に、この分野の最新の知識や概念,方法を解説する。したがって,春学期の文化地理学(1)と内容的に深い関連をもつので, 文化地理学(1)の履修を前提として講義を進める。
到達目標Goal
(人文)地理学の本流である文化地理学について,古典的な文化地理学の基礎の上に、この分野での最新の知識や概念,方法を学ぶことが目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期の講義を踏まえながら,1980年代から顕著になってきた新しい「景観」概念と,いわゆるCultural Turn(文化論的転回)を経た「新しい文化地理学」について紹介し,同時にそれらの具体的研究成果の意味なども探ってみたい。教室での対面授業と、学習支援システムを通じての課題学習とを併用する。課題については、できるだけコメントを付して受講者に返却するとともに、対面授業で課題の意図・意味を詳しく説明する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:はじめに
春学期の復習と補足
第2回:Berkeley学派の文化概念とその批判
素朴実証主義への批判
第3回:景観概念の再考・拡張・変化
景観の客観性への懐疑
第4回:主観の地理学(1)
E.RelphとYi-Fu.Tuan
第5回:主観の地理学(2)
人文主義地理学
第6回:風水論(1)
景観創造の主観の解読
第7回:風水論(2)
日本の古代宮都の立地原理
第8回:風水論(3)
現代に生きる風水
第9回:場所イメージ論
共同主観の形成過程
第10回:文化概念の再考
構築主義へ
第11回:競われる空間の意味
空間の意味の争奪戦
第12回:伝統文化の創造
Invented Tradition という考え方について
第13回:景観のイデオロギー性
民族・ジェンダー
第14回:新しい文化地理学
社会理論への接近
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
初回の授業時に、各回の講義内容に関連した少し詳細な文献案内を配布するので、そこに示された著書や論文に目を通したうえで授業に臨んでほしい。さらにA-4サイズのペーパーファイルを1冊用意して、毎回の授業内容を、配布する教材プリントにしたがって整理し綴じ込んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
とくには使用しないが、下記の参考書は時に応じて開いてみてほしい。
参考書References
◎中俣均編著(2011):『空間の文化地理』(朝倉書店)¥3980.
◎高橋伸夫編著(1995):『文化地理学入門』(東洋書林)¥2575.
◎中川正/森正人/神田孝治(2006):『文化地理学ガイダンス』(ナカニシヤ出版)¥2520.
また講義開始時に、各回の講義内容に関連した少し詳細な文献案内を配布する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末試験の結果(70 %)と平常点(30%)を成績判定の材料とする。平常点とは、数回提出してもらう課題レポートの成績のことである。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
1限の授業への出席が辛い、という感想をしばしば聞くが、その気持ちを持ち続けて学生生活を送ろうと考えることと、本科目の履修登録とは両立しないであろう。どちらを選択するかは学生一人一人の自由である。本学の教室事情(数十名収容可能な教室の数とそれらの使用状況)についても理解してほしい。
その他の重要事項Others
できるだけ文化地理学(1)を履修したうえで登録・履修してほしい。