デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE200NA(建築学 / Architecture and building engineering 200)サステイナブルデザインDesign for Sustainable Buildings
出口 清孝Deguchi KIYOTAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | B3001 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月1/Mon.1,月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 建築:建築士 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
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Outline (in English)
In this course students will learn about sustainable systems harnessing vernacular buildings and low energy buildings.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
気候風土に応じて発達してきたヴァナキュラー建築がいかに低負荷な住宅であるかを学習し,自然エネルギーを利用した建築の実際について,原理や計画手法を習得しながら,環境保全に関する知識を身につける。
到達目標Goal
1)自然エネルギーを利用し環境に低負荷な手法の原理を理解する。
2)自然エネルギー利用の手法をどのように応用するかを習得する。
3)気象データを理解し,その特徴を実社会に応用する方法を習得する。
4)簡易な模型を用いて温熱環境の原理を理解する。
これらを通して,様々な分野に応用できるサステイナブル(持続可能)な技術の応用力を習得することを,を到達目標とする。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:
- 文化性:○
- 倫理観:◎
- 建築の公理:
- 芸術性:
- 教養力:○
- 表現力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち「DP2」、都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」、システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は「学習支援システム」と「zoom等」による遠隔で行い,毎回の授業は,講義と演習とを交互に交えて進める。講義は,様々な気候に応じたヴァナキュラー建築とその環境工学的特徴について,写真と図によって紹介する。簡易な建物模型を用いて温湿度の計測も場合によっては行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回:地下に住まう
トルコ・カッパドキアの洞窟型住居,チュニジア・マトマタの穴居住宅などの地下住居の実例から,環境的特性を知る。
2回:地下途上の恒温性能
土壌の恒温特性の一例について,定量化を演習する。
3回:風を取り入れて住まう
イラン・中央アナトリア地方ヤズドの「採風塔」のある住居,地下水路と貯水槽の採風塔による冷却など,通風による涼房特性を知る。
4回:温度差(浮力)による換気
温度差換気を利用した住居を演習する。
5回:高温・低湿度環境に住まう
砂漠気候の熱容量の大きい住居の住まい方と効果。カスバなどを通し,断熱・熱容量の特性を知る。
6回:高床や水上型住居
インドネシアとタイの高床式住居,ボルネオの水上住居から,その環境特性を知る。加湿冷却の特性を演習により習得する。
7回:厳寒地に住まう・夏と冬の季節の調和
モンゴルの厳寒期の環境,カナダイヌイットの住居イグルー,韓国のオンドルなどの実例を通し,蒸暑と厳寒の気候に対応した住居環境を知る。
8回:蒸暑で厳寒気候に対応した住居
夏は蒸暑気候でかつ冬は厳寒気候に対応した住居形式を演習により習得する。
9回:歴史にみる住まう技術
各国の歴史的住居形式の変遷を通し,環境技術を知る。
10回:建物模型を用いた温熱環境の計測計画
建物模型を用いた温熱環境の計測について,実験計画を立てる
11回:建物模型を用いた温熱環境の計測実験(1)
建物模型を用いた温熱環境の計測について,実験計画に基づき実験を行う。
12回:建物模型を用いた温熱環境の計測実験(2)
建物模型を用いた温熱環境の計測について,実験計画に基づき実験を行う。
13回:建物模型を用いた温熱環境の計測実験結果
建物模型を用いた温熱環境の実験結果から,考察と対策について考える。
14回:総合復習
講義・実験を通して得られた知見について報告し,議論する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義の理論を復習すること。また,シラバスを読んで次の講義の内容を予習する。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
原則として使用せず,必要に応じて講義に関するプリントを配布する
参考書References
『理科年表』(丸善)。
村上周三著,『ヴァナキュラー建築の居住環境性能』(慶応技術大学出版会),
木村健一(編著)『民家の自然エネルギー技術』(彰国社),
磯田憲生ほか(編)『CDブック ハウスクリマ』(海青社)など
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内に実施する演習を20%,試験またはレポートを80%程度として総合して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
演習は,今まで経験していない内容もあるが,想像力を発揮して課題に対し積極的に取り組むこと。