文学部Faculty of Letters
LIT200BC(文学 / Literature 200)中国文芸史A中国文芸史A
長谷川 真史Masashi HASEGAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A2561 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Lecture on Chinese classics that had a strong influence on Japan,introduce how Chinese literature flowed into Japan and how Japan absorbed them and incorporated them into their own culture.Also, while reading the original text and its annotations, check the basic matters related to kanji, grammar, rhetoric, etc.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本に強い影響を及ぼした中国古典(特に漢詩)を毎回取り上げ、中国文学がどのように日本に流入し、日本がどのようにそれらを吸収し自国の文化に取り入れていったかを、文学作品の鑑賞を通して紹介しする。また、原文とその注釈を読解しながら、漢字・漢語・語法・修辞などに関する基礎的な事柄を確認する。
到達目標Goal
中国古典文学(詩・韻文・散文、日本漢文を含む)の語法を知り、読解能力を高めることを目標とする。また、文学作品の鑑賞を通して、アジア漢字文化圏に生きる一員として必要不可欠「教養」を身につけ、日本文化・日本文学との関わりから、現在に生きる中国古典の有りようについての「問い」をもち、考える端緒を得ることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義はZOOMによるオンライン授業を予定している。(リアルタイム配信)
状況に応じてオンラインと対面を切り替える場合もある。
基本的に講義形式で授業を行い、随時レポート課題を出す。
中間レポートについては授業時間内に全体でリフレクションを行う。
期末レポートについては個別に総評を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクション(教養としての漢詩)
漢詩の基礎知識(漢字の中古音と平仄)についての概説
第2回:「詩」の源流について
『詩経』とその注釈・翻訳についての概説
第3回:近体詩と古体詩について
陶淵明「飲酒」解説:古詩の解説
第4回:近体詩について①
杜牧「江南春」解説:絶句の規則についての概説
第5回:近体詩について②
杜甫「春望」解説:律詩の規則についての概説
第6回:対句の構造について
杜甫「登高」解説:全対格についての概説
第7回:中間レポートガイドライン解説
レポート「漢詩をつくろう」:漢詩作成キットの解説
第8回:楽府について
李白「子夜呉歌」「秋浦歌」解説:古楽府と新楽府についての概説
第9回:版本とテキスト
李白「静夜思」解説:異同と校勘についての概説
第10回:日本文学との関わり①
白居易「香炉峰」詩解説:『白氏文集』と平安文学についての概説
第11回:日本文学のとの関わり②
菅原道真「不出門」解説:平安知識人と漢文についての概説
第12回:期末レポートガイドライン解説
中国古典学のレファレンスとリテラシーについての概説とレポート作成についての解説
第13回:漢詩と日本人①
明治時代の文学者と漢詩についての概説
第14回:漢詩と日本人②
井伏鱒二の翻訳詩についての概説。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
シラバスに記載した事項や書籍、文学作品について下調べをして「問い」をもって講義に臨むことが望ましい。
分からない言葉については辞書で調べること。
人名や地名などについてはインターネット等を利用して調べてもよい。
授業前後、各3時間程度の準備・復習時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。(適宜資料を配布する。)
参考書References
【研究書】松浦友久『校注唐詩鑑賞辞典』(大修館書店)、松枝茂夫『中国名詩選』上中下(岩波文庫)興膳宏『中国文学を学ぶ人のために』(世界思想社)
【辞書類】『大漢和辞典』(大修館書店)、『学研漢和大字典』(学習研究社)は図書館で利用。所持用としては『新字源』(角川書店)、『漢字源』(学習研究社)、『漢字海』(三省堂)。電子辞書も可。
これ以外については授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート(50%)、中間レポート(20%)、授業の出席(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
インターネットに接続し、閲覧できる機器。パソコンかタブレットが望ましいが、スマートフォンでも受講できるよう配慮する。
漢和辞典(電子辞書も可)を手元においておくとよい。
その他の重要事項Others
出席を重視する。事故、病気などやむを得ない事情は考慮する。公欠、やむを得ず欠席する場合などは事後報告でも構わないので、証明書類等を提出すること。
全授業回数の3分の2以上の出席がないと、原則として学期末レポートを認めない。