文学部Faculty of Letters
HIS200BE(史学 / History 200)東洋史特講Ⅲ東洋史特講Ⅲ
芦沢 知絵Chie ASHIZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3164 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course introduces the history of the modern Chinese economy. The aim of this course is to help students acquire an understanding of the historical process and problems of China's economic growth.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は「近現代の中国経済史」をテーマとする。
中国の経済発展は今や目覚ましい。一方、中国がなぜこれほど急速な発展を遂げたのか、また中国経済の実態や構造はどのようなものなのか、疑問を持つ人も多いであろう。そもそも歴史を振り返ってみれば、近代以前の中国は、政治的にも経済的にもアジアの中心であった。しかし、近代以降は列強の進出や戦争の影響により、中国経済は「停滞」したとされる。もっとも、近年の研究では、上海などの沿海都市部における、近代産業の発展的側面も明らかにされつつある。
本授業では、こうした最新の研究成果や諸資料をもとに、中国がどのような過程を経て今日の経済発展に至ったのか概観する。その上で、現在にも通じる中国経済の特質・問題点とは何か、歴史的な視点から共に考えていきたい。
到達目標Goal
近現代における中国経済の変遷をたどり、中国近現代史及び中国経済史に関する知識や理解を深めるとともに、歴史的視点からみた中国経済の特質・問題点について、主体的に考察する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に講義形式をとり、毎回授業後にリアクションペーパーを提出する。提出されたリアクションペーパーは、次回授業時に一部を公開・回答し、フィードバックを行う。また、授業内で文献・史料の読解を行うため、ある程度の予習が必要となる場合もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:中国経済史入門
中国経済史を学ぶ意義・方法
第2回:前近代の中国経済
伝統的商業秩序の形成
第3回:清末の近代化①
開港と外国資本
第4回:清末の近代化②
洋務運動と殖産興業
第5回:民国期の産業勃興①
新興資本家の出現
第6回:民国期の産業勃興②
軍閥と地方財政
第7回:国民政府の経済政策①
中央集権化と幣制改革
第8回:国民政府の経済政策②
戦時下の動員・統制
第9回:戦後の香港・台湾経済
冷戦期の華人資本
第10回:社会主義計画経済①
集団化と国有化
第11回:社会主義計画経済②
政治運動と混乱・停滞
第12回:改革開放と経済成長①
市場経済への移行
第13回:改革開放と経済成長②
WTO加盟とグローバル化
第14回:現在の中国経済
発展と社会矛盾
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業内で紹介した参考文献や配布プリントをもとに知識と理解を深める。また、中国経済に関するニュースや新聞・雑誌記事にも自主的に目を通し、問題意識を高める。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし
参考書References
主な概説書は以下。その他は授業内で紹介する。
岡本隆司編『中国経済史』名古屋大学出版会,2013年.(第4・5章)
久保亨・加島潤・木越義則『統計でみる中国近現代経済史』東京大学出版会,2016年.
丸川知雄『現代中国経済』有斐閣,2013年.
成績評価の方法と基準Grading criteria
① 平常点 30%
毎回授業後に提出するリアクションペーパーを評価対象とする。
② 期末レポート 70%
授業内容に関するテーマをもとにレポートを執筆し提出する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初学者にも理解しやすい講義を心がけ、写真や映像などの視覚的な資料も多く用いる。また、毎回リアクションペーパーへのフィードバックを行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムを利用する場合がある。