文学部Faculty of Letters
GEO200BF海洋・陸水学及び実験Ⅱ海洋・陸水学及び実験Ⅱ
小寺 浩二Kouji KODERA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3425 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
When learning physical geography, I aim at acquisition of systematical knowledge and upbringing of the application ability about the ocean and inland water science" which is the important one field. The content of the lecture will focus on specific domestic and international issues..
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
自然地理学を学ぶ上で重要な一分野である「海洋・陸水学」について、系統的な知識の習得と応用能力の育成を目指す。講義の対象としては、国内外の具体的な課題を中心とする。
到達目標Goal
海洋・陸水学、水文地理学、水文学の研究課題の基礎的知識の習得と、具体的な課題に取り組む上での応用能力を身につける。
特に、①様々な水環境問題に関するレビュー、②具体的な資料の収集、③調査・研究法、④調査結果・収集データの整理、⑤各種データの解析、⑥結果のGISを用いた表現などについて具体的な能力を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本分野における学習を深め、岩圏・水圏・気圏・生物圏の複合領域においてさまざまな形で存在する地球上の水循環の過程における河川・湖沼などのあり方を、人間活動との関連を中心に、水収支・水循環の理論と応用から解釈する方法について紹介し、具体的な課題に取り組みながら考察を深める。
毎回の授業では、出席簿に授業の要約や質問等を記述して提出させ、次回授業でその内容についてコメントする。
また、小レポートと最終レポートを提出させ、それぞれ評価した上で、模範解答を基に、理想的なレポートについて解説する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:海洋・陸水学の理論と応用
海洋・陸水学の基礎を踏まえて高度な理論と応用を理解する。
第2回:陸水学の理論と応用
陸水学全般の理論と応用を理解する
第3回:河川学の理論と応用
流域特性と流域GIS物質収支モデル
第4回:湖沼学の理論と応用
湖沼の分類・熱収支・集水域の物質収支
第5回:地下水学の理論と応用
水循環と地下水の挙動
第6回:雪氷学の理論と応用
降雪・積雪・融雪
第7回:海洋学の理論と応用
沿岸海域・閉鎖性水域
第8回:研究・調査計画
先行研究と地域特性
第9回:現地調査法
観測機材の補正・準備
第10回:現地調査結果整理解析
記録簿・台帳
第11回:水質分析①
簡易濾過・アルカリ度・EC・pH
第12回:水質分析②
メンブラン濾過・シリカ・TOC・全窒素・全燐
第13回:水質分析結果整理解析
シュティフダイアグラム・トリリニアダイアグラム
第14回:総合的な解析・考察
GISによる分布図と解析・考察
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
水環境全般に関する情報を収集し、整理する。特に新聞記事に関しては、切り抜きし、指定された形式に沿って、要旨をまとめる。また、関連する研究会・シンポジウム・学会への出席を奨励する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
小寺浩二(2019):『自然地理学(海洋・陸水)』.法政大学通信教育部
参考書References
・地学団体研究会編(1995):新版地学教育講座⑩『地球の水圏一海洋と陸水』,東海大学出版会,211p,¥2,625
・新井 正(1994):『水環境調査の基辞』,古今書院,168p,¥2,625.
授業ごとに、適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内の実験・課題・試験を総合して評価する。配点は、実験3割、課題4割、試験3割を原則とするが、各授業に関する実験レポートや小テストを行ない、配点を修正する可能性もある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
国内の事例だけでなく、国外についての要望もあったため、今年度は、国内・国外の具体的な調査・研究事例を扱う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
基本的には、毎回PowerPointや映像資料を活用して講義を進める。課題に取り組むにあたっては、基本的な情報リテラシーとGISに関する技量が必要である。
その他の重要事項Others
「水圏」に関する問題を系統的に扱う科目である。環境問題などを扱う上での系統的な専門知識が修得できるはずである。海洋陸水学および実験Ⅰの履修を前提とし、あわせて自然地理学演習(2)・地学実験・地理情報システム(GIS)などを履修することが好ましい。
担当教員の専門分野等
<専門領域>自然地理学・水文学・陸水学
<研究テーマ>
1)水循環に伴う物質循環
2)人間活動に伴う水環境変化と保全
3)GISを用いた流域水・物質循環解析と環境マネージメント