デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ECN100NA（経済学 / Economics 100）エコノミクスEconomics
多部田 直樹Naoki TABETA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | B1053 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2023年度~）Category (2023~) | |
| カテゴリー（2019~2022年度）Category (2019~2022) |
建築学科 基盤科目 人文社会系 社会科学分野 |
| カテゴリー（招聘学科）Category | ＳＤ |
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Outline (in English)
This course on economics centers on theory of industrial organizations, considering aspects of industrial/organizational, strategic and city economics and fundamentally related micro and macro economics. The aim is to familiarize students with analysis tools for algebra and statistics essential to modern economics and to raise their analytical and critical thinking skills. With this in mind, the course avoids approaches via historical doctrine and ideology, and emphasizes applications of ideal economic models and real world solutions to economic problems. Lectures will be mostly equivalent to standard 1st/2nd year university microeconomics courses taught in the US. Students falling short of the fundamental skills in reading, writing and mathematics (up to high school equivalent; algebraic/simultaneous/quadratic equations, linear/quadratic functions, calculus) must be able to make up for these areas by self-study. To reinforce comprehension, classes will not be comprised completely of lectures but also encompass practice tutorials. In addition, 3 to 5 lectures in English will be given. In the final exam, multiple choice/true or false questions will be written in English, and essay questions answered in Japanese.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この『エコノミクス』では、『産業組織論』の中心課題にもあげられる「企業・組織の経済学」や「戦略の経済学」あるいは『都市経済学（交通経済学）』を考える上で必要となるミクロ経済学とマクロ経済学の基礎を学ぶ。本講義の目標は、近代経済学の学習に不可欠な初歩的な代数、解析、簡単な統計処理方法などの分析ツールに親しんでもらうことで分析能力と思考能力を高めてもらうことにあります。従って、この講義では学説史的なアプローチやイデオロギーの議論は避け、「経済モデル」の理解と現実的ミクロ経済問題解決に向けての応用に力点が置かれる。講義レベルは、米国の標準的な大学で1～2 年次に学習するミクロ経済学の内容とほほ同等である。読み・書き・数学の基礎学力〔高校までの確実な数学力（文字式、連立方程式、二次方程式、一次関数、二次関数、微積分）〕の基礎が足りない者は、各自でその弱点を補うだけの自主的努力が要求される。理解力を高めるために、一方的な講義ではなく問題演習を課します。中間試験、期末試験は、多岐選択・正誤などの記号選択の形式を予定しています。
到達目標Goal
本講義履修者が真摯な学習を通じて獲得しうるスキルは以下の３点になります。
①経済学的に物事を考えるための経済理論の基礎を身につける。
そのためには、皆さんが行うこと、日頃から経済の諸問題などに 対して、「なぜ、どうして」などの問題意識を持ち、仮説化し検 証する習慣を身につけるための動機づけをおこなう。
②英語で経済・ビジネスの情報をえるための基礎的な用語や簡単な文献が読めるようになること。
③①を行うための基礎的な数学（あるいは数学的処理）方法や経済
モデルを学ぶこと。
学習・教育到達目標との関連（アーキテクト・マインド）
教養力：◎
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:◎
- 文化性:○
- 倫理観:○
- 建築の公理:
- 芸術性:
- 教養力:◎
- 表現力:○
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」に関連
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
ミクロ経済学とマクロ経済学の基礎を適時に配布するプリント教材を中心に講義を進めていきます。また、時折、実証分析などの例をパソコンを用いて紹介します。講義全体を通じて、経済理論を実際の経済あるいは社会問題に応用することに主眼を置きます。また、将来国際的な職に就こうとする学生や留学を考える学生のために、適時に配布する英文による経済の多岐選択問題(multiple choice)や正誤問題(True / False)のプリントも講義で解説します。試験は、中間テスト期末テストの２回を予定しています。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1：経済学とは何か
経済学とはどんな学問か。経済学的に考えるとは何かを解説する。本講義を通じて、実証分析に向けて、仮説化と検証、理論構築のプロセスを知る。
2：経済学に使う数学（その１）
クラメールの公式、行列式について学ぶ。
3：経済学的の物事を考え、分析しよう（その１）
機会費用とは何か。費用・便益の観点から大学進学の是非を考えてみよう。費用・便益の推定法についても学ぶ。
4：経済学的に物事を考え、分析しよう（その２）
業界別に見た生涯所得の推定方法などを学び、経済学が身近な分析に役立つことを学ぶ。
5：社会現象を仮説化してみよう～統計学入門
これまでの講義のまとめとして、経済数学や統計処理の初歩について学び仮説の設定の仕方を学ぶぶ。
6：市場における需要と供給について（その１）
完全競争市場における需要と供給を考える。
7：市場における需要と供給について（その２）
需要と供給の分析の応用例を学ぶ。
8：価格の弾力性と売上の関係について市場構造について
需要の価格弾力性と売上の関係を学ぶ。
9：市場構造について
産業分析で重要な市場構造（完全競争、独占的競争、寡占、独占）の特徴とそれぞれの市場における企業の行動と成果について考える。
10：経済学に使う数学（その２）
微分の復習をしたあと、条件付き最大・最少を考えるため「ラグランジュの未定乗数法」について学ぶ
11：ミクロ経済理論の応用（その１）
授業で配布する英文の問題、Sample Question 1の問題を解きながら解説していく。この演習問題を通じてこれまでに学んだミクロ経済学理論の応用の仕方を習得する。
12：ミクロ経済理論の応用（その２）
11回目の講義の続きでSample Question 1の問題を解きながら解説していく。この演習問題を通じてこれまでに学んだミクロ経済学理論の応用の仕方を習得する。
13：ミクロ経済学理論のマクロ経済理論への応用（その１）
授業で配布する英文の問題、Sample Question 2の問題を解きながら解説したり、配信資料で解説を行う。この講義でマクロ経済学理論の基礎をザックリ学ぶ。
14：マクロ経済理論の応用（その２）
13回目の講義の続きでSample Question 2の問題と配信資料の解説を行う。この講義を通じてマクロ経済学理論の基礎をザックリと学ぶ。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
演習課題・レポートの提出(１回程度）と英文によるミクロ経済学とマクロ経済学の問題の予習と復習が必要。授業で配布する英文のMultiple choice, True/Falseの問題（Sample Question 1、Sample Question 2）や配信資料を基に試験を課すので資料に目を通して、復習中心の学習をすることが重要となる。
講義ノートや配布プリントを中心に進めるため講義に出席し、講義内で習ったことの復習を中心に学習すること。事前に資料が配信された場合は、配布されたプリント（資料）や英文の演習問題には目を通しておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各１～2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。講義ノートと適時に配布するプリント教材を中心に講義を進める。
参考書References
『ミクロ経済学 第２版』（成文堂）多部田直樹[２０２０年５月]を参考書として用いますが、買う必要はありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
○授業への取り組み・平常点・演習課題とレポートの提出：２０－２５％、◎中間試験と期末試験：７５－８０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レポートの書き方、統計や数学の復習、アメリカの大学における勉強の仕方等、経済学を超えた盛りだくさんの解説で役立ったとのコメントがありました。その一方で、内容が広範なため消化不良を起こす学生もいます。消化不良を起こさないように、みなさんも講義の聞き流しではなく、学習したことを復習してください。英文プリント配布時の予習を除き、講義内容の復習を中心に学習してください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。（通常は、配布プリント教材の参照とホワイトボードの板書が中心です。）
その他の重要事項Others
２０２１年度の授業も秋学期になりました。
シラバスの内容も変更する場合もあります。ご了承ください。
対面授業で行う予定です。