文学部Faculty of Letters
HUG200BF社会経済地理学(4)(エコツーリズム)社会経済地理学(4)(エコツーリズム)
呉羽 正昭Masaaki KUREHA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3481 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Instructor will explain various concepts necessary for understanding geography of tourism (concepts and structures of tourism and sightseeing, etc.) and features related to tourism on various regional scales. In addition, the instructor will explain various features, problems and future challenges of ecotourism and nature-based tourism that encompasses it, while showing specific regional examples.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
観光地理学を理解するために必要な諸概念(観光・ツーリズムの概念や構造など)、さまざまな地域的スケールでツーリズムに関する特徴について詳説します。加えて、エコツーリズムやそれを包含する自然ツーリズムの時間的・地域的展開みられる諸特徴と問題点、将来の課題について、具体的な地域事例を示しながら解説します。
到達目標Goal
この授業は、観光の概念および観光地理学の方法論を習得すること、自然環境と観光・ツーリズムとの関係について、新しいツーリズムの形態であるエコツーリズムについて、日本における自然ツーリズムの地域的特徴について理解することを目標とします。ツーリズムやさらにそれを取り巻く生活・文化に関する地域的特色の理解を通じて、広い視野で現代社会を主体的に考察する視点を獲得することを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義形式です。理解を深めてもらうために、リアクションペーパーを活用します。準備学習のまとめに使用するとともに、講義内容に関する意見・質問も記入してもらい、不明点を次回以降の講義で説明することを通じて理解度を確認していきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:観光の概念 ―観光やツーリズムとは何か?
観光やツーリズムとは何かを解説します
第2回:観光・ツーリズムの構造 ―観光・ツーリズムの要素と構造
観光・ツーリズムの要素や構造を解説します
第3回:観光地理学の概念 ―概念および方法論
観光地理学の概念および方法論を解説します
第4回:観光地域の変容プロセス ―モデルの解説
モデルに基づいて観光地域の変容プロセスを解説します
第5回:観光・ツーリズムの変遷 ―古代〜マスツーリズム時代〜新しいツーリズムの出現
ツーリズムの変遷について解説します
第6回:自然環境と観光・ツーリズム ―自然環境と観光・ツーリズムとの関係とその変遷
自然環境と観光・ツーリズムとの関係について解説します
第7回:エコツーリズムの定義 ―エコツーリズムとは何か?
エコツーリズムとは何かを解説します
第8回:エコツーリズムの発展 ―エコツーリズムの発展プロセス
エコツーリズムの発展プロセスを解説します
第9回:エコツーリズムの特徴と展望 ―西表島や屋久島などにおけるエコツーリズム
西表島や屋久島などの事例をもとにエコツーリズムの特徴や課題を解説します
第10回:ジオツーリズムの特徴と展望 ― 国内外の事例
エコツーリズムに類似する点の多いジオツーリズムに関して、国内外の事例をもとに解説します
第11回:日本の自然ツーリズム(1) ― 避暑の地域的展開
避暑の地域的展開に関して解説します
第12回:日本の自然ツーリズム(2) ― 湯治・温泉ツーリズムの地域的展開
湯治・温泉ツーリズムの地域的展開に関して解説します
第13回:日本の自然ツーリズム(3) ― リゾートの地域的展開
リゾートの地域的展開に関して解説します
第14回:日本のルーラル・ツーリズム ―ルーラル・ツーリズムの地域的展開
ルーラル・ツーリズムの地域的展開に関して解説します
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義中に教員から示された次回講義のトピックに関する課題について、授業外に既存文献やインターネットなどで自ら調べます。その内容は次回講義の最初にリアクションペーパーにまとめます。講義後、リアクションペーパー記載内容が講義説明の中でどのように位置づけられるのかなどを自己確認します。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。授業中の説明で使用する図表が印刷された資料を配布します。参考文献は講義の中でトピックに応じて随時紹介します。
参考書References
岡本伸之編 2001『観光学入門』有斐閣.
溝尾良隆編 2009『観光学の基礎』原書房.
(財)日本交通公社編 2004『観光読本第2 版』東洋経済新報社.
真板昭夫・石森秀三・海津ゆりえ編 2011『エコツーリズムを学ぶ人のために』世界思想社.
ピアス,D. 著,内藤嘉昭訳 2001『現代観光地理学』明石書店.
江口信清・藤巻正己編 2011『観光研究レファレンスデータベース』ナカニシヤ出版.
呉羽正昭 2017『スキーリゾートの発展プロセス : 日本とオーストリアの比較研究』二宮書店.
矢ヶ﨑典隆・山下清海・加賀美雅弘編 2018『グローバリゼーション 縮小する世界』朝倉書店.
成績評価の方法と基準Grading criteria
この講義の目標に達したかどうかを期末試験またはレポート(2回)で評価します(全体の50%)。また、毎時間提出してもらうミニレポートおよびミニ予習課題の記載内容を評価して平常点(同50%)とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
パワーポイントのスライド進行の速さについて注意します。